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恐れていた感染第2波、正体は感染力を増したG系統
 (出典:2020年7月15日 Yahooニュース)
東京・首都圏を中心に、日本では2度目の感染拡大がすでに始まっているという懸念があります。警告する専門家も徐々に増えていますが、私たちAtlasの見解についてお伝えしたいと思います。
まず、「東京大学・最先端科学技術研究センター」の研究によると、アジア全域で毎年流行している「風邪ウイルス」は、実は中国雲南省由来のコロナウイルスであるとされています。両者は、同じコロナウイルスとして、いくつかの特徴を共有しているというわけです。
このため、日本も含めてアジア地域に住む人々は新型コロナウイルスに対するある程度の免疫があり、その結果として東・東南アジアでは欧米諸国と比べると2%~6%と致死率はかなり低くなっています。
もしこれが本当なら、日本で新型コロナの第二波が11月から本格的に始まったとしても、高齢者や既往症を持つ人々以外は警戒する必要はないかもしれません。ただし、第二波の新型コロナが第一波と同じタイプのウイルスである場合です。
もし第二波の新型コロナがこれまでとは異なる突然変異したウイルス株である場合、第一波と同じ原則が当てはまるという保証は全くありません。
新型コロナと異なる肺炎 急速に症状悪化し死亡
 (出典:2020年7月10日 テレ朝news)
そのような状況の中、中央アジアに位置するカザフスタンにある中国大使館が興味深い発表をしています。中国大使館は、現地メディアの報道としてカザフスタンでウイルス性の肺炎が発生し、この半年で死者1700人を超え、先月だけで628人が死亡したと発表しました。
死者の中に中国人も含まれており、肺炎の原因は不明で新型コロナよりも致死率がはるかに高いとして注意を呼びかけています。
一方、カザフスタン保健省は中国側の情報が事実ではないとして、未知の肺炎が流行していることを否定しています。しかし、この新型肺炎が突然変異した新型コロナウイルス(Covid-19)であれば話は別です。
これから日本で始まろうとしている第二波がこの突然変異した株である場合、第一波の時のような低い致死率である保証は全くありません。
カザフスタン、「新型コロナより深刻な新型肺炎」否定、フェイクニュースと中国を批判―仏メディア
 (出典:2020年7月13日 So-net)
この発表があった直後、WHO(世界保健機関)はカザフスタンの新型肺炎に関するコメントを発表し、専務理事のマイケル・ライアン博士によると、まだ断定はできないものの、今回カザフスタンで見つかった新型肺炎は、Covid-19の疑いが強いと発表しています。
また、カザフスタンでは毎週1万人ほどの感染拡大が続いてており、感染の有無を検査する技術の不足から多くの感染者が陰性と判定されており、見逃された感染者の発症が相次いでいる可能性があるとされています。
突然変異で生まれた「感染力が強い新型コロナウイルス」が世界で大流行しているという研究結果
 (出典:2020年7月6日 Gigazine)
他方、新型コロナの危険な変異を示す発見として、細胞学を中心とした科学専門誌にロスアラモス国立研究所やデューク大学などが行った研究結果が掲載され、イギリスの新型コロナに感染した重症の患者を調査したところ、ウイルスの突然変異が確認されたという研究結果を出しています。
現在、世界で最も一般的に知られる新型コロナ株は「D614G」ですが、その表面のタンパク質に変異が生じているとのことです。
この変異した新型コロナの感染力を実験室で確認したところ、中国の武漢で発生した株よりも約3倍~6倍の感染力を持つことが明らかになりました。ただし、毒性については確認できなかったといいます。
この結果については、専門家の間で変異型のウイルスはさらに増殖しやすくなっているとし、各国の国民に向けて最大限の注意を喚起しているようです。
当然、カザフスタンで見つかった新型肺炎がこの変異した新型コロナ株であるのかどうかはわかりませんが、もしこの「D614G」という変異型が日本で拡大している株である場合、東京都で一日の感染者数が400人を越えるのも時間の問題かもしれません。
とにかく油断してはならないわけですが、お盆など連休が続く中で旅先や出張先では十分に注意する必要がありそうです。
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