George Floyd’s death reopens old wounds of similar police-involved incidents | Nightline
(出典:2020年5月28日 Youtube:ABC News)
ミネソタ州ミネアポリス市で白人警官に殺害されたジョージ・フロイド氏の事件が引き金となり、今、世界中で抗議運動が拡大しています。
5月25日、ミネソタ州最大の都市ミネアポリスで偽造された20ドル札を使おうとしたとして通報されたジョージ・フロイド氏が殺害されました。警察官のデレク・ショービンは、フロイド氏の首を8分以上も自分の膝で押さえ込んで窒息死させました。
ABCニュースの動画見ると、最後の言葉が「息ができない(I can't breathe)」と聞こえてきます。その動画は、世界中に拡散してヨーロッパ各国や南米、オセアニアなどに住む人々がSNS上で強い怒りをツイートしています。
しかし、日本のテレビ局や新聞社だけは、アメリカのCNNやニューヨークタイムズなどの報道記事をコピー&ペーストして報道しているだけで、抗議運動(Black lives matter、I can't breatheなど)の真実に全く触れていません。実際に、ツイッターに出てくるのはこの2つのメディアだけです。
黒人男性死亡米各地で追悼式 抗議デモ収束の見通しは立たず
(出典:2020年6月5日 NHK NEWS WEB)
アメリカや世界各国で起きている抗議運動は、単なる人種差別や11月に控えたアメリカ大統領選挙のための権力闘争ではないわけですが、いつものように日本のマスメディアは意図的に論点をずらしています。
特に、NHKは海外メディアと比べて虚偽報道が多く、間違った情報を英語がわからない日本国民に伝えているのは明らかです。このままでは、多くの国民は知らない間に次に来る悲劇に見舞われる可能性があります。
フロイド氏が殺害されたから2週間が経ちましたが、現在も抗議運動や暴動が衰える様子はなく、抗議運動はアメリカの全ての州に飛び火し、暴徒化した一部のデモ参加者による略奪や放火も相次いでいます。
Army: Esper Reverses Plan to Send Active-Duty Troops Home
(出典:2020年6月3日 NBC News Washington)
このような状況の中、トランプ大統領は首都ワシントンD.C.(コロンビア特別区)に約1600名の連邦政府の陸軍部隊を動員しています。すでに、多くの州でそれぞれの州兵が動員されていますが、予備の兵士ではなく、現役の陸軍部隊が展開するのはこれが初めてのケースとなります。
また、暴動が発生しているニューヨーク市では外出禁止令が発動され、都市封鎖(ロックダウン)が解除されない中で、ワシントンD.C.を含む多くの大都市でも発動されたり、解除されたりしています。
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