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撤去される全米各地のコロンブス像や南軍将校の銅像や記念碑

更新日 2020年7月11日

 

「英雄」の銅像撤去相次ぐ、コロンブスやガンジーも
2020年7月2日 NATIONAL GEOGRAPHICへのリンク画像です。

(出典:2020年7月2日 NATIONAL GEOGRAPHIC)

 

全米で巻き起こったBLMの抗議運動は、6月ほどの激しい暴力行為は見られなくなったものの、アメリカ国内の混乱は未だに収まる気配はないと現地のメディアなどで報じられています。

 

6月後半に入ってからの抗議運動は、全米各地にある歴史的なモニュメント(記念碑)・銅像の破壊や市当局による撤去になってきています。

 

黒人差別の視点から、アメリカの歴史を再解釈しながら批判する動きが出始めています。撤去や首にロープを結び付けて倒されていたのは、アメリカ大陸を征服した初期のスペイン人航海者や南北戦争時の将校たちの銅像です。

 

例えば、スペインによる現地人の奴隷化と残虐な扱いをしたとされる「アメリカ大陸を発見した」コロンブスの銅像から首が切断されたり、「アメリカ初代大統領」のジョージ・ワシントンの銅像には赤いペンキがかけられ、首には白いフードが被されました。

 

また、南軍の将校たちの銅像には「人種差別主義者」というメッセージがペンキで塗られ、頭部にはLGBTを表すレインボーカラーのカツラが被されました。南軍の戦争捕虜を記念したモニュメントも、人種差別主義を称賛する意味があるとして撤去されています。

 

モニュメントや銅像を破壊した容疑者は、各市警察が逮捕したり、後に不起訴にしています。南軍の記念碑が、公立学校の教員によって破壊され、「精神的な虐殺」とペンキで書いた事件も起きています。

 

実は、コロンブスの銅像は以前から何度も破壊されていたことが明らかになりました。アメリカ大陸の原住民に大変な苦痛を与えたと考えられています。ほとんどの市警察は一層大きな暴力を招くとして不介入を決め、活動家の行動を制止していないわけです。

 

トランプ米大統領、記念碑や像の破壊に禁錮刑を科す大統領令に署名
2020年6月27日 BBCへのリンク画像です。

(出典:2020年6月27日 BBC)

 

これまで全米で50件以上、抗議活動によって記念碑や銅像が破壊される前に、市当局が移転や撤去を決めています。これ以外にも、南部ミシシッピー州の州旗が南軍のシンボルが削除したものに変更されたりしているようです。

 

さらに、人種差別的な行動が目立っていたとして、ウイルソン元大統領を記念した建物の名称が変更になるなど、南軍の将校以外にも人種差別的な行動や発言をした政治家の記念碑や銅像が破壊され、撤去されています。

 

すでに過去に前例がないほど全米に拡大する抗議運動になっており、人種差別という観点からアメリカの歴史を再解釈するための「革命」であることがわかります。

 

この再解釈によって、これまでアメリカの歴史に大きな足跡を残したと考えられていた人物が、原住民の虐殺者や奴隷所有者であったとして激しい非難の標的になっています。つまり、これまでの善と悪の価値観の逆転が起こっているということです。

 

トランプ氏、歴史的人物の像撤去を批判 独立記念日祝う式典で演説
2020年7月5日 東京新聞へのリンク画像です。

(出典:2020年7月5日 東京新聞)

 

アメリカの価値観の逆転がもっとも激しく表現されたのが、7月4日の独立記念日で演説したトランプ大統領の演説内容です。国内のいたるところに、ジョージ・ワシントンやトーマス・ジェファーソンなど「建国の父」と呼ばれる歴史的な偉人の銅像やモニュメントがあります。

 

今後、奴隷制を容認した南北戦争時の南軍のモニュメントと建国の父の銅像が、奴隷所有者として非難され、引き倒されて破壊される可能性があります。これはアメリカという国にとって、日本人が想像している以上に大きな問題であるということです。

 

なぜかと言えば、毎年、「独立記念日」では自由や平等、人権の民主主義の大国としてのアメリカを祝う日だからです。1776年、イギリスに抵抗した当時のアメリカ人たちが独立戦争を戦い、理想とする自由と平等、そして人権と民主主義という理念を勝ち取った記念すべき日が7月4日です。

 

Heavily-Armed Black Militia Group Marches on Georgia's Stone Mountain Confederate Monument

(出典:2020年7月5日 Youtube:On Demand News)

 

今年7月4日の独立記念日では、これまでは見たことがなかった新しい武装集団が注目を集めました。それは、「NFAC」という集団で7月4日、ジョージア州で自動小銃と防弾チョッキで重武装した100名以上が街を行進しています。

 

西洋文明では、アメリカ独立戦争とフランス革命によってこのような普遍的な理念が生まれたと言われています。しかし、フリーメーソンの本部があるフィラデルフィアで独立を宣言したということは、特定の組織や宗教とは関係がないわけではありません。

 

いずれにしても、権力の圧政と抑圧に対する抵抗から建国されたアメリカは、未だに独裁政権に抑圧されている世界中の人々から解放者としての役割と使命を担っていると信じられているようです。

 

そして、アメリカを象徴する普遍的な理念を掲げ、目に見える形で象徴しているのがアメリカ大統領です。その意味で、アメリカという国は「中華思想」のように世界の中心と考えられていることから、中国に近いかもしれません。

 

アメリカ大統領は、アメリカ的理想と民主主義そのものであり、歴代大統領はいつの時代も分裂の危機をはらんだ人工国家を統治してきたわけです。

 

今後も、世界一の移民国家であるアメリカが存続していくためには、国内のリベラル派と保守派が政治的バランスを保つことができなくなれば、アメリカという国家は存在し得なくなると思います。

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