「〈日本の英語力は世界で53位〉はデマ」に来た反応に反論する
 (出典:2019年12月25日 Yahooニュース)
実は、日本の大学教授や新聞記者のほとんどは、語学力が低いことはあまり知られていません。特に、英語以外の言語に通じた人材が少なく、相手が手書きした字を読むことができないのが現状です。
また、相手の言葉で語り、相手の話を理解できる人材は皆無です。つまり、彼らは本当の大学教授や新聞記者ではないということです。通訳者にカネを払って論文や記事を書くのであれば、肩書を名乗れる状況ではないと思います。
結局、日本人の多くがぬるま湯に浸かり、これまで語学を勉強してこなかったから、世界のどこで何が起きてもそれを自分の言葉で伝える能力が身につかないままなのです。だから、英語圏の報道記事を適当に読んで、論文を書いたり、記事を書いているのではないでしょうか?
今こそ、何を専門にするにしても言語を習得する必要があると思います。大学教授のほとんどは、英語を読めても全く話せないのですが、そんなものは話にならなくなっています。読む、書く、聞く、話すの4技能が普通にできなくては何もできないわけです。
例えば、日本のように識字率が高くない国に行った時、相手は読み書きができないので話を聞くしかコミュニケーションが取れないという状況があります。そういう人の話を聞かないのであれば、日本人の多くはいつまで経っても「今、起きている本当のこと」など一生知ることはできません。
また、中国では新型コロナウイルスによって惨事や悲劇が起きているような状態ではもうほとんど手遅れですが、大学教授や新聞記者たちが飛行機でそこに飛んでいって、現地の人々の話を聞けないのであれば、日本を世界でますます孤立させることになると思います。
振り返ってみると、この20年ほどの平成の時代には、日本人の多くが一度も欧米諸国を訪れたことがないのにも関わらず、運よく(?)外資系企業に採用されてしまい、今も仕事をさせられている現状があります。
それだけではなく、マクドナルドやKFCのようながアメリカ企業の日本支店によるフランチャイズで働いている人材というのは、欧米文化への理解など全く身につけず、当然、英語力もないまま日本支社が用意したマニュアルだけで接客してきたというわけです。
英語教育に罪なし。日本語力のない日本人に英語が身につかない訳
 (出典:2019年11月14日 MAG2News)
もはや日本人一人ひとりの思考やサービスについての考え方は、もはや日本文化など残っていません。少子化が急激に進む中、グローバル化(西洋文明)だけではいよいよ対応できなくなりつつあります。
しかし、いよいよ欧米中心のグローバル企業の破局が訪れようとしているように思います。私は、それだけ日本国民は思考が完全に停止した人間が多いという感じがしてならないわけです。ついに「心で感じる感性」が退化し、「考える習慣」もなくしてしまった大勢の人々が日本で暮らしています。
私が、一体何が言いたいかと言えば、日本国民に思考が停止した人間が多いのは、偶然ではないかもしれないということです。「6・3・3」の学校教育では、未だにただひたすら詰め込むだけしかなく、しかも少しでも異論を挟むようなら変人扱いされてしまいます。
「感じる心」、「おかしいと感じる感性」、そして「考える習性」。今後、こういったものを取り戻せなければ2020年からの過酷な時代で生き残ることは、難しくなると強く思います。
だからこそ、「今、起きている本当のこと」を知ることや「これから起きること」を予測することが、どれほど大切であるのか、です。今後は、それが本当に「生死を分ける」ことになりそうです。わずかなお金を惜しむより、たった一つしかないかけがえのない命を大事にするべきです。
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