金などの店頭売買、相次ぎ停止 田中貴金属など地金商 コロナ禍対応で 機動的な売買できず
(出典:2020年4月20日 日本経済新聞)
いよいよ、日本では金(ゴールド)の現物が購入しづらくなってきているようです。これまで購入したことがない人は、田中貴金属で最もサイズが小さいコイン(金貨)でも買っておくべきです。
現在、金地金は100グラムで65万円程度まで高騰しています。原油価格は値段が付かないほど陳腐化し、水よりも安くなっています。しかし、金は何倍にも価値がつくようになると思います。実際に、世界経済はそのような方向に向かっています。
私は、3月から本格的に始まった世界的なパンデミック(新型コロナウイルス騒ぎ)のことを、あらゆる言語で書かれた報道記事を読みながら分析する毎日を送っています。
札幌市内は、交通機関やコンビニ、スーパー、レンタルビデオ店などが休まず営業しています。中心部を歩いている人は少ないですが、飲食業(個人店)のお店は軒並み休業中で、そして廃業しているところも出てきました。
実は、この層にいる人たちへの経済的損失が最も大きいわけです。日銭の収入を得られないため、「生活恐慌」に陥っています。新型コロナウイルスのパンデミック騒ぎというのは、軍事戦争ではなく、ウイルス戦争であるということです。
コロナ危機の日本に見る「前例主義」の病理、旧日本軍の失敗を繰り返すか
(出典:2020年4月22日 DIAMOND Online)
現在は、世界大恐慌が始まった1930年に似ていますが、敗戦の色が濃くなってきた太平洋戦争中の1944年頃にも似ています。世界各国の政府や中央銀行が、必死で紙幣を印刷して偽金をかき集め、株価を半値まで押し上げるために一斉に買い支えているわけです。
しかし、それでも世界的な株価の乱高下が収まっていない中、マスメディアは「一旦、資本主義の危機から脱出した」と報じています。このような状態は暫く続くものと思われますが、次の危機は二番底として2021年初頭にも襲ってきます。
実際に、ほとんどの日本人は株を保有しているわけではなく、関心がないのが現状です。つまり、経済や金融のことなど何も知りません。だから、金地金(ゴールド)についても足が向かないようです。
4月に入り、いよいよ新型コロナウイルス騒ぎはエスカレートしています。日本国内の状況よりも、イタリアやスペイン、そしてアメリカの状況が悪いのは誰の目にも明らかです。日本では、3月末に志村けんが亡くなって以来、多くの人がシショックを受けたようです。
そして、日本各地の大都市中心部に人がいなくなり、4月7日と13日に緊急事態宣言が出たことで、むしろ地方の商店街は賑わうようになってきました。また、観光地には大勢の人が詰めかけているようです。
政治の要諦は国民の生命とくらしを守ることであることが理解できない安倍首相がトップであるという点に、この国の最大の危機がある
(出典:2020年4月14日 BLOGOS)
「大惨事便乗型・資本主義」は、大衆を恐怖に陥れて支配するためにありますが、アメリカ覇権終焉後の次のポストを狙うG20の統治戦略であると知っている私は、これまで通り冷静に分析することしかできません。
「ショック・ドクトリン」という2011年に出版された本を読んでいる人は、新型コロナウイルスで焦る必要などなく、騒ぐ気もないということです。今後も、このショックを与える政治的な政策は続いていきます。
1941年、日本はハワイの真珠湾を襲撃したことで太平洋戦争が始まりましたがが、当時の日本を代表する作家(知識層)であった斎藤茂吉や島崎藤村、高村光太郎などは戦争に賛成しています。
つまり、民衆のリーダーたちは、「天皇陛下、万歳」と唱えながら提灯行列をしていたわけです。ところが、3年後の1944年頃には戦争にうんざりしてきて、大空襲前の東京から軽井沢や熱海などに「B29疎開」するようになりました。
結局、どんな戦争であっても3年も続けば民衆の多くがうんざりし始め、最初の熱狂がすっかり醒めてしまい、多くの死者が出てくるとショックさえ感じなくなるということです。そして、戦争は終焉を迎えることになります。
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