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金国際価格、9年ぶり最高値 ETFに資金流入
(出典：2020年7月27日 日本経済新聞)
最近、金（パーパー・ゴールド）の「ETF先物市場」では、ゴールドの現物に交換したいという投資家が増え始めています。強制的に決済させられることを頑なに拒否していますが、投資銀行や証券会社は騒ぎ立てる投資家たちを抑えつけようとしています。
中には、投資家を脅迫してでも売却させない銀行家や証券マンもいるらしく、特に機関投資家に対して借金の担保代わりにするなど、圧力をかけています。当然、このようなヤクザまがいのことをニュースにする記者は誰もいません。
結局、ニューヨークの金融街であるウォール街には荒っぽいユダヤ人たちが占拠しており、実質的に金融市場を動かしているわけです。それだけ、顧客や取引先を上から抑えつけるだけの組織力と仕組みを持っているということです。
実際に、現物の金地金（ゴールド）は世界中で手に入りにくくなっています。日本でも全国各地にある小売業者や代理店には多少の在庫があるようですが、長い付き合いのある顧客にしか販売しないようになりつつあります。
最高値になって、むしろ金地金を店に売りに来る投資家もいるので、その在庫を付き合いのある顧客に回しているということです。つまり、国内小売最大手の田中貴金属であっても販売する顧客の選別を行っていることになります。
第一商品、全10支店廃止 日産証券は2店継承
(出典：2020年7月2日 日本経済新聞)
すでに三菱マテリアルや第一商品など金地金を販売している小売りに相談したところで、一切かけ合ってもらえないのが現状です。もはや、金地金を買うことはできないので、それ以外の小口の小売り業者に少し高値で譲ってもらうしかなく、それぞれ努力しているのがわかります。
大阪取引所に貴金属など商品移管 国内初の総合取引所が誕生
(出典：2020年7月28日 SankeiBiz)
一方、金先物業者（東京商品取引所：TOCOM）は、先日、日本取引所グループ（JPX大阪）に経営統合されました。を吸収され移管した。東京商品取引所の現在の価格は、6月限月（1年後の価格）で1グラム6654円となっています。
田中貴金属工業 金価格推移
(出典：田中貴金属工業)
これに消費税10％と手数料を加えると、販売価格は1グラム7300円前後となります。100グラムの金地金で1枚約73万円、1キロの金地金は約730万円です。為替相場の影響から、本日8月5日の価格は7,608円でした。
たった100グラムの金を購入するのに73万円も必要になっていますが、円高ドル安の影響や台湾海峡での米中開戦や中東戦争のことを考えると、「1グラム1万円」の壁は今年中に超えるように思われます。
金地金購入者の間では、「1キロ1000万円の大台に乗せるまでは決して手放さないぞ…」という、気概さえ感じられます。5年前に購入した人は、1キロ500万円で購入し、10年前は1キロ350万円で購入したまま手元に置いています。
ちなみに、20年前に金地金を購入した人は1キロ100万円以下で手に入れていることになります。もし1キロ1000万円になれば、それだけで10倍に資産が増えることになるというわけです。しかも安全資産の金地金ということで、前途洋々です。
他方、現物のゴールドには一切目もくれない投資家や資産家が日本にはたくさんいます。これまで様々な金融投資に手を出して何度も損してきた人は、今になって急に慌て始めています。とは言っても、手持ちの株式や債券の価値が大幅に目減りするのは時間の問題です。
私は、5年ほど前からゴールドで資産保全する必要があることを伝えてきました。資産を持っている人には、自分の資産を守るためにある程度の金地金を持つことが基本と考えていたからです。
NY金（ゴールド）ロングチャート
(出典：2020年6月30日 楽天証券)
だから、5年以上も持ち続けている人は今すぐ売っても消費税分が全額返金されるどころか、これから資産が増えていくことになります。ここまでくれば、長期保持者は金価格の上昇に一喜一憂することはありません。
問題は、3月に株価が暴落した頃にゴールドを購入した人間たちです。あれこれ新しい投資に手を出してきた軽薄な投資家というのは、これから金価格の乱高下で右往左往させられ、最終的に手元のゴールドを売却することになるはずです。
こういう種類の人間というのは、最後までやり遂げるという我慢強さが足りなく、そもそも教養が足りないので能力が低いことは明らかです。私は、決して経済的に難しいことを言ってはいません。
私の言うことをしっかり聞き、それに従って行動した人だけがこれから始まる全ての「リセット」に巻き込まれずに生き延びることができるわけです。それ以外は、そろそろ自分の才能の無さを認めるべきです。
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2020年8月5日
