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The World Ahead 2022
(出典：The Economist）
【異変】アメリカ政治を侵食する共和党の「暴力主義」
(出典：2021年11月21日 NEWSPICKS*）
アメリカ国民の多くが、バイデン政権や民主党への憎しみで満たされていることは、現地在住の友人とのチャットやSNS上からわかります。日本でも、洗脳されたネトウヨの間で似たような現象が起きています。
ところが、アメリカでは共和党支持者たちの怒りが収まらなくなっており、民主党支持者に対して暴行を働くことが容認されているような雰囲気が広まりつつあります。
実際に、民主党の上院・下院議員に対する脅迫件数が急激に増加し、昨年11月のアメリカ大統領選挙以降で前年比の2倍以上となっています。当然、共和党の議員にもトランプ前大統領を支持しない者は存在しています。
州知事や市議会議員も含め、民主党所属の議員は、同国人であるはずのアメリカ人から脅迫されています。最近は、暴力的な脅迫が日常化しており、同じアメリカ人だからこそ不正選挙や民主党の失策を許せなくなっているように思います。
首都ワシントンD.C.にある連邦議会議事堂に、暴徒化した人々が乱入してから1年が経とうとしていますが、共和党所属の議員たちの中には過激な言葉を使って民主党に対抗し始めていると報道されています。
まるで暴力の行使を正当化するような発言も増えており、国内の分断はより深刻さを増しています。連邦議会で、長時間一緒に過ごしている両党の上院・下院議員たちの間では、未だに紳士淑女的な対応が求められているようです。
お互いの礼儀が重視されている以上、議員たちの間では暴力的な言葉や脅迫的な言葉を使うことはほとんどありません。しかし、熱狂的なトランプ支持者の間では、国内で内戦が起きると確信している者も少なからずいるとのことです。
Large Majorities of Newsmax and OAN News Consumers Also Go to Fox News
(出典：2021年3月23日 PEW RESEARCH CENTER）
そのような状況の中、共和党内には全く対応する気がなく、むしろ暴力を容認する傾向が広がりつつあります。世論調査によると、共和党員の約1/3が保守系のFOXニュースやNewsmax、そしてOAN（ワン・アメリカニュース）を重要な情報源にしています。
そもそもなぜ愛国者であるはずの人たちが、国を救うために暴力に頼らなければならないのか分かりません。当然、脅迫されている民主党員たちや無党派層は暴力に頼ってまで国を守ろうとは考えていないわけです。
私自身、白人による人種的な恨みや暴力、そして都市郊外に住む福音派の人たちが考えていることが理解できないことがあります。しかし、一部の共和党支持者たちは自分と家族を守るために必要であると考えているように思います。
トランプ一辺倒では中間選挙を圧勝できない米国・共和党
(出典：2021年12月16日 Yahooニュース）
共和党議員は、支持者たちの暴力に反対する発言をすることはほとんどないようです。なぜかと言えば、暴力に反対するようなことを言うだけで、有権者と対立することになることを懸念しているからです。
共和党議員が暴力を容認する発言をしている例として、アリゾナ州のゴザール下院議員は民主党のオカシオ・コルテス下院議員を殺害し、バイデン大統領も殺害したアニメ動画をツイートしたことが挙げられます。
日本のマスメディアはほとんど報道していませんが、アメリカ国内では水面下でバイデン政権と民主党に対する保守派の人たちの憎しみは収まらなくなっているのは明らかです。2022年は、分断というよりも分裂し始める可能性があります。
大阪ビル放火25人死亡、京王線のジョーカー、小田急“無差別”刺傷…元捜査一課刑事が明かす「2021年凶悪事件の驚くべき“類似点”」増加する「いきなり型」犯罪の“真の怖さ”とは？
(出典：2021年12月21日 Yahooニュース）
大荒れに荒れたアメリカ大統領選挙で起きた不正投票は、多くのアメリカ国民の心を傷つけたことは間違いなく、その怒りが爆発寸前の状態にあります。日本でも、異様な事件や事故が頻発しており、いつ大地震が起きても不思議ではないように思います。
おそらく、2022年はワクチン接種の後遺症や自然災害、そして犯罪行為が頻繁に起きることで、各地で社会混乱が続いていくと思います。電車内での殺人事件やビル火災が小さな事件に見えるほど、大規模な事件や事故が起きるかもしれません。
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2021年12月24日
