The World Ahead 2022
(出典:The Economist)
エコノミスト誌が、毎年年末に出版している翌年の予測特集誌が今年36年目を迎え、今までの「The World in」から「The World Ahead」にタイトルを変更し、その一部がオンラインに公開されています。
EU、ベラルーシへの制裁拡大 国境での移民問題受け
(出典:2021年11月16日 BBC*)
今年8月以降、ベラルーシのポーランド側国境には、イラクやシリア、イエメンなど紛争から逃れて数千人規模の移民が押し寄せています。
厳寒の中、EU加盟国への入国を望んでいます。EU(欧州連合)は、ベラルーシがポーランドなどへ向かうように移民を誘導し、人道危機を引き起こしていると批判しています。EUは、ベラルーシに追加制裁をすると発表しています。
最近、そのポーランドが進めてきた司法改革がEUの理念に反していると批判を受け、ポーランドもEUから離脱する可能性が出てきました。EUという組織は、自分たちにとって都合の悪いことを無視する傾向があります。
独裁的なEUが解体されるのは時間の問題で、これまで長いヨーロッパの歴史の中で抑圧されてきた人々の恨みによって争いが始まり、来年2022年から下手すれば国家間の軍事衝突さえ引き起こされるかもしれません。
焦点:COP26が死守した「1.5度目標」、達成になお高いハードル
(出典:2021年11月18日 Reuters)
さて、気候変動対策を協議するCOP26会議では、世界の平均気温の上昇を産業革命前から1.5度に抑える努力を追求すると明記されました。結局、利害関係者しか集まらないだけの国際会議では、地球の悲鳴を感じ取ることができるわけがありません。
長年にわたって、地球上にある石炭や石油、鉱石、そして天然ガスなどの資源を抜き取られてきました。気候変動の原因について、私たち人類が今さら気づいてももはや手遅れであるように思います。
世界人口が78億人を超える中、生きていくために必要な食糧やエネルギーが必要なために地球上の資源を吸い取って環境を破壊しているのは明らかです。しかし、各国が二酸化炭素の排出量を減らす努力をしたところで、状況は変わらないところまで追いつめられてしまいました。
結局、ガソリン車や火力発電所が原因であるとされ、地球の悲鳴が認識されないまま、さらにアフリカ諸国などで人口が増えるのは間違いありません。この20年で、中国やインドなどの新興国が経済発展し、生活が豊かになりました。
30億人を超える人々が、先進国に住む私たち日本人よりも贅沢をするようになり、それによってさらに地球環境の破壊が進んでいます。問題は、政府の発表に騙されず、コツコツとエコな生活をしている人々が一部だということです。
今世紀中に2.4度上昇、COP26提出の計画実行でも=研究機関
(出典:2021年11月10日 Yahooニュース*)
カネを儲けるだけが目的の企業や個人が存在する以上、地球環境が二度と元の姿を取り戻すことはできないかもしれません。計画実行が間違って想定されているように、近い将来、気温は1.5度の上昇では済まず、3度以上上昇する可能性があります。
世界人口が増えれば増えるほど、石油や天然ガス、そしてEV(電気自動車)用のリチウム鉱石の需要は増えると同時に、欲望を満たすために違法行為が増えてきたり、身内や近隣住民とのいざこざも生まれてくるものと考えられます。
その結果、ますます多くの殺人事件が発生し、被害者や加害者、加害者の年齢が若年化し、制御できないほどの憎しみで溢れるようになり、社会から拒絶され、孤立する恐怖からますます行動的になるのは避けられなくなります。
「家族による殺人増加」家にいるほど身内への憎しみが増幅するメカニズム
(出典:2020年11月9日 PRESIDENT Online)
実際に、アメリカでは銃器による殺人事件が急激に増えています。警察官や保安官の大量辞職で、銃器の所持を厳しく取り締まれなくなっているわけです。一方、アジアやアフリカ諸国など貧しい国では、拳銃が日常的な殺人のために使われ、無数の人間の命が失われています。
日本でも、地震の発生数が増えていることと同時に、10月頃から事件や事故が急激に増えています。地球環境の破壊と連動しているかどうかは分かりませんが、阿蘇山や小笠原諸島の火山噴火などは地球が悲鳴をあげているように感じないでしょうか?
政府機関の気象庁や地震研究所など、「異常震域」など適当な言葉を造語ばかりで表現するのではなく、従来の地震発生理論では説明の付かない地震についてしっかりと説明して欲しいと思います。
コロナ後に明らかになったことの一つに、実は専門家や科学者というのは本当のことを知らないということです。特に、大学教授というサラリーマンは何の研究成果がなくても、毎月給料を貰えています。
今後、専門家や科学者は何の対処もしないままであれば、地球のさらなる破壊は続いていきます。自然界にある動植物などの生態系、そして大気や気候が大きく変化すると、大気の組成と密度も変化するので人間の呼吸器官も変化することになるかもしれません。
|