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2022年、アメリカ国内で起きている分断は内戦に突入する

更新日 2022年1月11日

 

米議会襲撃から1年……何が起き、何が残されたのか
2022年1月9日 BBCへのリンク画像です。

(出典:2022年1月9日 BBC)

 

日本のマスメディアは、米中や米露対立の報道ばかりでアメリカ国内の社会情勢についてほとんど報じていません。

 

オミクロン株の感染者数やインフレ率の上昇に伴うFRBの金融緩和の縮小(利上げ)、そしてバイデン政権が打ち出した22兆ドルの税制・支出法案などに限定されているのが現状です。実は、アメリカのマスメディアもほとんど報じておらず、アメリカ国民はネット上で情報を得ています。

 

特に、一年前の1月6日に起きた首都ワシントンD.C.にある連邦議会議事堂への乱入事件以降、アメリカ国内の分断やトランプ支持派の動きなどについて、マスメディアはトランプのせいにして前に進ませる印象が演出されているように見えます。

 

TRUMP’S NEXT COUP HAS ALREADY BEGUN
2021年12月6日 The Atlanticへのリンク画像です。

(出典:2021年12月6日 The Atlantic)

 

昨年末、アメリカの月刊誌アトランティックは、「トランプの次のクーデターはすでに始まっている」という特集記事を出しました。内容は、1月6日の事件は予行演習であり、トランプの共和党は次の選挙を覆すために有利な立場にあるというものです。

 

この月刊誌の政治的なスタンスは中道左派であり、どちらかと言えばリベラル系の政治雑誌です。事件以降のトランプ支持派の動きに注目し、2022年11月実施予定の中間選挙や2024年の大統領選挙の結果を予想しています。

 

2024年のアメリカ大統領選挙では、トランプが共和党の統一候補に選ばれると断言しており、バイデンに勝利するというわけです。現在のところ、誰もトランプを倒す者はおらず、敵対勢力がスキャンダルや訴訟などで妨げようとしても出馬する意思をさらに強めるということです。

 

この予想を裏付けるのが、議事堂に乱入した人々への取材です。アメリカで静かに起こっているクーデターは、2022年から激しくなる可能性があります。実は、トランプの中心的な支持層は没落して貧困化した白人労働者ではないことが明らかになってきました。

 

米連邦議事堂を襲った「暴徒」の意外な素顔とその病巣
2021年2月22日 WEDGE Infinityへのリンク画像です。

(出典:2021年2月22日 WEDGE Infinity)

 

議事堂に乱入して逮捕されて起訴された人々は600人以上もいますが、そのうちの80人前後が刑務所などに拘束されています。刑務所で裁判を待っている中、警察官への暴行や暴力、銃器や爆発物の不法所持などの重大な犯罪で起訴されています。

 

150人以上の警察官が骨折ややけど、脳震盪、心臓発作などの怪我をしたようです。逮捕された人々の平均年齢は40歳で、65%が35歳以上、そして40%が公務員や医師、弁護士、ITエンジニア、公認会計士、そして会社経営者で大卒者が多い傾向がありました。失業者はたったの9%だけでした。

 

一般的に、クーデターや過激派組織に参加する人々は20代・30代が多く、無職で低学歴の若者が多い傾向があります。今回、事件を起こしたのは中流階層よりも少し上であったということです。しかも、過激派グループには所属していませんでした。

 

極右の武装民兵組織とのつながりが確認されたのはほんの一握りで、おそらくこれがトランプの支持層の中心であると思われます。経済的に余裕があることから、経済的な理由だけでトランプを支持しているわけではないこともわかります。

 

全体的にトランプ支持票の多い州出身の逮捕者が多く、ニューヨークやサンフランシスコといった民主党支持者が多い地域出身者も30%を占めています。それ以外の大都市近郊からの参加者も25%に達しています。

 

アメリカでは、3人に1人が"政府に対する暴力は正当化される"と考えている ── 最新調査
2022年1月7日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:2022年1月7日 Yahooニュース)

 

つまり、白人の人口比率が低下している地域から過激なトランプ支持者が現れる可能性が高いということです。そしてその中には、「バイデンや民主党は不正選挙で政権を奪ったと考えており、政権を奪い返すためには暴力は正当化される」と考えている人たちも全体の10%程度含まれています。

 

また、再びトランプをアメリカ大統領に返り咲かせるために、暴力を正当化している割合が高いのが黒人層やヒスパニック層です。彼らは、トランプを支持することで白人よりも社会的に有利な立場に立てると信じています。

 

マイノリティー(少数派)が優遇され、反対にマジョリティー(多数派)の白人の中流階級が不利な立場に置かれていると感じているようです。だから、トランプが白人を有利な立場に戻す大統領であるとして、トランプを支持しているわけです。

 

要するに、トランプを支持する理由は経済的なものというよりも、民族的イデオロギーであることがわかってきます。しかし、このままでは分断がかいしょうされないまま内戦に突入することも考えられます。

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