トランプ暗殺未遂「奇跡の一枚」だけじゃない、ピュリツァー賞写真家は「あの瞬間」をどう撮った?
 (出典:2024年7月18日 JB press)
2024年7月13日午後6時15分頃、ドナルド・トランプはアメリカ大統領選挙の集会のためにペンシルベニア州で演説中に発砲音が鳴り響き、右耳の怪我を負った状態でしゃがみ込みました。
様々な角度から映像を分析しましたが、シークレットサービスの動きはいつもと異なり、不自然にトランプを守るように取り囲みましたが、星条旗をバックに群衆に向かって拳を突き上げた奇跡の写真が世界中で話題になりました。
トランプが発した「Fight (戦え)!」というタイトルがそのまま付きそうな写真ですが、撮影したのは2021年にピュリツァー賞を受賞したエバン・ブッチ(AP通信)です。太平洋戦争中に撮影された「硫黄島の星条旗」と全く同じ構図ですが、トランプがディープステートに勝利したことを示唆しているように感じます。
そもそも、トランプが銃撃された2日後に開催された共和党全国大会に出席したこと自体が異常なことであり、私はメディアが勝手にトランプの心情を演出していると考えています。なぜかと言えば、トランプは自身のSNSアカウントで「メディアが嘘を流している」、と投稿しているからです。
オバマ氏、ハリス氏支持せず 「彼女は無能だと考えている」=米メディア
 (出典:2024年7月25日 SPUTNIK)
いずれにしても、トランプがアメリカのリーダーであるとの印象は強まっており、これで再選が確実となりました。その後、ジョー・バイデンが出馬撤退を表明し、副大統領のカマラ・ハリスが後継者として民主党候補に選ばれる予定です。
しかし、バラック・オバマも「ハリスは無能」と発言しており、もしハリスが指名されれば民主党は11月の本選を何としてでも延期させる必要があります。妻(夫?)のミシェル・オバマは指名を辞退しており、カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサムもハリス支持を表明しました。
「アメリカ史上最も無能な副大統領」「1年でこの国を破壊する」トランプ氏がハリス副大統領を批判
 (出典:2024年7月25日 Yahooニュース)
民主党は、しばらくトランプへのネガティブキャンペーンを控えていますが、トランプと共和党はハリスについて「アメリカ史上最も無能な副大統領」などと批判しています。また、トランプが機密文書を持ち出して起訴された事件の訴えがなぜか棄却されました。
つまり、トランプはこの「再現ドラマ」の主人公であり、主役としてドラマチックに見せるためにシークレットサービスや警察、検察、判事までがトランプを強力にサポートしているということです。
最近、アメリカ人やカナダ人の友人たちとその話になって、「トランプはラッキー過ぎる…」と口をそろえて言うようになりました。特に、日本在住の欧米人たちは信仰心がなく、聖書的に物事を解釈しない傾向があります。
だから、彼らはわざわざ日本で暮らしているわけですが、少なくとも私が知っているアメリカ人の多くは目に見えないものを見ようとします。聖書には、いつかこの世に「救い主(messiah)」が降臨すると書かれています。
それがイエス・キリスト(Jesus Christ)であるということで、信仰心を持つ人々は数々の奇跡を巻き起こしている「神がかったトランプ」を神に愛されている人と認識しつつあります。当然、仏教国の日本では全く話題になりませんが、どこまでが信仰なのか、スピリチュアルなのかはっきりしません。
もしトランプの右耳をかすめたのが銃弾ではなく、当初から言われていたプロンプターの破片であるとすれば、奇跡でも命拾いでもないわけです。メディアが勝手に報道し、SNSなどで勝手に情報が拡散されただけということになります。
マトリックス 銃弾避ける
 (出典:2019年5月19日 Youtube@MOVIE CHANNEL)
しかし、もし本当にトランプが銃弾をかわしたのであれば、映画「マトリックス」のように次元を超えた存在なのか、それとも合気道の創始者「植芝盛平」のような神業を披露したのかもしれません。映像を見ると、右頭部を直撃する直前に顔を右に向けるタイミングが絶妙です。
トランプ氏の集会で複数の発砲音、トランプ氏の顔付近から流血
 (出典:2024年7月14日 読売新聞)
私自身、アメリカに住んでいた時は拳銃やライフルの練習のために月1回は射撃場(range)に通っていましたが、銃弾をかわすイメージトレーニングもやっていました。130メートルの距離から放たれる一般的なライフルの弾速は秒速600~1000メートル、つまりマッハ2の戦闘機と同じくらいのスピードです。
Donald J. Trump@realDonaldTrump
 (出典:2024年7月14日 truthsocial@realDonaldTrump)
マッハ2の弾丸を寸前でかわすトランプは超人であり、人を超えた存在がアメリカを救うことは可能なのかもしれません。ただし、トランプを支援する副大統領候補のJD・バンスやイーロン・マスク、ジェイミー・ダイモンは別人であることから油断は禁物です。
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