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旧ソ連崩壊30年後、NATOとロシアのプーチン大統領との外交交渉

更新日 2022年1月13日

 

ロシアはウクライナをめぐって、アメリカが絶対に合意できない要求をし続けている【ANALYSIS】
2022年1月12日 BUSINESS INSIDERへのリンク画像です。

(出典:2022年1月12日 BUSINESS INSIDER)

 

ロシアのプーチン大統領が、ロシア軍をウクライナとの国境に展開している理由は、安全保障上の問題だけではありません。

 

一方、実質的な「EU(欧州連合)軍」であるNATO(北大西洋条約機構)は、ソ連崩壊後に少しずつ加盟国を増やし、ついにロシアとの国境に迫る勢いでウクライナまでたどり着きました。ちなみに、東欧のポーランドやハンガリー、チェコスロバキアが加盟したのは1999年です。

 

2000年以降、旧ソ連の共和国を中心にNATO加盟国は増え続け、現在は31ヵ国が加盟しています。そして、2008年に開催されたブカレスト・サミットで、ロシアと国境を接するジョージア(当時グルジア)とウクライナにもNATO加盟を歓迎すると共同声明が出されました。

 

つまり、ロシアにとって安全保障上の脅威であるため、プーチンはアメリカやイギリス、ドイツがソ連が崩壊する直前の1991年に、「NATOにロシア国境の国を加盟させない」という当時のゴルバチョフ書記長との談話を持ち出してきたわけです。

 

条約を締結したわけではなく、ロシア側はあくまで「口約束」であったと主張していますが、プーチンはNATOが加盟国を増やしたことが、ロシアと欧米諸国の外交関係を悪化させた原因であると訴えています。

 

ロシアとNATO、プーチンと交渉する方法
2022年1月11日 JB pressへのリンク画像です。

(出典:2022年1月11日 JB press)

 

今回、プーチンはウクライナ国境にロシア軍を展開することでNATO軍をけん制し、1991年に話し合われたことを守るように迫っています。ロシア外務省は、「露米安全保障条約」と「ロシア・NATO加盟国」の安全を確保するための措置に関する合意」という2つの条約草案を発表しました。

 

ロシア側の要求は、ジョージアとウクライナへのNATO加盟要請の撤回とロシアに隣接する国に弾道ミサイル(中距離ミサイルシステム)などを配備しない法的拘束力のある保証を得ることです。

 

また、ロシアとの国境付近でNATO軍の軍事演習を実施しないことや、NATO加盟国の民間船舶や航空機はロシアの国境から一定の距離を保つことが書かれています。さらに、定期的な協議を実施することも含まれています。

 

それに対して、NATOはロシア側の要求についてまだ返答はしていませんが、受け入れることはないと見られています。なぜかと言えば、NATO側はプーチン大統領が主張する「欧米とゴルバチョフ書記長との口約束は存在しない」と主張しているからです。

 

米国が破った約束。プーチンがウクライナ国境に軍を展開する意図
2021年12月8日 MAG2NEWSへのリンク画像です。

(出典:2021年12月8日 MAG2NEWS)

 

しかし、NATOはプーチンの主張が真実かどうかを疑っています。1989年に起きたベルリンの壁崩壊から1991年のソ連崩壊まで、当時の政治家や外交官たちのインタビューや自伝、そして歴史家たちが集めた資料を集めている段階にあるようです。

 

結局、NATO側の結論としては、当時のゴルバチョフとの政治的・法的拘束力のある約束は一度もなかったということです。ただし、冷戦終結後に混乱していた時代背景を考えると、必ずしも全てを否定することはできないとしています。

 

要するに、NATO側の論理ではウクライナやジョージアを加盟国に入れることは正当性があり、ロシアが主張することではないということです。プーチンの要求を受け入れない欧米諸国は、果たしてウクライナ政府軍の支援を続けるのでしょうか?

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