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【第三次世界大戦へのカウントダウン②】シリア内戦はアメリカDSやイスラエル、トルコによる「資源争奪戦」

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【第三次世界大戦へのカウントダウン②】シリア内戦はアメリカDSやイスラエル、トルコによる「資源争奪戦」

更新日2024年12月19日

 

ロシア イラン トルコの外相が会談 緊迫するシリア情勢めぐり
2024年12月8日 NHK NEWS WEBへのリンク画像です。

(出典:2024年12月8日 NHK NEWS WEB)

 

シリア内戦が起きたこの13年間を振り返ってみると、アサド政権は間違いなく独裁体制を敷いていましたが、シリア政府を支配していたのはアサド大統領ではなく、シリア軍や公安機関であったことが明らかになっています。

 

つまり、アサド政権を批判する人たちを拷問していたのは軍人や警官であり、このような残忍な体制を維持していたアサドの支持率はかなり低かったものと考えられます。実は、半年ほど前の「アスタナ・サミット」で政権交代することは決まっていたかもしれません。

 

2015年から始まったシリア内戦を解決するために、ロシアやトルコ、イランはアサド政権の統治権を認めてきました。ところが、今年12月に入ってからトルコが離脱し、反政府勢力の「シリア解放機構(HTS)」のクーデター作戦を支援したわけです。

 

そのような状況の中、イスラエルやアメリカもHTSのアサド政権打倒に協力した形で、諜報機関のモサドやCIAがアサドを降伏させるために様々な偽装工作を仕掛けたということです。一方、アサド政権を支援していたイランはシリアに軍を派遣しませんでした。

 

他方、ロシアもアサド政権を見限った可能性が高く、ロシアもHTSと事前に協議し、シリア西部の地中海沿岸にあるロシアの軍事施設を維持する合意がされていたようです。結局、アサド政権のシリア軍があまりにも弱かったことが分かりました。

 

シリアのアサド大統領とは? 眼科医から父子2代で50年以上の独裁
2024年12月8日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:2024年12月8日 Yahooニュース)

 

さて、アサドについて西側メディアは「残忍な独裁者」と報道していますが、アサドの経歴や家族との関係性から必ずしもそうではないことが明らかになりました。そもそも、アサドはシリア国民のことを考え、自らロシアに亡命しています。

 

20代のアサドは、イギリス・ロンドンに留学して医学部を卒業し、眼科医になりました。妻はイタリア人で、ロンドンにある銀行に投資コンサルタントとして勤めていました。このままロンドンで暮らす予定でしたが、大統領になるはずの兄バシルが交通事故で亡くなっています。

 

そして、次男であるアサドが眼科医としてキャリアを捨て、父親の後を継ぐことになったということです。要するに、アサドはシリア大統領になる意思はなく、父ハフェズの求める世襲の中で仕方なく引き継いだというのが真相です。

 

西側メディアの報道とは異なり、アサドは独裁者ではないのは明らかで、日本を含む西側メディアを支配しているディープステート(CIAやNATO)は、ロシアのプーチン大統領などにも印象操作で悪のイメージを植え付けています。

 

今後、アサドはロシアの首都モスクワで平穏な生活を送ることになりますが、眼科の開業医として活躍することが期待されています。このままシリアの大統領として、「資源戦争」に巻き込まれて生きるより、よっぽど有益な人生です。

 

このような凄惨な人生を日本で送る人は多く、増税するしか考えていない自民党や財務省、経団連(大企業)などに所属している幹部やサラリーマンたちは、ひたすら「経済戦争」でシェア(カネ)の奪い合いをしています。

 

中東緊迫、原油9割依存の日本警戒 備蓄あっても光熱費に影響の恐れ
2024年4月19日 朝日新聞へのリンク画像です。

(出典:2024年4月19日 朝日新聞)

 

また、日本は中東から大量の原油や天然ガスを依存しており、アメリカDSやイスラエル、トルコ、ロシア、イラン、そしてイスラム原理主義組織の資源戦争に巻き込まれています。最近、天然ガスが「クリーンエネルギー」として見直されていますが、世界一の資源大国であるロシアとアメリカには余裕が感じられます。

 

第2次トランプ政権で、アメリカは地球温暖化防止のパリ協定から離脱する予定ですが、もしトランプが日本に近海にあるメタンハイドレートなどの採掘許可を出した場合、日本も一気に資源大国の仲間入りを果たすかもしれません。

 

本日、日本政府はガソリンの暫定税率を廃止し、ガソリン価格が1リットルあたり5円も値上げしました。また、ストーブに必要な灯油価格も値上げされ、年金生活者や若い世代はますます使用を控えることになりかねません。

 

東地中海の天然ガス田争奪戦の行方
2020年9月9日 アゴラへのリンク画像です。

(出典:2020年9月9日 アゴラ)

 

すでにヨーロッパ各国では、2022年からロシアの天然ガス供給が止められており、インドやアメリカなどから高値で買わされているのが現状です。ロシアとドイツをつなぐ天然ガスのパイプライン「ノードストリーム」を破壊した実働部隊は、どう考えてもCIAかNATO軍です。

 

世界の天然ガスの争奪戦は今始まったわけではありませんが、例えばカタールは2009年頃、自国の天然ガスをシリア経由でパイプラインを建設し、トルコ、そしてヨーロッパ全域に供給する提案をアサドにしたと言われています。

 

しかし、ロシアとの関係を重視したアサドは提案を断った直後、内戦に巻き込まれてしまいました。要するに、シリア内戦とは「資源戦争」のことであり、アメリカDSやイスラエル、トルコが参戦してシリアを占領したということです。

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