米スターバックス、3年ぶりの減収…中東での不買運動や北米の節約志向が重荷
(出典:2024年5月1日 読売新聞)
アメリカ経済が急激に悪化しており、大手ホームセンターや家電量販店の売上高が、コロナから回復したとされる2022年から減る一方です。
また、大手スーパーのウォルマートや100円(1 dollar)ショップでさえ売上高が上がらず、日本でもお馴染みのコストコも大幅値引きで在庫を減らすしかない状態です。今後、利益率がさらに低下して苦しい経営を強いられると思われます。
また、コーヒーチェーン大手のスターバックスも2023年と比べて売上高が15%も下落し、バーガーチェーン大手のマクドナルドも収益を減らしました。貧困層にとってもはや「ぜいたく品」であるコーヒーやハンバーガーは、自炊に負けたということです。
米マクドナルドの「5ドルのセット」が大当たり! 消費者がいま求めているのは「お得」
(出典:2024年7月24日 BUSINESS INSIDER)
実際に、2020年のように消費者の多くが節約のため自宅で食事をするようになり、最近提供を始めた5ドルのセットメニューでも消費者の反応は薄いとのことです。これがアメリカ経済の現状であり、もっと悪化していくのは確実です。
何とか経営破綻だけは避けたいということで、全米各地にある大型店舗を閉鎖し、資金調達しながら効率化を図っているわけです。2023年と比べると、2024年の企業倒産の申請件数は40%も増えており、2020年と同じことが起きています。
2019年の時点で異変に気づいた企業経営者は、2020年以降はずっと「撤退戦」を戦って生き残ってきましたが、2024年に再び景気が悪化するとは考えていなかったのかもしれません。そもそも、個人消費の低迷で商品やサービスを買ってくれなくなってしまいました。
米地銀に警戒くすぶる オフィス融資が火種―シリコンバレー銀破綻1年
(出典:2024年3月2日 時事通信)
実際に、住宅ローンやクレジットカードなどの未払いで自己破産者が増えており、2023年より16%も多く申請されています。しかし、アメリカ政府はこれからも改ざんした経済指標を発表し、好景気であると見せかけ続けます。
「アメリカで起きたことは日本でも起きる」という格言通り、大都市にある商業施設やオフィスビルから企業が大量に撤退すると、ビルのオーナーが金融機関から借りたカネを返済できなくなって破綻することが増えてきます。
大なり小なり、企業のほとんどが銀行からの融資を受けており、銀行は債券が焦げ付いてくると企業に対して貸し渋りや貸しはがしを行って財政を守ろうとします。しかし、銀行自体も外国の再建や株式を保有しており、農林中金のように巨額の赤字を抱えることになりかねません。
昨年、シリコンバレー銀行など複数の地方銀行が連鎖破綻しましたが、景気後退で2025年は地方銀行はドミノ倒しのように破綻ラッシュすると予想されています。つまり、2008年以来のアメリカ発金融危機が起きるということです。
米国債の金利上昇で、債券や不動産などの資産価値が大幅に下落したことが原因で地方銀行は破綻しているわけですが、資金が豊富なJPモルガンチェース銀行やゴールドマンサックスが連邦預金保険公社(FDIC)と協力して破綻を食い止めることなど不可能です。
なぜかと言えば、早期に大規模な資金注入を実施するスピードよりも、地方銀行が破綻するスピードのほうが速いからです。結局、2008年のリーマンショックのように、米ドル不足で資金注入が間に合わないということが起こります。
実は、私は2023年にもアメリカに拠点を戻すことを考えていましたが、入ってくる情報の多くが悲観的であり、経済的に考えると日本のほうがまだマシと判断しました。日米とも深刻な景気後退の入口に立たされていますが、何かあれば閉じこもれる場所を確保されているかどうかです。
新型コロナワクチン 高齢者など対象の定期接種 10月めど開始へ
(出典:2024年7月18日 NHK NEWS WEB)
日本の場合、10月から世界で最も早く「レプリコン・ワクチン(コスタイベ筋注用)」を、外資に乗っ取られた明治製菓ファルマが提供することになりました。すでに接種券が自宅に届いているようですが、増殖型ワクチンを接種すれば家族や同僚、すれ違った人全員がウイルスに感染するという話になっています。
今、WHOは緊急事態宣言を出してサル痘(エムポックス)の世界的な感染を煽るようになり、日本でも根拠のないコロナ(変異株KP.3)の感染者数をメディアが報道したり、人食いバクテリアやマダニ感染症など、いわゆる「疾病X」の演出に余念がありません。
おそらく、10月からはバスにも地下鉄にも乗れなくなり、飲食店や本屋、スーパー、コンビニなど人が多い建物に入らないほういいかもしれません。しばらく様子をみることにしますが、必要な食糧やエネルギー源、装備品などは備蓄しておくことです。
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