夏の電力逼迫、政府が節電要請 休止火力の再稼働求める
 (出典:2022年6月7日 日本経済新聞)
政府は、3月に電力供給過剰で再生エネ事業者に発電停止を要請しましたが、今度は逆に夏の電力不足、そして冬の電力不足まで言及し始めました。
つまり、これから政府は人口削減的な計画的に停電を実施するということです。電気の利用が限られてくれば、これから考えて料理する必要が出てきます。米を炊くにも電気(炊飯器)が必要ですが、パックご飯の場合は電化製品で最も電気を使う電子レンジを使うことになります。
前回、一人当たりのコメの消費量は1年で約100キロ程度です。しかし、サトウのごはんのようなパックご飯(1食200グラム×3食分=600グラム)を備蓄すると、その倍の200キロ以上の重さになります。
それと同様に、カレーや牛丼などのレトルト食品を買いだめしている主婦がいますが、これからは電気代やガス代が目玉が飛び出すほど高騰して使えなくなったり、停電時のことも考える必要があります。
レトルト食品を温めるには、電子レンジか大量の水をカセットコンロなどで沸かす必要があります。例えば、これまでIHクッキングヒーターしか使ったことがない人は、直火で火事を起こすかもしれません。
また、電子レンジは全ての家電製品で最も電力を使います。そもそも、停電などで自由に水道が使えない場合、飲み水は貴重品になります。遠くから水を運ぶのは重労働であり、自治体の給水車を待っていてはいつまで経っても飯にありつけません。
ロシアの侵攻で世界経済は戦時体制に突入 これまでの常識は通用しない
 (出典:2022年3月17日 週刊エコノミストonline by 毎日新聞)
悪い時には悪いことが重なるもので、80年前の戦時中を振り返ってみると食糧危機が起きると大地震などの自然災害もなぜか起きやすくなるのがわかります。そこに、通貨危機(ハイパーインフレ)や弾道ミサイルが落ちてくれば、どうすればいいのかわからなくなってきます。
もし「有事(戦時経済下)」に突入した時、いつでも簡単にカロリーを摂取することが生き残る秘訣です。ウクライナ戦争の動画を観ていると、街に残された人たちは慌てた様子がありません。照明を消して、息を潜めて静かに生活しています。
つまり、レトルトや缶詰のように油で汚れるゴミは、できるだけ増やさないことが鉄則です。補助的に摂取する以外、「戦時経済下」では自治体のサービスが停止されてゴミ収集車なども来なくなる可能性が高いと思います。
なぜ缶詰がNGなのかと言えば、持ち運ぶのに苦労したり、毎回大量に水で食べ終わった空き缶を洗う必要があるからです。空き缶で再利用する方法があるなら問題ありませんが、そもそも1缶あたりの価格が高いのが問題です。
女性向け防災セットを発売 生理用品・着替え用の目隠しポンチョを装備
 (出典:2022年6月2日 時事通信)
「防災士」や「災害備蓄管理士」という資格は、比較的簡単に取得できるようですが、なぜ彼らは乾パンやアルファ米などを非常食として推奨しているのでしょうか?
それは、防災士試験の問題を総務省の消防庁が作成しているからです。彼らはスペシャリストでも何でもなく、国会議員と共謀して利権構造で税金を中抜きしているだけの公務員です。地震や津波、豪雨、洪水が起きて被災した際、たった3日分の食料では確実に餓死します。
だから、自治体が用意している体育館や公民館などの避難所に助けを求めるわけですが、そこに行ったからといって寝床や食料があるとは限りません。特に、都市部では多くの人で溢れかえり、食料の奪い合いが起きます。
不注意な人間がトイレを詰まらせたり、ウイルスに感染したり、痴漢や強盗などの犯罪者と対峙するなど、我慢しながらそこに居るだけになります。一方、車に備蓄した米や缶詰を詰め込んで安全な街までたどり着いた人は、旅館やホテルで美味しい食事にありつけることができるわけです。
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