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ヨーロッパでのビザ更新を「イタリア」と「スペイン」の外国人局で行った

ビザ更新のイメージ画像

その後、現地の税理士の方が迅速に対応してくださったおかげで、収入証明書が届き、滞在許可証が切れる3日前に引っ越ししたイタリアのミラノからわざわざ列車で首都ローマの外国人局へ行きました。

 

聞いたところでは、なんとその日は私の担当者がいるらしいということで、番号を呼ばれてドアを開けると、そこにはいかつい顔をしたイタリア人女性がおり、挨拶を軽く無視され、私のパスポートをチェックしてファイルを取り出し始めました。

 

イタリア人担当者:「それで収入証明書は?」

 

20歳の時の私:「これです。収入足りてますか?もう1年の間に4カ国で空手を教えていました…」

 

イタリア人担当者:「書式の記入が間違えています。(少し経ってから…)え?空手の先生?ジャポネーゼ?」

 

20歳の時の私:「はい、そうです。税理士の方にビザのための収入証明書と伝えましたが…」

 

イタリア人担当者:「私も空手を習っているのよ。でも書式が間違っていますから考慮できないものはできません」

 

一瞬、「Karate」というキーワードによって彼女の目が輝いた瞬間がありましたが、やはりそこで大きなため息をつかれたため、これは悪い雰囲気であることを一瞬感じました。

 

20歳の時の私:「それは重々承知していますが、あと6ヵ月ほどヨーロッパに滞在したいので、その分の滞在証明書か、あるいはフリーランス用ビザを発行していただきたい。その後はアメリカに帰る予定です」

 

イタリア人担当者:「予定といって将来の話ですよね?このまま6ヵ月ごとの滞在証明書を出すことになりかねないし、あなたが明日アメリカか日本に帰る可能性もあるのだから、悪いけどフリーランス用ビザは出せません」

 

彼女の言っていることは正論ではありますが、英語で話そうとしても一切受け付けず、つたないイタリア語で話す私に対しての言い方がひどく、地味に全てを否定してくるわけです。しかも結局は、「今、忙しくて目を通す時間がないから、結論を出したら電話で知らせます」とのことでした。

 

ドイツやフランスだけではなく、南欧のゆったりとした雰囲気のイタリアでさえ役所というところはこういうイライラしたところであることがわかりました。そして「よい1日を(Una buona giornata)」というイタリア語の挨拶すら無視され、定型文のあいさつすら無視され、帰宅したというわけです。

 

ちなみに、その後の3ヵ月も外国人局からの連絡はなく、いよいよ残り4ヶ月ほどのヨーロッパ滞在地のクライマックスとしてスペインのバルセロナを選びました。

 

結局、イタリアで再延長していただいた一時的な滞在証明書ですが、残り1ヵ月となる最後の週に引き継いでもらったスペイン・バルセロナの外国人局担当者に「ビザはどうなっていますか?あと1ヵ月で滞在許可が切れるのですが?」と電話すると、「まだ時間がかかるから局に直接来てください」との返信がありました。

 

行ってみると、スペインでもフレンドリーさが一切ない対応が見受けられました。

 

スペイン人担当者:「滞在許可カードが届くまでに1ヵ月ほどかかるので、とりあえず3か月分の滞在許可を出しておきます」

 

20歳の時の私:「Muchas gracias」

 

スペイン人担当者:「ではカードが届いたら電話で連絡するので取りに来てください」

 

私:「一体何のカードですか?」

 

スペイン人担当者:「滞在許可のカードです」

 

私:「私のフリーランス用ビザは更新されたのでしょうか?」

 

スペイン人担当者:「それは昨日すでに処理しました」

 

20歳の時の私:「(あと3ヵ月ほどでアメリカに帰国するのに…今さら…)」と心の中でつぶやいたことを今でも覚えています。

 

フリーランス用ビザの更新には最低限必要な収入額があるようですが、それは問題なく超えていたというわけです。それなら最初に言っておいてほしかったです。あの1年間は常にオーバーステイしてしまう状況にいたことで、心配した日々を送っていました。

 

というわけで、3ヵ月の滞在許可+3年のフリーランス用ビザの更新が当局から認められたわけですが、その後、私は大学に戻るために長かった1年半ものヨーロッパ生活に終止符を打つことができました。

 

しかし、ヨーロッパの外国人局というのは、この世で最もたちの悪い役所の一つであるということが確認できました。もう行くことはないとは思いますが、こんな経験ができたからこそ今回もコラムを記事にできたことに感謝すべきでしょう。

 

私が20歳前後にはこのようにいざこざが多々ありましたが、今は元気に日本に滞在し続けています。そして、今月こそ北海道胆振東部地震によってキャンセルされたアメリカに一時帰国する予定です。

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