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スウェーデンの環境少女で16歳のグレタ・トゥンベリの始めた抗議運動は、実はNGO「We have no time 」が仕掛けたシナリオに沿って展開していることが分かりました。
いずれにしても、グレタ個人が始めた運動であっても、NGOが始めた運動であったとしても、地球温暖化（寒冷化）はすでに待ったなしの危機的な状況にあり、この抗議運動が世界的に知られたことは良いことかもしれません。
しかし、実は気候変動対策だけでは終わらない現実があります。それはアメリカ元副大統領のアル・ゴアの背後にいる組織と金融資本との結び付きです。
「不都合な真実」というドキュメンタリー映画を制作したアル・ゴアは、2004年に環境関連産業と持続可能な産業に投資をするヘッジファンドを設立しました。
元副大統領 アル・ゴアの告発 ～“不都合な真実”はいま～
現在、イギリスのロンドンとアメリカ西海岸のサンフランシスコに拠点がありますが、具体的に気候変動のリスクと機会を開示する企業の支援と、低炭素社会へ移行するための金融市場の安定化を目的としています。
組織内には、元ニューヨーク市長で大手経済紙「ブルームバーグ」の創立者マイケル・ブルームバーグが所属しており、大手投資銀行の「JPモーガンチェイス」、「ブラック・ロック」、「バークレイ銀行」、「HSBC（香港上海銀行）、中国の大手銀行やインドの「タタ・スチール」、「ダウ・ケミカル」、「BHPピリトン」など、グローバル企業も所属しています。
この組織は、世界各国の中央銀行（日本は日銀）が相互に決済をする機関、「国際決済銀行（BIS）」がメンバーを選定して立ち上げた組織であることが明らかになっています。
そして、基本的な目標としては、世界各国の年金基金や投資資金を環境関連産業に誘導することです。これにはイギリスの中央銀行であるイングランド銀行やイギリスの大企業も後押ししています。
つまり、再生可能エネルギーをはじめ、地球温暖化（寒冷化）の防止と気候変動対策に積極的な環境関連産業に、金融市場の資金を誘導することであるということです。
このような状況の中、金融市場にある巨額の資金をクリーンな産業に誘導する巨大なプロジェクトが進行していることが分かります。これには、巨大投資銀行やグローバル企業、そして各国の中央銀行が参加して推し進めている巨大なプロジェクトです。
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結局、若干16歳の環境少女であるグレタ・トゥンベリが中心となって始まった若者による気候変動対策を求める世界的な抗議運動は、国際的な金融機関が巧妙に準備したプロジェクトであることが分かるはずです。
グレタ・トゥンベリは、こうした巨大プロジェクトのシナリオを実現する役者の一人であり、この巨大プロジェクトの中心にいるのが世界最大の投資銀行「ゴールドマン・サックス」であるということです。
そして、その目的は成長限界にぶち当たった現代の資本主義システムの再編成であることは間違いありません。いよいよ、リーマンショックをはるかに超える世界的な金融危機が始まり、世界は恐慌に突入していくと思われます。
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2019年10月15日
