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国家が衰退するフラクタル構造パターン① 「ローマ帝国の場合」

更新日 2020年1月31日

 

経済学者に聞いた、アメリカが南北戦争以来初めて"不況のない10年間"を過ごせた理由
2019年12月13日 Business Insiderへのリンク画像です。

(出典:2019年12月13日 Business Insider)

 

イランからの先制攻撃にも巡航ミサイルさえ作動できない米軍の弱体化を考えると、現代のアメリカ人の心理状態はかなり恐怖で硬くなっているように思われます。

 

今後、アメリカ国内はそれなりに社会的な影響力が及んでくるものと考えられます。近い将来、このような状態に陥ることを想定して、これまで戦争で子どもや配偶者を失くした多くのアメリカ人は、トランプ政権と国防総省(米軍)に対して強烈な抗議を行う可能性さえあります。

 

しかし、アメリカのこれまでの歴史を振り返ってみると、現在と全く同じ動きをしている時代があります。それが、1861年に始まった「南北戦争」です。そして、そのたった7年後の1968年には日本で明治維新が起こり、戊辰戦争が始まりました。

 

つまり、アメリカだけではなく日本も、そして世界中が連動して同じ動きをしているというわけです。欧米の歴史学では、これまでヘーゲルやマルクスなど歴史の統一的な法則性の存在を主張する理論はありましたが、そうした法則性に沿って歴史が動いていることを証明することはできませんでした。

 

要するに、歴史とはそれぞれ個別の背景と因果関係で起こった個々の事件の連鎖であり、そこに統一した法則性の存在を発見することはできないとするのが、現在の歴史学の通説であるということです。

 

しかし、生態学と進化生物学の手法や数学を適用することで、歴史には明らかに再帰的(フラクタル構造)なパターンが存在していることがわかってきています。そのパターンは、人口数や経済成長率、労働賃金、生活水準などの変数の組み合わせです。

 

漢帝国と古代ローマ帝国が「ほぼ同時に衰退」した“偶然ではない”理由
2020年1月14日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:2020年1月14日 Yahooニュース)

 

例えば、ローマ帝国時代や中国の歴代王朝など近代以前の人口が急激に増えた農業大国だけに注目し、当時の覇権国の栄枯盛衰をデータにするのも一つの手であるように思います。

 

まず、約2000年前の古代ローマ帝国の頃は人口が少なく、未開拓地が多い状態から国家が形成され始めました。当時のローマ人たちは、自分たちの富の財産が土壌であることをよく理解していたように思います。

 

そして、優れた農村計画も持っており、例えば紀元前51年に皇帝ユリウス・カエサルがガリア全域を平定すると、現在のフランス・マルセイユ市の西側にあたる低地にローマ人たちは居住していたことがわかりました。

 

ところが、時間の経過とともに経済的に発展していくと人口が増えますが、未開拓地の人口が減る現象が起きました。それと平行して支配エリート(役人)の数も増えたため、こうした拡大がピークに達すると国が分裂期に入るというあるパターンがあるわけです。

 

人口が増えると自然と労働力人口も増えるため当然、労働賃金は下落することになります。さらに、各家庭に与えられる土地も減少するため、生活水準が低下し、これを背景とした社会的不満が溜まってくることになります。

 

一方、支配エリート(役人)の数も、割り振られる国家のポストも少なくなることで、エリートたちによるポストを巡る激しい権力闘争を引き起こすわけです。このまま状態を放置すると、国内は支配層の権力闘争と農民の度重なる反乱により、結局、国は衰退してしまうわけです。

 

これを少しでも回避するためには、人口が増えたとしても国民に十分な生活水準を保証するだけの土地を与え、また役人には国家の十分なポストを与えることができるように、国を戦争に突入されることで領土を拡大するしか方法がないということです。

 

しかし、この領土が拡大するスピードよりも、人口増加と生活水準の低下、そして役人のポストが不足するスピードが速ければ、国の分裂と崩壊が進んでいくというサイクルで回っているということです。

 

古代ローマの栄枯盛衰から学ぶべき「教訓」
2017年7月17日 東洋経済Onlineへのリンク画像です。

(出典:2017年7月17日 東洋経済Online)

 

歴史というのは、多様な出来事が複雑に絡み合っているように見えますが、実は単純なパターンとサイクルが絡み合っていることがわかっています。こうした歴史的なサイクルが、近代以前のどの国にも存在したことが明らかになりつつあります。

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