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シグネチャー・バンクも破綻、米銀史上3番目の規模 預金者保護へ
 (出典:2023年3月13日 Reuters)
前回、金融危機が起きることで「安全資産」と考えられている金(ゴールド)が、これからドル建て金(ゴールド)価格1オンス=1800ドルから、1750ドル台、さらに1250ドル、そして最終的に300ドルに大暴落する可能性があることをお伝えしました。
現在、円建て金価格は1グラム=9000円台に到達しましたが、1オンス=300ドルは1000円台です。つまり、これから90%も落ちるという話ですが、最初から日本円に替えるつもりが全くない人は無視してください。
しかし、アメリカで16番目に資産を持つシリコンバレー銀行(SVB)が破綻し、ニューヨーク・ダウ平均株価がこの4日間で1500ドルも下落しました。米国債の金利も乱高下しており、インフレ率も思ったように下がらない中で景気後退が襲ってきます。
SVB銀行の破綻後、ロサンゼルスのリパブリック・ファースト銀行、そしてニューヨークのシグネチャー銀行と次々とドミノ倒しで破綻・事業停止に追い込まれ、一時的に預金封鎖が起きました。つまり、ATMで自由に現金を引き出せなくなっているわけです。
ゴールドマン、3月の米利上げもはや想定せず-今後の不確実性に言及
 (出典:2023年3月13日 Bloomberg)
今月は、景気後退リスクを抱えながらアメリカFRBは消費者物価指数の発表(14日)や、政策金利の決定(22日)を待つことになります。破綻した銀行の預金は全額返金されると報道されていますが、
日本株は大幅続落、米SVB破綻でリスク回避-プライム89%値下がり
 (出典:2023年3月13日 Bloomberg)
米国株だけでなく、日本株も大幅下落しているわけですが、最悪なシナリオでは2008年のリーマンショック時のように株価が半値まで大暴落することも考えて置く必要があります。投資の格言で有名な「Sell in May(5月に売り逃げろ)」が、本当に起きるかもしれません。
当然、下落した株式を底値で拾う投資家もいますが、同じことが何度も起きて再び株価を支え切れなくなる時がきます。特に、レバレッジをかけた投資家たちは株を投げ売ることを拒み、代わりに大切にしていた「虎の子」である金(ゴールド)の売却に走るはずです。
資金繰りに困るのは投資家だけでなく、金利上昇で借金を返せなくなった会社経営者や住宅ローンを持つにも言えることです。ついに、大事に持っていたゴールドを手放す時が来るわけですが、そうなると金価格も大幅に下落することになります。
だから、戦略として考えると、ゴールドを売却しておいて1グラム=1000円台まで待っていたほうがいいかもしれません。日本人のほとんどは、「金は高くて買えない…」と口を揃えています。もはや自分の意志で考え、行動していないことがわかります。
Trump signs the biggest rollback of bank rules since the financial crisis
 (出典:2018年5月24日 CNBC)
つまり、2008年に起きたリーマンショックと同様、またもや日本人は難を逃れることができるということです。結局、1オンス=300ドル台、1グラム=1000円台が本当の勝負であり、大量のゴールドを手放したディープステート(ウォール街)の代わりに「トランプ派」が購入することになります。
トランプ派とは国防総省(ペンタゴン)のことで、2020年のアメリカ大統領選挙でわざとバイデン(民主党)を勝たせ、コロナ対策やウクライナ支援でアメリカの財務状況を悪化させることに成功しています。
このままでは、アメリカ連邦政府は本当にデフォルト(債務不履行)に陥るので、その際に新しいドル紙幣を発行されることになります。しかし、その前に金(ゴールド)を大量に手に入れた国が次の金融資本主義の胴元になる資格が与えられるわけです。
だから、中国が隠れて大量のゴールドを購入しています。その他、インドやトルコ、イランなども大量に購入しており、次の時代に何とか対応しようとしています。興味深いのは、世界一の産金国であるロシアには関係のない話です。
サウジアラビアなどの産油国もそうですが、原油や天然ガスしか売るモノがない国というのは、自国の産業が育たない傾向があります。石油や金が簡単に採掘できると楽に稼げるので、ITやロボット、AIなどの科学技術で発展させることができません。
そもそも、ゴールドでスマホや自動車、家などを買えないので、ひとまずドルやユーロなどに両替えしてからの話になります。欧米諸国によって経済制裁下にあるロシアでさえ、本当は自国で採掘しているゴールドを欧米諸国に売りたいと思っています。
金、初の1グラム9千円 米銀破綻で安全資産需要
 (出典:2023年3月13日 産経新聞)
さて、円だけ金価格が最高値(1グラム=9000円)ということで喜んでいる人たちがいる中、保有している株式や債券の暴落でこれからゴールドを「投げ売り」「総売り」「パニック売り」が起きるかもしれません。
そうやって「安全資産」であるはすのゴールドも大量に売られることになり、次は持てあましている預金を多く保有している日本人の出番となるわけです。不思議なことに、貴金属販売店にはゴールドを売却する人の姿がありません。
なぜかと言えば、ゴールドを現金化しても投資先がないからです。日本国内では資金需要がなく、設備投資や新規採用も控えられている状態です。昨年、日本国民の金融資産額は2000兆円を超えており、誰もが1ドル=1000円台でゴールドを買うことができれば日本は次の金融覇権国になれます。
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