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北海道「100年に一度」の少雨・猛暑、生乳生産1割減も
(出典：2021年8月16日 日本経済新聞）
今、世界中で予想を越えた異常気象が発生し、それを背景に大規模な火災が起こっています。近い将来、本当に2倍、3倍にまで上昇するインフレや物価高が起きる可能性も高まってきました。
インフレが食料価格に上乗せされると、食料危機が現実的な問題となってきます。しかし、異常気象によって農作物や畜産、そして食料生産にどの程度の影響を与えるのかについてははっきりした見解は出されていません。
8月上旬の北海道は、少雨と猛暑で生乳生産量が10％も減少しています。また、玉ねぎやじゃが芋の収穫量の減少を懸念する農家も多く、漁師たちの多くが不漁を口にしています。ディープステートの御用新聞は、この異常気象は2022年まで続くと予想しています。
「庶民の味」が・・・え？！サンマ一匹3780円 記録的不漁で「最遅初水揚げ」
(出典：2021年8月19日 Yahooニュース）
スーパーでは北海道産の魚介類が並んでいますが、東京のデパ地下では養殖された魚や海外産の魚介類が並んでいます。8月8日の東京オリンピック閉幕以降、東日本にはすでに秋が来ていることを報道していません。
世界各地の熱波と山火事背景に温暖化？ 日本への影響は
(出典：2021年8月11日 Youtube:TBS NEWS）
東京オリンピックの開催期間中、マスメディアでは全く報道していませんでしたが、世界中で大規模な森林火災や山火事、干ばつなど異常気象によって起きる様々な災害が多発していました。そして、日本では閉幕後すぐに大雨が降り出しています。
大規模の森林火災や山火事は、アメリカやカナダ、ロシア、トルコ、ギリシャ、レバノンなど世界各地で発生し、甚大な被害を招いています。例えば、ギリシャ全土やカリフォルニア州で起きている大規模な山火事では、小さな町がほとんど焼失しました。
避難命令が出された数時間後には、火災の熱で街灯がゆがみ、歴史的建造物が焼失しています。また、何もないロシア東部のシベリアでは、大規模な森林火災で発生した煙が歴史上初めて北極点に到達しています。
火災現場から北に3000キロも離れた北極点に煙が到達し、ロシア西部も煙で覆われています。シベリアの森林火災の規模は巨大で、このように世界的規模の火災の原因となっているのは、地球環境の変化です。
シベリア森林火災、延焼続く煙は北極に到達
(出典：2021年8月10日 AFP BB News）
異常気象の原因は、人類の人口が80億人に迫る中、食料需要の増加に合わせて森林が伐採されて農地や牧場地にされていることがあげられます。実際に、世界各地で高温と少雨状態が続いており、草木は水分を失っています。
それが落雷などで火がつくことで、森林火災や山火事が発生します。すでに乾燥化が進んでいるため、火災が起きると燃え広がるスピードも速くなるわけです。その後、火災が広がると煙は上昇気流に乗って風と一緒に二酸化炭素が大量に発生されます。
二酸化炭素そのものは地球温暖化の直接的な原因ではないと思いますが、北極圏を含む北半球で気温が上昇し続けてシベリアなどにある氷河が溶け始めます。そして、そこからメタンガスが放出されるので、さらに気温が上昇するという悪循環が起きているように思います。
さらに、季節風や偏西風など大気の循環全体が大きく変化していることで、地域によっては寒冷化を伴う異常気象や巨大な台風や大雨などをもたらすことにもつながってきます。
西日本大雨 弱い高気圧、偏西風の蛇行が前線停滞要因に
(出典：2021年8月14日 Yahooニュース）
毎年、中国とロシア国境からサハリンの南上空を流れる偏西風帯が、今回は日本海側まで下がっており、西日本で断続的に大雨が降り、線状降水帯も発生しやすくなっています。
西日本に大量の雨が降り続いている理由は、マグマ溜まりなどで劣化した地盤を水で「中和」させているからです。私たち人間も怪我をした際に「血」が出ることがありますが、傷の痛みを和らげるために水が必要とされています。
近年、活火山が多い九州を中心に地盤への圧力はますます強くなっていますが、日本列島だけではなく、朝鮮半島の白頭山（ぺクトゥサン）や日本海の海底火山の活動が活発化し始めています。
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2021年8月19日
