米半導体エヌビディア決算は大幅な増収増益 市場の予想上回る
(出典:2024年2月22日 NHK NEWS WEB*)
世界中で、AI(人工知能)関連株がバブルで爆上げしており、AIについて何も知らなくてもETFなどの投資信託を持っているだけで資産が増え続けています。
日経平均株価は34年ぶりに史上最高値を更新し、ニューヨーク・ダウ平均株価やS&P500も史上最高値を更新し続けています。AI向け半導体のシェア8割を持つエヌビディア社の最終的な利益は、前年比8.7倍の122億8500万ドル(1兆8400億円)と大幅な増収増益となりました。
私は、いずれAIバブルが崩壊すると思っているので保有していませんが、ほとんどの個人投資家は「株価が暴落しても底値で買えば問題ない…」と思い込んでいます。しかし、大底だと思って買っても二番底、三番底の暴落に襲われ、15年以上も浮かび上がれなくなることもあります。
株価はまだ上がる。4万円は通過点。しかし、景気が悪いのになぜ上がるのか、そのあまりに単純な理由とは?
(出典:2024年2月12日 Yahooニュース)
すでに利益確定した人は気楽に相場を眺めていますが、資産が増えたからといって何か社会のために貢献できるわけではありません。再びチャンスが来たと思い、大量の株を買った数時間後に大暴落することもあり得ます。
ところが、アメリカ労働省やFRBが公表した失業率やインフレ率のデータは改ざんされており「、株価が高ければ大量リストラしても正しい…」という論理は破綻しています。いよいよ、アメリカの資本主義は崩壊に向かって進み始めました。
信じられないほどの株価上昇で、日本でも毎日のように「億万長者」が誕生していますが、彼らはまだ現金を手にしていません。デジタル数字上の「億万長者」であり、証券取引上での「一時的な成功者」でしかないわけです。
一体何を言いたいのかといえば、このまま利益確定しないまま大暴落して利益を失うよりも、その後4年以上株価が上がらない停滞のほうが精神的ダメージが大きいということです。日本人の平均投資期間は約4年であり、結局、含み損を抱えたまま市場から排除されて終わりです。
4年以上も株価が全く上がらない個別銘柄は意外と多く、年々「塩漬け」にしたままだと精神的な疲労を感じるようになり、4年目には急に現金が必要になって仕方なく利益確定することになりかねません。
日本株は誰がなんと言おうと、やっぱり暴落する コロナ後の「バブルのおかわり」は3回で終了だ
(出典:2024年2月24日 東洋経済ONLINE)
そもそも、暴落が始まってもすぐには売却できないのが株であり、誰も買い手がいないまま取り残されてしまうこともあります。底が見えない沼に落ちていくような感覚は恐怖ですが、これから多くの個人投資家がこのような苦しみを味わうようになると思います。
34年前の1989年12月29日(大納会=取引最終日)につけた3万8915円付近で、いわゆる「値がさ株」を買ってしまった個人投資家は、これから自分の資産を大幅に減らすことになりかねません。
1990年1月から下落が始まったように、2024年もあるタイミングでひたすら下落基調が始まります。それでも、途中で上昇する局面もあるので安堵すると思いますが、また下がり出してどこかで大底に到達します。
最近では、2022年はほとんど下落基調でしたが、2023年が大底で後半から上昇基調に転換しました。まだ含み損を抱えている個人投資家もいますが、ひたすら自分の資産が減っていくのを見つめるだけの日々は苦しいものです。
ジェイコブ・ロスチャイルド氏が死去、87歳-英銀行家・慈善活動家
(出典:2024年2月26日 Bloomberg)
そのような状況の中、日銀を含む世界各国の中央銀行を支配するロスチャイルド家当主のジェイコブ・ロスチャイルドが87歳で亡くなり、これから通貨制度が大きく変化する可能性がまた一つ出てきました。
日本は、7月3日に新紙幣との交換を控えていますが、この4ヵ月間は政治や金融経済で混乱が起きてくることは予想されます。その結果、これまでの価値観が大きく変えられることで、ついてこれなくなる人が次々と脱落していくものと考えられます。
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