トランプ大統領と金委員長が非核化協議の再開で合意-非武装地帯での会談で
最近、アメリカの「ブルームバーグ」という金融メディアは、トランプ政権のスポークスマン(報道官)のような立ち位置になりつつあります。
1990年にソ連が崩壊した際も、世界中のマスメディアを主導したのがブルームバーグであったように、2019年も世界の構造が大きく変わる中で主導権を握っています。
要するに、世界中がインドとパキスタンのような関係になっていくということです。戦後、アメリカは核兵器によって世界制覇を成し遂げましたが、それが北朝鮮やイラン、インドなどにも広がってしまった今、別のシナリオに移行しなければならないということです。
今や、ロケット開発や核ミサイル開発は誰でもできるようになりました。あのホリエモンでさえ、北海道で人口衛星を打ち上げることができるわけです。だから、大陸間弾道弾(ICBM)は特別な技術ではなくなりつつあります。
では、それに見合った世界秩序はどのようなものになるのでしょうか?
それがこれからの100年、200年を創っていくことになります。そのためには、まずアメリカは南北アメリカ大陸だけを統治下に置き、中東にあるイスラエルは捨てたいと考えているようです。一方、ユーラシア大陸は中国とロシアが統治することになります。
他方、島国である日本やイギリス、オーストラリアやニュージーランド、そして東南アジア諸国はこの2大陸間を行ったり来たりすることになるということです。
それが未来の世界地図であって、いよいよ「環日本海経済圏」時代が始まり、ロシアの天然ガスや日本海にある膨大な石油も解禁されるかもしれません。
つまり、日本は世界に名だたる「産油国」になるということです。なぜかと言えば、アメリカ大陸は急激な気候変動が起きており、もはやアメリカは諸外国を構う余裕などないからです。景気は米ドルの発行で何とかなっていますが、農業は厳しくなっています。
これまで世界の食料基地であったアメリカによる過剰輸出力がついに終焉を迎えており、日本や南北朝鮮、中国、ロシアなど世界各国は、これから自分たちだけで生きていかねばならないということです。
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