新型コロナウイルスの報道で耳にする「クラスター」「オーバーシュート」って何?医師が解説します。
(出典:2020年6月16日 CLINIC FOR)
感染拡大が始まった3月、政府や厚労省、都知事からは「オーバーシュート」や「クラスター」などという英語が使われていました。
「オーバーシュート」とは、飛行機が着陸する時に滑走路に直進できるように左への旋回をすることです。別名「ファイナル・ターン」とも呼ばれているようです。この時、旋回するタイミングが遅れると滑走路に対して深いバンクで修正しなければならないわけです。
私は、米軍が用意してくれた様々な軍用機に何度も乗った経験があります。滑走路に対して傾斜角を水平に戻す際、方向ペダルを緊張のあまり左に踏み込んだまま操縦桿を戻してしまうとスピンして墜落する可能性があります。
つまり、この最後の旋回へのタイミングが遅れてしまうことを「オーバーシュート」と呼んでおり、若い時からアメリカ人の空軍パイロットは徹底的に教え込まれています。また、金融用語で使われることもあります。
学校空爆、市場へ迫撃砲 シリア内戦「双方が戦争犯罪」
(出典:2020年7月9日 朝日新聞)
一方、「クラスター」とは軍事兵器として使われる、いわゆる「クラスター爆弾」が有名です。10年も続いたシリア内戦では、ロシア軍とアサド政府軍がクラスター爆弾を大量に使用したと言われています。
実際に、市街地に投下され、爆発の瞬間が撮影されて動画としてアップされていたり、不発弾が多数発見されています。それに対して、ロシア政府とアサド政権は「クラスター爆弾は使用していない」と言い張っています。
クラスター爆弾は、1発の爆弾に数百もの小さな爆弾が入っており、最新型のS400ロケットで発射されたり、スホイ戦闘機から投下されたりしています。飛び散った爆弾が不発弾となってシリア中の地面に残り、長期間にわたって民間人の生命を脅かすことから、使用が広く禁止されている爆弾です。
数十年ぶりに帰国した正恩氏の叔父、金平一氏は後継者になるか
(出典:2020年4月29日 SPUTNIK)
さて、現在のプーチン大統領は以前の顔と異なっていることは誰の目にも明らかです。影武者と言えば、北朝鮮の金正恩にも複数の影武者が存在しています。本物の金正恩(キム・ジョンウン)は、病気で重体か、あるいはすでに死亡している可能性があります。
そのような状況の中、5月には北朝鮮の金正恩委員長の叔父で駐チェコ大使の金平一(キム・ピョンイル)が北朝鮮に戻っています。金平一は、正恩の父親で故・金正日(キム・ジョンイル)総書記の異母兄弟です。
生前、金平一は金正日の後継者と考えられていましたが、1988年に駐ハンガリー大使として赴任して以来、権力から遠ざかっていた人物です。北朝鮮では、6月から妹の金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会副部長が党組織指導部長として兄の代弁をしています。
結局、金平一の帝王学修得までの時間稼ぎなのかは不明ですが、金正恩の健康に重大な異変が生じたのは明らかです。いずれにしても、これから朝鮮半島で大きなイベントが仕掛けられており、日本がそれに巻き込まれる可能性があります。
TBSテレビ ドラマ水戸黄門
(出典:BS-TBS)
話は変わりますが、現在の世界は「動乱期」、そしてすでに「転換期」に入ったと思われます。映画やドラマでは、必ず途中で180度転換するタイミングがシナリオに書かれています。例えば、水戸黄門のような時代劇は日本人にとって最もわかりやすいと思います。
「助さん!格さん!」と乗り込んだ悪代官の屋敷では自分の身分を明かさず、まず腕の差を見せつけることで悪代官がひるみ始めた時、水戸黄門が2人をなだめるわけです。このシーンこそ、現在の世界情勢であるということです。
次の瞬間、「この印籠が目に入らぬか、このお方を誰心得る、恐れ多くも先の副将軍、水戸光圀公であらせられるぞ!頭が高い!」といういつもの展開によって、ドラマはここから劇的に転換していきます。
世界が中国に、コロナの賠償計100兆ドルを請求。では日本は?
(出典:2020年6月2日 Yahooニュース)
これに該当するのが欧米諸国が行っている中国への損害賠償請求です。訴訟総額は「100兆ドル」という天文学的金額となり、恐れおののく悪代官でも、最後の反撃に出てくる時にはあっさりと切り捨てる場面ですが、共産党幹部のほとんどが逮捕され、最後は打ち首獄門の刑を言い伝えてドラマは終わるわけです。
要するに、今回の悪代官役は中国であり、悪徳商人はイラン、そして悪代官の手下が北朝鮮ということになります。国際金融資本は、1930年に国際決済銀行(BIS)を設立し、現在80%以上の国に中央銀行(日本は日銀)を設立することに成功しました。
そして、1991年にはイランやイラク、リビアなど残された国に中央銀行を設立させ、世界中の資産の90%を手中にしています。ただし、中央銀行制度を離反したい中国とイランへの制裁が残っているわけです。
今回の転換期は、資本主義経済から社会主義経済(監視資本主義)へ移行するため、必要となる国際制度を模索しているものと考えられます。
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