ベラルーシの原発稼働で米国・ロシアが覇権争い 安全性に懸念も
(出典:2020年8月12日 東京新聞)
私は、長く連絡を取り合っているアメリカ人の友人が全米各地にいますが、理性的なアメリカ人というのは心から平和と自由を願っています。
また、アメリカが中国やロシアとの安定した関係を望んでいると話すことが多い傾向があります。ところが、アメリカ国内では平和的な和解を論じる人々が「裏切り者」として罵られることがあるようです。
一方、無知なアメリカ人の多くは何も考えずに、ただ生活(カネ)のために仕事をしているだけです。当然、このことは多くの日本人にも言えることです。これから起きる感染症の第二波や、周辺国の有事に対応することはできないと思います。
中東全土でロシアが元の米国同盟国を受け入れ
(出典:2019年11月17日 ARAB NEWS)
この4年間を振り返ってみると、結局、トランプ大統領が意図的にアメリカ覇権をわざと衰退させたことで、ロシアは中国やシリア、トルコ、イラン、さらにその他の国々を陣営に集結させることに成功しました。実際に、アメリカを見限る国々が増え始めています。
ロシアのプーチン大統領は、アメリカとは異なる世界平和を構築しようとしていますが、最終的にアメリカが邪魔することで失敗することになると思われます。その結果、日本はアメリカとの同盟を破棄(破棄される)し、中国と同盟関係を結ぶことになるということです。
安倍政権もそうですが、トランプ政権も世界の平和や自由には全く関心がないように見えます。それよりも、権力や利権によってカネを儲けることことしか興味がないわけです。私は、この2つの政権を「銭ゲバ政権」と呼んでいます。
しかし、アメリカの政治家というのは、少なからずロシアに対する恐怖心を持っています。彼らは、これまでアメリカ国民や同盟国(日本人も含む)の人々に、マスメディアを通じて中国やロシアに敵対するように仕向けてきました。
トランプ氏、FDA内部にワクチン開発遅延させようとする動きと主張
(出典:2020年8月23日 Bloomberg)
実際に、トランプ大統領は「プーチン大統領を尊敬している…」と口では言っていますが、ロシアに対して敵愾心を持っているように思われます。トランプ大統領は、側近のペンス副大統領やポンペオ国務長官が「ディープ・ステート」とつながっていることに気づいています。
これまでも、自分が任命した閣僚たちが裏切ることを察知し、4年間のうちに数十人を次々と解任してきました。大都市ニューヨークの不動産王であるドナルド・トランプは、取引先との契約に細かい罠を仕掛けてカネを奪ってきました。
それほど賢くなければ、ディープステートや民主党大統領候補のバイデン前副大統領との戦いに勝つことができないということです。自分の最も身近にいる側近たちが裏切るのを、トランプ大統領は身構えています。
特に、ペンスとポンぺオ、そしてバイデンの3人は若い頃から、反ロシア、反中国という反共産主義の信念を持って生きてきました。特に、ポンぺオは米軍の情報機関に所属し、後にCIA長官を務めています。
「証拠を見た」トランプ発言と米情報機関の報告はなぜ食い違うのか。武漢研究所からのコロナ流出説が暴走する本当の理由
(出典:2020年5月2日 BUSINESS INSIDER)
米軍の特殊部隊(Special Forces)でさえ、自分で直接動かすことができる立場にいるわけです。実は、この組織には現在もディープ・ステートの勢力が所属しています。彼らこそ、中国・武漢市に新型コロナウイルスをばら撒いた張本人である可能性があります。
一方、この勢力と内部で対立しているのが国防総省の幹部や警察幹部です。彼らはトランプ大統領のために働いており、この2つの勢力がアメリカ政府内部で激しい権力闘争を行っているということです。
つまり、アメリカは一枚岩ではなく、中国と同様に様々な勢力が権力闘争を繰り返している国です。これから起こる出来事として予測できることは、2024年の二期目最終年にトランプ大統領がディープステートを解体に追い込み、意図的に基軸通貨の米ドルを破綻させることです。
そして、「トランプ・ドル」のような政府発行の通貨を流通させようとする可能性もあります。1960年代に故ケネディ大統領がやろうとしていたことを、60年を経てトランプ大統領が達成させるわけです。その瞬間、アメリカの同盟国は一斉に離反していきます。
同盟国の日本も例外ではなく、安倍首相が辞任した今、日本政府はアメリカよりも中国寄りになっていることが明らかとなりました。今後、日本と中国は同盟関係を結ぶようになり、安全保障条約を締結する可能性があります。
その後、世界中に駐屯する米軍基地は全て撤退することになり、アメリカは南北アメリカ大陸だけを支配することになります。ところが、アメリカ国内はリベラル派と保守派に分かれ、お互いに過剰な暴力と排除を行うようになるということです。
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