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シリアのアサド政権崩壊後、イスラエルとトルコ、イラン、ロシアの動き

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シリアのアサド政権崩壊後、イスラエルとトルコ、イラン、ロシアの動き

更新日2024年12月24日

 

イスラエル アサド政権崩壊後 ゴラン高原で実効支配強化図る
2024年12月22日 NHK NEWS WEBへのリンク画像です。

(出典:2024年12月22日 NHK NEWS WEB)

 

シリアでアサド政権が崩壊した後、事前に計画していたかのようにイスラエルによるシリア侵攻が始まりました。

 

イスラエル軍によるシリア空爆は500回を超えており、地中海側にあるロシア軍の軍事施設も攻撃されています。イスラエルのネタニヤフ政権は、シリア領のゴラン高原を占領して入植者を増やすことを承認しました。

 

それに対して、アラブ首長国連邦(UAE)などはイスラエルを国際法違反と強く批判したことから、他の中東諸国でもイスラエルに対して防衛強化を実施すると思われます。なぜかと言えば、ロシア軍のシリア撤退が始まったからです。

 

トルコ、シリア全面支援を表明 外相が訪問、国際社会の関与訴え
2024年12月23日 時事通信へのリンク画像です。

(出典:2024年12月23日 時事通信)

 

しかし、ロシアのペスコフ報道官の記者会見では、アサド大統領を追い出した「シリア解放機構(HTS)」の幹部たちと接触していると述べ、協力体制を構築中とのことです。また、トルコはHTS指導者のジャウラニと接触し、全面支援を評したと報道されています。

 

結局、シリアの軍事施設を攻撃されて撤退を余儀なくされたロシアの影響力は低下しましたが、これで西アフリカ諸国の独立を手助けし、旧宗主国のフランス軍とフランス企業を排除することに集中できるわけです。

 

ロシア軍が、もしこのままシリアに駐留し続けたとすると、本当にプーチンは旧約聖書エゼキエル書に出てくるゴグのマゴグになってイスラエルを総攻撃しなければならなくなります。つまり、ロシアはシリアから撤退するタイミングであったということです。

 

ロシアとイラン、1月に戦略条約署名へ 連携深化
2024年12月23日 日本経済新聞へのリンク画像です。

(出典:2024年12月23日 日本経済新聞)

 

一方、今回のアサド政権崩壊で最もダメージを受けたのがイランであり、イスラエルとヒズボラが停戦合意した後、イスラエルによるシリア(ゴラン高原)占領でヒズボラへの補給ルートが断たれてしまいました。

 

他方、トルコは国境を接するシリア北部のHTSを支援することにより、敵対しているクルド人勢力をシリアから排除しやすくなるだけでなく、オスマントルコ帝国復活のための一歩を進めることができました。

 

そして、埼玉県川口市で悪事を繰り返すクルド人(トルコ国籍)たちを、トルコに強制送還できるかもしれません。今、川口市では売国奴の市長が外国人移民を優遇しており、治安が悪化していると聞きます。

 

「大イスラエル」の先には何が…数千年前から始まった領土問題とユダヤ暦と投資の関係
2023年10月28日 日刊ゲンダイDIGITALへのリンク画像です。

(出典:2023年10月28日 日刊ゲンダイDIGITAL)

 

さらに、イスラエルはシリア国境とのDMZ(非武装地帯)を占拠し、シリア南部まで占領しようと空爆を行っています。実際に、イスラエルのネタニヤフ大統領以下のシオニストたちは、「大イスラエル(Greater Israel)」を目指しています。

 

要するに、シリアだけでなく、近隣のレバノン、ヨルダン、エジプトどころか、イラクやサウジアラビアまで占領する計画を実現しようとしています。そもそも、シオニストはユダヤ教徒ではなく、残虐なナチスそのものです。

 

中東の勢力図は外交では解決できず、戦争によって勝者と敗者がはっきりしてきました。今後の予定では、HTSがシリア国内で2025年3月に総選挙を実施するとのことで、スムーズに政権移譲できるかどうかを世界中が注目しています。

 

シリア暫定政権の指導者、写真求めた女性に髪を覆うよう指示 保守派もリベラル派も批判
2024年12月20日 BBCへのリンク画像です。

(出典:2024年12月20日 BBC)

 

50年続いたアサド政権はどちらかと言えば軍事独裁政権でしたが、シリア国民が求めているのは軍事や宗教面で緩和された政権です。しかし、ジャウラニ指導者はじめ、HTSのメンバーのほとんどが非シリア人であり、イスラム原理主義のISやアルカイダなど元テロリスト集団です。

 

ただし、シリアは元々多民族国家であるため、シリア人以外の外国人が政権を握っても不思議ではありません。それよりも問題は、イスラム原理主義者で元テロリスト扱いされた人たちが国家運営をできるかどうかです。

 

近い将来、HTS政権はトルコやイスラエルと戦争になり、シリアが再び戦場になる可能性があります。せっかく避難先のヨーロッパから帰国したシリア人たちですが、またヨーロッパに戻ることになるかもしれません。

 

イランも体制を強化し、シリアを奪還するためにイスラエルとの全面戦争に乗り出すことも考えられます。最後に、平和ボケして自分がどのような状況に置かれているのかわからない日本人は、自民党や財務省、経団連などの既得権益に対して「百姓一揆」を引き起こす気もないようです。

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