メルケルが去り「緑の党」が与党に加わる“左傾化ドイツ”の向かう先
(出典:2021年10月8日 Yahooニュース)
9月26日、ドイツでも総選挙が実施され、「中道左派」のSPD(ドイツ社会民主党)が「保守」のCDU(キリスト教民主同盟)の議席数をわずかに上回り、第一党となりました。
両党の得票率を合計するとちょうど25%ということで、メルケル首相辞任後のドイツ政治は安定することは間違いありません。EU指導者の中心人物として、また16年も首相の座にいたメルケル首相はドイツ国民から絶大な人気がありました。
CDUの党首ですが、今回の総選挙で議席数を減らし、結局、SPDと「連立与党」を組むことになりましたが、後悔はしていないようです。一方、3位の「緑の党」は4年前の選挙よりも議席数を増やし、過激な地球温暖化対策を前面に掲げ、環境問題に熱心なドイツ人の票を集めました。
独総選挙の波乱要因に 投票まで2カ月―欧州洪水
(出典:2021年7月25日 時事通信)
7月、ドイツを襲った記録的豪雨と洪水で、死者が約180人も出ました。河川の氾濫で家々が押し流されるなど甚大な被害をもたらし、自然災害が少ないドイツでは日本と同様に「100年に1度の災害」とされています。
しかし、選挙前に平年の月間降水量の倍に当たる雨が降ること自体、違和感を感じます。つまり、「緑の党」を支援する勢力、地球温暖化の利権を持つ「ナチス党(ネオナチ)」の生き残りが気象操作で人工的に大雨を降らせた可能性があるということです。
旧東独中心に過熱する極右・ネオナチの暴力
(出典:2019年11月21日 日経ビジネス)
一方、「極右」のAfD(ドイツのための選択党)も、議席数を減らしました。選挙後、メルケルとAfDの党首が敗北の責任を互いに押し付けあっています。このような一見、日本とは関係のない国の選挙結果を分析してみると、世界の動きが感じられるようになります。
欧米諸国に長く住んだことがある人は分かると思いますが、世界の動きによって日本も流れが変わることがあります。ぬくぬくと日本で生まれ育った人には、一生感じられない「外から日本を見る」という客観的思考です。
私自身、20年以上もアメリカに住んでいたので自然とこのような思考を持っています。しかし、一般的な日本人には理解できないばかりか、話にならないので毎週土曜日に開催している情報リテラシーセミナー参加者以外にはその方法を伝えることはありません。
世界一「陰湿で心が狭い」日本人が、自ら小売店を殴り殺す
(出典:2020年5月12日 PRESIDENT Online)
日本国内で、しかも英語や外国語で書かれている情報に目を通さない大学教授や新聞記者など、テレビや新聞に出てくる自称・知識人層は多く、世界共通の基礎知識さえ持たずに御用学者やサラリーマンをやっています。
基本的に、英語を読めない(読まない)ので世界的に使われている思想の水準には達していないのが現状です。しかし、価値があると信じられている大学や企業名など肩書だけで用いられてきたので、嘘を言うことをやめられなくなっているわけです。
要するに、日本人の多くは「世界は日本を中心に回っている…」と天動説(地球中心)のように思い込んでいるということです。しかし、残念ながら宇宙の中心は太陽であり、地球は太陽の周りを自転しながら公転(地動説)しています。
景気後退が起きるのをわかっていながら消費税を2回も上げ、上から言われるがままに感染者数を水増しして公表し、必要のない緊急事態宣言を4回も出すような日本が、世界の中心であるわけがありません。
岸田内閣、疑惑満載でスキャンダル続出か…「鈴木宗男が安倍元首相に激怒」情報も
(出典:2021年10月11日 Business Journal)
私は、日本で生まれましたが、アメリカで教育を受けた日本では珍しい客観的に考えられる人間です。ところが、日本の中央集権や大企業などからは避けられています。私たちAtlasが、主張していたことが結果的に正しくても、無視するのが日本社会です。
この20年、なぜか安倍晋三を筆頭に極右の国会議員が国内だけで幅を利かし、欧米とイスラエルには頭が上がらない政治が行われてきました。しかも、イベントごとに国民が支払った税金で予算を立てて中抜きをしてきたわけです。
残念ながら、岸田新政権は3A(安倍・麻生・甘利)の支配から抜け出せないままなら、多くの国民が災害や経済難で路頭に迷うことになります。実際に、岸田政権誕生後に震度5以上の地震が3回も起きています。
|