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中国は「第2次習近平体制」で、ロシアと協力してディープステートとの世界大戦に挑む

更新日2022年10月29日

 

「胡錦濤と目を合わすな」 病が招いた軍団完敗の悲劇
2022年10月26日 日本経済新聞へのリンク画像です。

(出典:2022年10月26日 日本経済新聞)

 

第20回中国共産党大会で、新しい指導部「チャイナ・セブン」が決定しました。ところが、閉会式の翌日に胡錦涛(こ・きんとう)前国家主席が、壇上から強制的に退席させられました。

 

つまり、中国の指導部内の権力闘争が起きているということです。私は、何度も中国の北京や上海、瀋陽、大連、香港などに私用やビジネスで訪れたことがありますが、アメリカに長く住んでいたこともあって中国の政治については詳しくありません。

 

だから、英語や中国語の報道記事を読んで参考にする程度で、今回、胡錦涛が習近平(しゅう・きんぺい)現国家主席に嫌がらせされて壇上から強制的に退出させられる動画を観て、クーデターが起きたことを確信しました。

 

中国は共産党の独裁体制ですが、日本の自民党のように清和会(安倍派)や宏池会(岸田派)、平成研究会(茂木派)のように三大派閥があります。太子党(習近平派)と上海閥(江沢民派)、そして中国共産主義青年団(胡錦涛派)です。

 

江沢民(こう・たくみん)は元国家主席ですが、胡錦涛と結託して2012年に習近平を国家主席に抜擢しました。「太子党」はその名の通り、2世、3世の政治家が多く、2人は傀儡政権としてコントロール下に置こうとしたわけです。

 

中国のキツネ狩り――海外に逃亡した腐敗官僚を捕まえろ!
2015年3月10日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:2015年3月10日 Yahooニュース)

 

ところが、習近平は「キツネ狩り」と称して国内外の腐敗した江沢民派の政治家を次々と逮捕・拘束し、上海閥を潰しにかかったわけです。今年4月、コロナ対策として上海市で大規模な都市封鎖(ロックダウン)を実施したのは、上海閥とディープステートの残党を探すためでした。

 

その後、首都の北京市でも都市封鎖が実施され、北京を本拠地とする胡錦涛派の派閥も根絶やしにされました。胡錦涛派は親日の政治家が多く、自民党や旧民主党の国会議員が大挙して「中国参り」に出かけたことがありました。

 

【波紋】胡錦涛氏“退席直前”新映像…「習近平氏と意見不一致か」欧州メディア【もっと知りたい!】(2022年10月27日)

(出典:2022年10月27日 Youtube@ANNnewsCH)

 

今回、胡錦涛が面前の前で強制的に退席された動画が上がっており、名実ともに「第2次習近平体制」がスタートしたことになります。ナンバー2の李克強(り・こっきょう=胡錦涛派)も幹部から排除され、これで党内の反対派はほとんどいなくなりました。

 

ウクライナ戦争が終結しない中、ロシアに続いて中国もアメリカやNATOとの第三次世界大戦に参加することになりかねません。実際に、中国とロシアは欧米諸国や日本に潜んでいるディープステートと水面下で争っています。

 

胡錦涛派の共青団は、バイデンやヒラリー・クリントンが在籍していたアメリカ民主党と協力して民主化を目指していましたが、そもそも「アメリカの民主主義」はもはや中国並みに社会主義化しつつあります。

 

結局、胡錦涛や李克強のようなリベラルな共青団では、ディープステートとの戦争には太刀打ちできないのかもしれません。だから、保守派の「第二次習近平体制」でこれからアメリカとイギリスと戦うということになるわけです。

 

ダニエル記 7章23~25節
Word Projectへのリンク画像です。

(出典:Word Project)

 

「23 彼はこう言った、『第四の獣は地上の第四の国である。これはすべての国と異なって、全世界を併合し、これを踏みつけ、かつ打ち砕く。24 十の角はこの国から起る十人の王である。その後にまたひとりの王が起る。彼は先の者と異なり、かつ、その三人の王を倒す。25 彼は、いと高き者に敵して言葉を出し、かつ、いと高き者の聖徒を悩ます。彼はまた時と律法とを変えようと望む。聖徒はひと時と、ふた時と、半時の間、彼の手にわたされる。」

 

実は、旧約聖書のダニエル書にも習近平(第四の獣)のことが預言されている、と言われています。中国人民解放軍が、ディープステートを潰した後、2025年頃に中国は共産主義体制をやめて民主化していく可能性があります。

 

なぜかと言えば、2025年頃のアメリカはすでに覇権国ではなく、ロシアや中国などが多極的にリーダーシップを発揮することになるからです。そのために中国は一党独裁を廃止して、自由に政党をつくらせて公平な選挙を実施する必要に迫られることになります。

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