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【マーケットを語らず Vol.92】「次の30年」は「過去の30年」とは異なる:All Things Must Pass 「過去30年」の米国株価の上昇は異例であり、その背景を考えると、「次の30年」では再現不可能と見られます。
 (出典:2023年1月24日 フィデリティ投信)
この30年を振り返ってみると、1980年代は日本バブルで株式や不動産価格が高騰し、1990年代は中国バブル、そして2000年代は新興国、つまりBRICSに世界中から投資が集まり、世界中の投資家たちが資産を形成してきたわけです。
一方、アメリカに投資してもある程度の資産を築くことができました。1980年代に30代であった人は現在70代であり、自民党の「対米従属政策」でそれぞれ悠々自適な老後を送れていると思われます。
1990年代のニューヨーク株式市場は、ITバブルが始まってAppleやGoogle、Yahoo、Microsoftなどナスダック銘柄が何百倍も上がりました。途中、ITバブル崩壊やリーマンショックなどの暴落がありましたが、20年以上長期保有していれば今頃は億万長者になっていました。
ブリオンボールトの金価格(円建て)チャート
 (出典:2023年9月1日 BullingVault)
他方、金(ゴールド)の現物を長期保有していた人も、約10倍になって資産を増やしました。円建て金価格は20年以上も右肩上がりであり、2008年のリーマンショック後を除いて安心して資産を増やすことができたわけです。
残念ながら、BRICSなど成長著しい新興国に投資した人は、一部で大損したという話が聞こえてきます。例えば、年利17%のトルコリラが何度も暴落し、下げ止まるのを待っているうちにどんどん損益が膨らんだのは典型的な投資の失敗例です。
2000年代にブームとなった南アフリカやトルコへの投資は、利益を出す局面もあったと思いますが、今となってはアメリカや金(ゴールド)に投資しとけばよかった、冷静になって考えてみると後悔してしまうものです。
コロナ騒動やウクライナ戦争など、情勢不安と強く感じた一部の鋭い日本人も緊急事態宣言が発動された2020年4月頃から、田中貴金属や三菱マテリアルなどで現物の金地金を購入するようになりました。
2000兆円の家計金融資産が外貨に流れて起きる、為替と金利のリスクシナリオ 家計金融資産の開放を唱える「骨太の方針」、資産運用立国論に死角はないか
 (出典:2023年6月17日 JB press)
特に、海外のニュースを英語や外国語で読める人は、先行した欧米諸国ではワクチン接種で健康被害を受けていることを知っており、ウクライナ戦争が勃発する可能性があることを感じていました。
また、中国の不動産バブルが崩壊寸前であることや、BRICSの政情不安なども熟知していました。テレビや新聞には、「自称・専門家」という人たちが顔を出していますが、彼らには市場の相場を読む能力はありません。
彼らの仕事は、英語を読めない(読まない)日本人を騙して、欧米の国際金融資本を儲けさせることです。医師が危険なワクチン接種を勧めたのと同じ方法で、日本国民が保有している約2000兆円の金融資産をどのように没収するか、を考えています。
だから、別に無理して株式や債券に投資する必要はなく、これからは円ドルの為替相場を予測しながら対応すればいいということになります。なぜかと言えば、1グラム=1万円の大台を突破した金価格がいつ下落を始めるのかわらないからです。
結局、円建て金価格が上昇し続けたのは円安基調が長く続いているからです。今後、何も考えずに長く金(ゴールド)を保有していた人も、いよいよ金融市場の相場を分析する必要性が出てきたと思います。
ただし、物事をできるだけシンプルに考えるのが「王道」であり、強欲にならずに自分が将来的に目指している方向性に投資を合わせることです。その方向性が間違っていないのなら、結果はついてくるはずです。
キャシー・ウッド氏の熱烈ファンも離脱、全アークETFから資金流出
 (出典:2023年7月15日 Yahooニュース)
今回、資産(会社や家族)を守ろうとする「無欲」で金(ゴールド)を長期保有してきた人は、老後に必要な資金を手に入れることができました。相場を読めなくても投資に勝つことができると証明され、このことを若い人たちに伝えていくべきです。
そもそも、YouTubeで投資顧問やカリスマ投資家がチャートのパターン分析などをしています、理解できる人などほとんどいません。ただのギャンブラー(相場師)でしかないため、専門用語を多用してもっともらしいことを言って騙すのが目的です。
コロナ騒動以降、なぜアメリカで注目されているカリスマ投資家たちが次々と大損しているのかと言えば、ただの目立ちたがり屋でしかなかったからです。冷静さを失った投資家は、その株を売れば上がり、買えば下がるという災難に見舞われています。
もうこうなるとプロと素人の差はなくなり、あらゆるデータを分析して投資判断をするのも考えようです。だからこそ、自分が正しいと考える生き方に資産を合わせることです。
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