Atlasマンツーマン英会話

情報リテラシーによる未来予測は可能② シナリオ法・ビジョニング法・スキャニング法(定性的手法)|Atlasマンツーマン英会話

札幌エリアのマンツーマン英会話

Atlasの特徴レッスンコース・授業料一覧スクールを探す無料体験レッスン子供英会話Atlas KID'Sオンライン英会話

ホーム > すべての「人」へ、今、起きている本当のことをあなたに

情報リテラシーによる未来予測は可能② シナリオ法・ビジョニング法・スキャニング法(定性的手法)

更新日 2021年7月10日

 

情報リテラシーによる未来予測は可能① シミュレーション法・デルファイ法(定量的手法)
2021年7月9日 Atlas情報リテラシー教育スクールへのリンク画像です。

(出典:2021年7月9日 Atlas情報リテラシー教育スクール)

 

「未来予測」とは、現在よりも1ヵ月後、半年後、1年後、そして5年後の未来がどうなっているのかを見抜くため、まずは「定量的手法(データ)」で分析し、最終的には「定性的手法(知識や経験、直感)」で判断することです。

 

前回、定量的手法の「シミュレーション法」という事象から特徴的な要素を抽出し、コンピューターを使って未来の状況を予測する方法と、「デルファイ法」という複数の専門家に対して全く同じテーマを調査させ、その調査結果を照らし合わせながら意見をまとめる分析方法を紹介しました。

 

「定量」と「定性」の違いとは!?--ビジネスで活かせる「定量」「定性」分析
2021年2月9日 マイナビCANVASへのリンク画像です。

(出典:2021年2月9日 マイナビCANVAS)

 

そして今回紹介するのは、「定性的手法(知識や経験)」で分析する3つの方法です。まず、「シナリオ法」は、不確実な未来に対して大きな影響を与える自然環境や政治動向、金融経済、そして技術革新などの可能性を設定し、それまでのプロセスを小説を書くように予測する方法です。

 

コロナ禍の今、急激な社会変化などが起きた際の迅速な意思決定がスムーズにできるようになります。今後、台湾有事が起きた際に1970年代のオイルショックのようなエネルギーや食料危機のシナリオを策定し、企業が経営戦略立案に活用することができます。

 

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が発生する2019年末までに、ある企業や個人は意図的に会社規模を縮小したり、政府や自治体による給付金や補助金などの支援をシナリオを立てて検討することができたのは、この手法を実践していたからです。

 

「バックキャストとフォーキャスト」
2018年11月30日 広告朝日へのリンク画像です。

(出典:2018年11月30日 広告朝日)

 

また、「ビジョニング法」というあらゆる分野の関係者が参加し、現在の状況や課題を把握した上で望ましい未来について議論することで、長期目標や戦略的目標を共有する方法があります。

 

できるだけ望ましい未来の実現に向けた道筋を検討することにより、「バックキャスト」としての手法となる。バックキャストとは、あるテーマについて目標とする未来を定めた上で、そこを起点に現在を振り返り、今何をすべきか考える未来起点の発想法です。

 

バックキャスト思考を検討する上で大事なことは、「制約」を忘れないことです。もし、制約なしに「明るい理想の未来」だけで議論すると、机上の空論になってしまうことがあります。

 

一方、反意語である「フォーキャスト」は、例えばウェザーフォーキャスト(天気予報)で使われていますが、過去のデータや実績などから天気を予測する発想法です。過去+現在だけで考えるのか、それとも未来だけで考えるのか、という視点がわかりやすいと思います。

 

第2章 2040年の未来予測―科学技術が広げる未来社会―(Society 5.0)
2020年6月15日 文部科学省へのリンク画像です。

(出典:2020年6月15日 文部科学省)

 

近年、日本政府は未来予測の取組みで、文科省科学技術・学術政策研究所「科学技術予測調査」がこの手法を採用しています。最後に、「スキャニング法」という本やインターネット、専門家へのインタビューなどの現在利用可能な情報から分析する手法があります。

 

将来的に、大きな影響をもたらす可能性のある変化の兆候をいち早く捉え、様々な角度(政治・経済・社会・科学技術・環境、倫理など)から分析していきます。あまり目立たない報道記事から、社会の変化を見出すことで、幅広い影響を取り込んだ予測が可能となります。

 

イギリスでは、国立科学博物館局内にホライズン・スキャニングセンターが設置されており、各国政府機関やOECD(経済協力開発機構)、そしてEU(欧州連合)など国際機関でも取り組まれています。

 

さて、人間というのは「こうすべきだった」「ああしておくべきだった」と、自分の選択を後悔することがあります。これは、自分が異なった選択をしていた時の未来がどうなっているかを「直観的」に感じている証拠です。

 

この直感力を訓練することが、未来予測では重要です。訓練していくと、未来予測の精度は格段に高まり、自分の見た光景を絵にスケッチしたり、文章で表現することができるようになればスキルが向上していると言えます。

すべての「人」へ、今、起こっている
日本の国内情勢の本当のことをあなたに
情報リテラシーによる未来予測は可能① シミュレーション法・デルファイ法(定量的手法)
from 情報リテラシー教育スクール atlasl.net

生徒さんの声レッスン体験談
入会までの流れはこちら
無料体験申込はこちらから
ページのトップへ

Copyright Atlas Corp.All right reserved.