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ウォール街揺るがした韓国系ビル・ファン…野村・クレディスイスの時価総額８兆ウォン蒸発
(出典：2021年3月31日 中央日報）
全部で4兆円が消滅したヘッジファンド「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」による金融詐欺事件によって、日本の野村証券や三菱UFJ銀行、そしてみずほ銀行などが巨額の損失を受けました。
最も損失が大きかったのは「クレディ・スイス証券」で約5000億円、次に野村証券で約2200億円、さらに三菱UFJ銀行は約330億円、みずほ銀行の100億円と続いています。
原因は、韓国系アメリカ人の投資家ビル・ファンが400億ドル（約4兆円）の運用に失敗したからです。2012年、ファンは中国銀行の株インサイダー取引の疑いで、アメリカ証券取引委員会（SEC）から提訴されています。
その後、自身のファンドを閉鎖し、SECとの和解条件として金融業界に出入りすることを禁止されました。ところが、一族の資産を管理するただの「ファミリービジネス」ということで、投資顧問業者としてSECから免許を登録する必要がないと判断して再びファンドを立ち上げたわけです。
ファミリービジネスであれば、SECに所有者の名前や運用資産額などの開示義務がないということですが、実は日本の大手金融機関の野村証券やメガバンクなどが隠れて融資していたというわけです。
ビル・ファンにも問題がありますが、金融業界の倫理が欠けている大手金融機関にも問題があることは明らかです。そもそも、倫理などなかったのがアメリカのゴールドマンサックスなどの金融機関ですが、日本の金融機関も負けず劣らずの腐敗ぶりを見せています。
IMF｢世界経済見通し｣最新版を公表。成長率｢最低｣に沈んだ日本、ワクチン戦略で格差の開く世界経済
(出典：2021年4月8日 BUINESS INSIDER）
いよいよ、世界的な金融危機が起こることが世界中でささやかれ始めました。まず、世界各国の国債が暴落し、長期金利の急上昇が止まらなくなると今度は株価が大暴落することになります。今回、「アルケゴス・ショック」から始まった金融不安によって、それはすでに始まっています。
とはいえ、債券・株式市場に大きな変化はなく、1年前から「ワクチン接種の効果で景気回復が進んでいる…」などと、政府やマスメディアは嘘の報道を公表することで何とか維持してきました。
「アルケゴス・ショック」によって、世界中の投資家たちが不安を感じるようになりましたが、IMF（国際通貨基金）はアメリカのGDP（経済成長率）を＋5.1％台に上方修正し、ユーロ圏は＋4.4％、そして日本は＋3.3％になると発表しています。
実際に、ニューヨークダウ平均株価は3万4000ドルを目指して上昇をし続けています。また、日経平均株価も3万円台を維持しています。つまり、金融危機を起こさないように各国政府と中央銀行が大量の紙幣を印刷し、次々と株を購入して乗り切ろうとしているということです。
現在、ビル・ファンの処罰などについては報道されることもなく、金融当局のSECやFRBが金融危機を抑え込んだ結果となりました。しかし、金融市場全体に「金属疲労」が広がりつつあります。
結果として、アルケゴス・ショックによる金融市場への影響は大きく、約30兆円の株価が失われたことになります。世界中の金融機関は、「なかった話」にしたいようですが損失はさらに増える可能性があります。
｢会社は私たちに辞めてほしいのだな……｣希望退職迫るリストラマニュアルの中身
(出典：2021年2月16日 BUINESS INSIDER）
もう余裕がなくなった大企業や大銀行は、競合他社や個人を訴えたりする元気がなくなりつつあります。なぜかと言えば、これから起きることを知っているからです。今やれることは、「日本人1億総リストラ」です。
金融危機というのは、1929年のウォール街大暴落、1987年のブラックマンデー、2001年のITバブル崩壊、そして2008年のリーマンショックを振り返ってみても、全て秋に起きる傾向があります。しかし、すぐにでも始まるような雰囲気が漂ってきました。
野村に続き三菱UFJ証券も巨額損失…リーマン・ショック級の金融危機が再来か
(出典：2021年4月2日 Yahooニュース）
今、世界中から英語で書かれた非公開情報が集まってきていますが、政治や経済に関心のない日本人のほとんどは気づかないうちに徐々に追い詰められてきています。英語を読めない（読まない）だけではなく、自分のことしか興味がないということです。
いよいよ、令和維新が始まることになれば、巨大なメガバンクまで破綻していくことが明らかになります。金融だけでは生活できないことを、多くの人が経験することになりそうです。私たちは、もうすぐ考えを大きく変える必要が出てきました。
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2021年4月13日
