ホーム > すべての「人」へ、今、起きている本当のことをあなたに 新型コロナウイルスが不活性化する条件は「高温多湿」
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太陽光でコロナ不活性化、米政府が詳細公表
4月23日、「アメリカ国土安全保障省」の高官は記者会見を開き、新型コロナウイルスの死滅が太陽光の下や高温・多湿の環境で早まるという実験結果を公表しました。
詳しいことはまだわかっていませんが、新型コロナウイルスに対する新たな対策が立てられるようになる可能性が出てきました。
ブライアン科学技術局長代行は、環境別に新型コロナウイルスの半減期を比較した結果を発表し、人体などの表面に付着したウイルスの半減期が気温24度・湿度20%で18時間であったの対して、湿度80%では6時間であったことを発表しています。
具体的に言うと、湿度80%で気温を35度まで上げると半減期は1時間程度となり、気温24度・湿度80%で太陽光をあてるとたったの2分で半減したとされています。
ただし、東南アジアのような亜熱帯でもウイルス感染者が出ており、気温や湿度、そして半減期短縮の因果関係は解明されておらず、「夏になって気温が上がればウイルスが全滅することまでは言い切れない…」と述べています。
しかし、これは新型コロナウイルスのことではなく、2004年に中国や台湾で発生した「SARSコロナウイルス」のことのようです。つまり、新型コロナウイルスはSARSウイルスの進化型であるということです。
太陽光は新型コロナウイルスを急速に不活性化させるのか?論文の公開求める声も
15年前、SARSウイルスは高温多湿の環境では感染しにくいことがわかっていました。要するに、今回の新型コロナウイルスでも全く同じ特徴が確認できたということであるように思われます。ちなみに、この論文で指摘された国別の感染率を比較したデータが残っています。
例えば、高温多湿のタイやマレーシア、インドネシア、そして北海道以南の日本では、感染者数や感染率が少ないですが、北半球に位置するイギリスやイタリア、そしてアメリカは感染者数など全てが多くなっています。
明らかに高温多湿の国々とそうではない欧米諸国を比較すると、違いがあるのは明らかです。新型コロナウイルスの感染力は、SARSウイルスよりも毒性が強く、その理由は無症状や軽症の潜伏期間でも感染が拡大することにあります。
新型コロナ、高温多湿に弱いのか 熱帯の医師の見解は?
こうした感染力の強さから見て、高温多湿の東南アジアや日本の東京にも感染は拡大しています。しかし、実際に数値を比較すると明らかに高温多湿の国では感染者数も感染率もかなり低いのがわかります。
もしこの低さの原因が、高温多湿の環境における新型コロナウイルスの不活性化にあるとすれば、高温多湿になる6月は、日本でも感染者数の増加率は劇的に下がるかもしれません。私は、以前から繰り返し伝えているように、6月には私たちの生活も一時的に正常に戻ると考えています。 | ||
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