今や、政府・日銀、大企業が総力を挙げて日本の国富をアメリカに売り渡していますが、それができるのはあと数年程度であるものと思われます。
結局、トランプ政権2期目の最終年である2020年に、アメリカは必然的に崩壊することなり、ヨーロッパ諸国などの先進国も一斉にデフォルト(国家債務不履行)というドミノ倒しになる可能性が高くなっています。
その時こそ、約30年振りに日本が復活する時になりそうです。戦後74年にも及ぶ屈辱的なアメリカ中心の世界秩序をひっくり返すタイミングに入ったということです。
私自身、この8月で47歳となりますが、1945年から100年後の2045年にアメリカから解放されるのであれば、その時は70代中盤なので、すでに私が死んだ後になるのが悔しいところではあります。
実は、このコラムはそのために次世代に向けた「ささやかな主張」でしかないわけです。そもそもこのコラムは40代以上しか読んでいないかもしれませんが、私は次世代との共感をシェアすることを望んでいます。
今の10代、20代が40代なる時代こそ、日本が、あるいは日本人が本当に復興するタイミングなのかもしれません。しかし、それは日本だけではなく、世界中が同じような状況であるということが言えそうです。
戦後すぐに、ヨーロッパ人もアメリカの軍事力の下に支配され、「アメリカとソ連」という東西冷戦構造に縛られ、今もNATOという実質的な米軍による占領政策の下にあるわけです。このことは、米軍に10年以上も奉職した私が最も知っていることです。
実際に、アメリカは強力な国家ではありましたが、その中で支配層が仲間割れし始め、ヨーロッパとアメリカ自体も仲間割れを始めています。昨年頃から特に、世界政治が複雑化しているのはそのためです。
欧米諸国が仲間割れし始めた今こそ、日本が独立運動をスタートする時であり、中国やロシアは日本と日本人の動きを何も言わずに眺めているのがわかります。つまり、何も手を下さなくても自然にアメリカが衰退することを知っているということです。
下手にイランや北朝鮮にちょっかいを出して、イギリスやアメリカが始めた戦争経済によって今さら元気にしてやる必要はないわけです。G20などの国際会議で適当に各首脳と会談し、無視するという姿勢であることは明らかです。
一方、日本、あるいは一人ひとりの日本人は、まず「自覚の再建」から始める必要があるように思います。お笑いの吉本芸人の謹慎処分が報道される中、アイドルのジャニーズ事務所社長の緊急搬送というニュースもありました。いよいよ一つの時代が終わるを感じているのは私だけではないと思います。
これまでテレビ界では、吉本工業とジャニーズ事務所という2つに所属する芸能人だけが活躍できたという「不思議な現象」が長く続いてきました。これから、マイノリティーであればあるほど前に出ることになり、今までマジョリティーであればあるほど後ろに下がることになりそうです。
そのような状況の中、一部の人はおカネや娯楽、情報などについて本当に必要なモノをすでに学んでいるか、気づいているように思います。長い間、味方もいないまま散々虐げられ続けてきたため、本当の強さを持っていると思われます。
一方、変化についていけない人間は、今まで虐げてきた人と同じ目にあうことは明らかです。なせかと言えば、それが因果の報果であり、本当の意味での孤独を味わうことになりそうです。
来年2020年は、いよいよ流行という経済サイクルが完全に終焉を迎え、日本でもこれまで安定していると思われてきた大企業が突然倒産することで、それが大きな流れとして連鎖倒産が起こる可能性があります。
今年以上に正義を掲げた大規模デモや紛争が起こると思われますが、それが世界のパワーバランスが崩れる契機になるかもしれません。金融市場の規制を厳しく検討する国がついに現れるようになり、世界中でお金について議論が行われるわけです。
また、同時に小麦粉や野菜の流通問題が起こり始め、日本でも食糧問題が起こる可能性があります。それらが社会問題化し、金融危機による治安の悪化から、東京や横浜などの大都市から地方への移住を真剣に検討され始めることになると思います。
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