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スプートニクやロシア・トゥディー(RT)などアメリカがロシアのメディアを弾圧する背景

アメリカ宇宙軍のイメージ画像

今回のメインテーマは、前回に引き続きマスメディア以外のメディアへの弾圧の背後にある状況についてです。

 

アレックス・ジョーンズのようなメディアは、アメリカ国内のロシア支持の意見を代表しており、基本的に熱烈な愛国主義者で新世界秩序の樹立を目指すグローバリスト(共産主義者)たちからアメリカ国民の手に取り戻すアメリカ第二革命の実行を主張しています。

 

ジョーンズは、ロシアこそグローバリストたちの支配に抵抗している勢力なので、一緒に戦うべきだとしています。実際、トランプ大統領の支持層はこのようなイデオロギーの影響を強く受けており、支持者のほとんどは親ロシア、つまり親プーチン大統領ということになります。

 

そのような状況の中、ロシアのメディアが発信する政治的な主張を根拠に、現在のアメリカを強く批判する意見も多いため、ロシアはロシア・トゥディー(RT)のような国営放送やスプートニクのような国営ネットメディアを使って英語で発信しており、今やアメリカ国内での影響力は大きくなりつつあります。

 

そのようなメディアから発信される基本的な内容として、グローバル化の行き過ぎによる極端な格差拡大や、それを背景にしたアメリカ社会の不安定性、さらにアメリカの覇権主義による外交政策を強く非難するものが多く見られます。

 

事実、アメリカ国民の40%以上もいると見られているトランプ大統領の支持層が、こうしたアメリカ批判のメッセージを発信しているロシアを強く支持している状況は、アメリカ民主党を始め、アメリカの支配層には脅威として見えていると考えられます。ロシアによってアメリカ国民の世論の一部が支配されるという状況になっています。

 

トランプを支持する保守系メディアへの弾圧の背後には、ロシアのこうした情報発信のアメリカ国内への浸透に対する強い警戒感があることは間違いないと思われます。ロシアこそ、アメリカ第二革命を支持する中心的な勢力になり得るということです。これは、アメリカの政治家からすると脅威となっているのは間違いありません。

 

しかし、保守系メディア弾圧の背後にあるロシアへの警戒感はこれだけではなく、もっと実質的な内容があるわけです。それは、ロシアが持つ高度な軍事力に対する脅威であり、保守系メディア弾圧と前後して起こった出来事を見るとそれは明らかです。

 

その一つは、トランプ大統領が宣言した宇宙軍の創設です。ペンス副大統領は国防総省(ペンタゴン)で演説し、トランプ大統領が先に創設を表明した陸海空軍、そして海兵隊と沿岸警備隊に続く第6の軍である宇宙軍について、2020年までに設置するとしています。

 

宇宙軍は、米軍が運用する偵察衛星や弾道ミサイル追跡システム、衛星利用測位システム(GPS)など、宇宙空間に関わる米軍の全ての活動を統括することになります。宇宙軍の創設と聞くとそれが何を目的にしたものなのか疑問に思うかもしれませんが、それはロシアと中国の高度な軍事力の発展に対抗するためだと思われます。

 

今年3月、ロシアのプーチン大統領は、一般教書演説でロシアの最新鋭の兵器を紹介しました。その一つは射程が11万キロもあるミサイルでした。通常の攻撃コースである北極経由はもちろん、南極経由でも欧米諸国を攻撃できる射程を持ち、弾頭重量は100トンもあり、核弾頭なら15個も搭載できる超大型弾道ミサイルです。

 

また、大気圏突入後に滑空して目標へのコースを変える超音速飛翔滑空兵器も紹介されました。この機体表面が約2000度と高温になることから、まるで隕石のような物質が落ちているとされています。さらに、巡航ミサイルも公開されており、これは最大速度マッハ10、射程2000キロで、陸上と海上の移動目標を攻撃できるというものです。

 

低空を飛ぶ巡航ミサイルとしていますが、その動力は原子力となっています。つまり、核動力巡航ミサイルとして無限の射程距離を持つことになります。これは北大西洋条約機構(NATO)やアメリカが持つ迎撃システムによる迎撃可能エリアを大きく迂回して目標に到達することが可能になるというわけです。当然、レーダーに探知されにくいように低空を飛ぶミサイルでもあります。

 

そして、4つ目は核エンジンで航行し、長い射程の海中ミサイルです。潜水艦から発射され、通常の潜水艦では潜れないような深海を航行することができるものです。しかもスピードは潜水艦より速く、目標艦船に回避の時間を与えることなく、核弾頭を搭載すれば港湾など陸上施設の攻撃も可能になります。

 

こうした最新兵器とともに、ロシア軍はすでに超高音速の巡航ミサイルも配備しており、発射後すぐに成層圏の区域まで飛行して到達し、地表からの距離4万キロの高度をもって水平飛行する巡航ミサイルです。超音速で飛行するので、アメリカがミサイル迎撃に使うパトリオット・ミサイル防衛システムやあらゆる空対空ミサイルでは迎撃できないとされています。

 

また、ロシアほどではないですが中国の軍事的脅威も大きくなりつつあります。すでに2007年に、中国は老朽化した自国の人工衛星を地上から発射したミサイルで破壊することに成功しており、これは有事の際には仮想敵国であるアメリカの軍事的能力を低下させるために、GPS衛星や偵察衛星などを撃墜する能力を持っていることを示しています。

 

これまで同じような実験をこの数年で何度も成功しており、中国は名実ともに人工衛星破壊の軍事能力を確立したと見られています。

 

一方、アメリカの現在の軍事能力は、特に超音速ミサイルのテクノロジーではロシアに対してかなり出遅れており、このままの状況ではロシアと中国の軍事的脅威には有効に対処できない状況に陥っています。このようなロシアの高度を飛行する超音速ミサイルを迎撃するためには、宇宙空間で撃退する他なく、この必要から宇宙軍の創設を模索されているというわけです。

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