「金価格はこれから一段と上昇する」と読む理由
(出典:2020年2月25日 東洋経済Onlin)
金価格(ゴールド)が再び上昇してきました。金価格は、ちょうど40年前の1980年に記録した日本円での史上最高価格の6495円を超えようとする動きに見えます。
この金地金(インゴッド)の急激な値上がりは、世界経済がそれだけ不安定になっていることの反映であるように思います。しかし、金価格は今後も上昇し続けるしかありません。保有者の中には弱気な人たちも大勢いるようです。
私は、売るのではなく、保有を続けるべきであるように考えています。さらに、第3の波としてマスメディアが報道することで、買い増す人々が出てくることを考えると弱気になる必要はないということです。
FRB資金供給、量的緩和に匹敵 半年で4000億ドル増
(出典:2020年2月8日 日本経済新聞)
「情報リテラシー」を持たない日本人にとって、これからの世界の動き(グローバル・マクロ)をじっくりと観察し、大きな流れを敏感に読み取る必要があるのは明らかです。
なぜかと言えば、アメリカの中央銀行(FRB)があまりにも金融危機から逃れようとして世界の基軸通貨である米ドル紙幣を印刷し過ぎているからです。
そして、その米ドル紙幣を世界各国の銀行にばら撒いているため、いよいよ限界点が迫ってきており、急激に米ドル安に、つまり大暴落していくものと考えられます。それを唯一リスク・ヘッジできるのが、「正貨」と呼ばれる金(ゴールド)だけであるということです。
ドル支配終わらせるデジタル基軸通貨体制を提唱-英中銀総裁
(出典:2019年8月26日 Bloomberg)
いよいよ、「米ドル覇権の崩壊」が秒読みに入ってきました。米ドルは、すでに世界経済を支えるだけの力を完全に失っており、あとはそれがいつ起きるか、あと何年耐えられるのかの問題になってきました。
私は、このように10年前から考えてきたことで、それに取って替わる世界の信用の基本として、日本人に実物資産の金(ゴールド)を購入してもらい、できる限り売らずに保有し続けてもらいよう願っています。
金価格は、1グラムあたり1万円を超える可能性もあり、これまでの史上最高値をゆうゆうと超えた後、やがては2万円台に向けてスカイ・ロケット(大暴騰)の準備を整えていくように思います。
結局、戦後75年も続いた米ドル覇権が崩れることで、いよいよ世界が大転換することになりそうです。だからこそ、今のうちに信用度が高い本物の実物資産(タンジブル・アセット)である金(ゴールド)を自分の手にするべきであるということです。
私は、決して市場の流れに逆らうベア・トレンド論者ではなく、トレンド・フォロー論者です。要するに、世界の本当のカネの流れに従うためにはブル・トレンド(順張り)として市場を見る必要があるわけです。
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