ガザ停戦、第1段階が発効 人質3人解放 戦闘終結かは不透明
 (出典:2025年1月19日 朝日新聞)
パレスチナのガザ地区での戦闘を停戦させるため、イスラエルとイスラム組織ハマスが停戦合意が1月19日にに発効されました。
今後、ハマスによる人質解放とイスラエルによる受刑者釈放を交換条件に、停戦は3段階で進められる予定です。停戦合意の実現には、アメリカのトランプ大統領がイスラエルのネタニヤフ首相に対して圧力をかけた可能性が高いと主要メディアも報道しています。
アメリカのトランプ支持者たちは、SNSなどでガザ侵攻がディープステート(DS)による演出であり、2011年に始まったシリア内戦も、当時のオバマ政権がCIAにアサド政権を転覆させるために介入させたと信じています。
Bombshell filing: 9/11 hijackers were CIA recruits
 (出典:2023年4月18日 The GRAYZONE)
2003年にブッシュ政権がイラクに侵攻した理由についても、結局、大量破壊兵器は発見されなくても正当化されたまま今に至っているわけです。そして、911事件を自作自演した後、アメリカ国民を騙して戦争に引きずり込んだDSのメンバーの一人がネタニヤフです。
1996年にイスラエル首相に就任したネタニヤフは強烈な「シオニスト」であり、ハマスやレバノンのイスラム組織ヒズボラを潰すためには、イラクやシリア、そしてイランの政権を転覆させる必要がある、とずっと考えていたわけです。
実際に、2003年にはアメリカがイラクを侵攻し、2011年にシリアで内戦を引き起こして13年後にアサド政権を崩壊させました。また、イランが支援するハマスやヒズボラを攻撃し、イランとの全面戦争さえ覚悟しています。
2011年3月11日、東日本大震災が発生した際、日本の原発を管理(保守点検)していたイスラエル企業「マグナBSP社」が、福島原発の警備システムや監視カメラなどの技術を提供していたとされています。
イスラエルが安倍首相を怒らせた? 「靴入りチョコ」めぐり現地でひと騒ぎ
 (出典:2018年5月10日 Newsphere)
マグナBSP社と東京電力との契約内容や経緯は公にされていませんが、シオニストたちと関わればろくなことがありません。また、2018年にイスラエルを訪問した故・安倍晋三首相は、イスラエルのネタニヤフ首相と首脳会談を行いました。
その際、互いの夫人も交えての夕食会に出席しましたが、出されたデザートがイスラエル国内で大きな批判を受けたこともありました。どう考えてもネタニヤフはユダヤ人以外の人種を差別しており、世界中から嫌われている底意地の悪い人間です。
2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件にもネタニヤフは関与している可能性が高く、世界中で紛争や戦争を引き起こしている悪党の一人であることは明らかです。本日、トランプの大統領就任式がワシントンD.C.で開催されますが、ネタニヤフは出席を辞退しています。
イタリアのメローニ首相以外、トランプと会った政治家は処罰されています。カナダのトルドー首相は辞任し、麻生太郎元首相は自分の思うようにならず、これから晋三の妻である昭恵夫人やビル・ゲイツなどもこの世から消えていくかもしれません。
「シオニスト」であるトランプですが、イスラエルやネタニヤフ政権を全面的に支持するようなことはないと考えられます。一方のウクライナ戦争についても、トランプは半年後に停戦に持ち込む、と発言しています。
Kiev regime lost around 593,410 troops over 2024 - Sputnik
 (出典:2025年1月1日 X@SputnikInt)
ウクライナ戦争はほぼロシアの勝利が決定していますが、それでもウクライナのゼレンスキー大統領は負けを認めず、兵士に多くの死傷者を出し続けています。実際に、ウクライナ軍の兵士は投降、あるいは脱走しており、ロシア軍は占領地域を拡大しているのが現状です。
持ち場を離れたウクライナ軍の兵士たちは、当局に逮捕されて起訴されているようですが、もはやそんな余裕など全くありません。ロシア軍はドニエプル川東岸にまで進軍しており、防衛線を破られるのは時間の問題です。
ロシア国営メディアの報道では、約3年続いた戦争でウクライナ兵の死者数はロシア兵の死者数の約8倍であるとのことです。トランプとロシアのプーチン大統領との米露首脳会議が開催される予定ですが、停戦合意が現実になるとは思えません。
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