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体内に抗体ができない新型コロナウイルスの突然変異

更新日 2020年10月24日

 

新型コロナ、今や変異型が主流に 気になる感染力は?
2020年8月19日 日経スタイルのリンク画像です。

(出典:2020年8月19日 日経スタイル)

 

欧米諸国のウイルス研究所では、新型コロナウイルスの新たな特徴が毎日のように発表されています。しかし、日本ではほとんど報道されていないのが「突然変異するウイルス」についてです。

 

海外では、突然変異して毒性を高める危険なウイルスが発見されており、世界的に拡散している新型コロナのウイルス株は「D614G」が最も多いと言われています。

 

名称からも分かるように、世界で最初に中国・武漢で拡散した「D614」から突然変異し、今年2月後半にヨーロッパで見つかった株です。その後、「D614G」には様々な変異が起こり、現在は100種類を越える株が発見されています。

 

最近、北京大学健康科学・感染症センターでは、自然に変異した約80種類の株との変異型とコロナウイルスが宿主の細胞に侵入するために使うスパイクタンパク質が変化した約27の株を調査し、抗体に耐性のある株の特定に成功しています。

 

中国の科学者が別のセルペーパーを発表しました!ウイルスの感染性と抗原性に対するSARS-CoV-2スパイクタンパク質変異の影響の詳細な分析
2020年7月26日 生物谷 Bioon.comのリンク画像です。

(出典:2020年7月26日 生物谷 Bioon.com)

 

つまり、新型コロナに対する抗体が有効ではないウイルスの存在を特定したということになります、これらの株は、新型コロナの感染力と抗体に対して影響を与える可能性がある、「N234Q」「L452R」「A475V」「V483A」と発表されました。

 

4つのウイルス株それぞれの特性としては、感染力の増大や減少、抗体に対する感度の上昇と減少があります。「抗体」とは、ウイルスに結合してウイルスの活動を減退させたり、消失させる「タンパク質」のことです。

 

「抗体に対する感度の上昇」とは、体内に侵入した新型コロナが抗体に反応して不活発になることです。また、反対に「感度の減少」とは、ウイルスが抗体に反応しなくなり、活動性を維持することです。

 

すでに、ウイルス株によっては感染力が強化されていたり、抗体に対する反応が弱くなっていることがわかります。要するに、抗体が効かなくなっているということです。また、「D614+I472V」という株では、感染力が強化され、さらに抗体にも反応しなくなっています。

 

Profiling and characterization of SARS-CoV-2 mutants’ infectivity and antigenicity(英語)
2020年9月3日 Signal Transduction ans Targeted Therapyのリンク画像です。

(出典:2020年9月3日 Signal Transduction ans Targeted Therapy)

 

さて、抗体に反応しない危険なウイルス株に感染するケースが、欧米諸国で増えていることが明らかになっており、アメリカでは5月時点で感染者の0.1%程度にしか検出されなかった「V483A」に、9月には3.7%が感染しています。

 

このままでは、12月には半分の感染者がこの抗体に耐性を持つウイルス株に感染する可能性があります。特に、感染が予想される地域としてアメリカ中西部と北東部という予測が出ています。

 

一方、「A475V」も抗体に耐性を持つウイルス株ですが、5月時点でイギリスとアメリカの感染者は0.1%にしか検出されていなかったにも関わらず、現在は拡大している恐れがあります。

 

最後に、「I472V」という最も抗体の耐性が高いとされているウイルス株についてです。なぜか欧米諸国だけで感染が拡大していることが確認されており、免疫システムの司令塔である「T細胞」が全く反応しない可能性が高いと指摘されています。

 

以上、世界中で研究論文が続々と発表されていますが、人間の免疫システムをすり抜けてしまうウイルス株であると思われます。そして、感染者数が爆発的に増えているインドのウイルス研究所による調査では、17もの別のウイルス株が発見されています。

 

これらの突然変異を繰り返すウイルス株は、基本的に感染力が強く、また強い抗体耐性を持っているようです。その他、世界中の研究者がWHO(世界保健機構)に研究結果を提出しています。

 

WHO: Variant analysis of SARS-CoV-2 genomes
World Health Organizationのリンク画像です。

(出典:World Health Organization)

 

研究では、強い抗体耐性があるだけではなく、トランプ大統領が接種した治療薬の「レムデシビル」が効かないウイルス株も発見されています。レムデシビルは、新型コロナの特定のタンパク質を攻撃しますが、タンパク質自体が突然変異をしているとのことです。

 

他方、日本各地でも新型コロナの感染者が増えています。強い抗体の耐性があると同時に、既存の治療薬が効かないウイルス株の可能性があります。相変わらず、日本のマスメディアは何も報道していません。

 

抗体に耐性のあるウイルス株の出現は、抗体の生成によって感染を予防するワクチンが効かなくなることを意味します。有効なワクチンの開発よりも、新型コロナウイルスの突然変異のスピードのほうが速いということです。

 

ただし、抗体の耐性があり、毒性が強いからといって必ずしも重症化するリスクが高いことを意味するわけではありません。また、死亡者数が増えるというわけでもないわけです。ヨーロッパで始まった第二波は、明らかに突然変異するウイルス株です。

 

感染力が強く、高い抗体耐性を持つウイルス株であるとすれば、ヨーロッパ全土の感染拡大のスピードも説明できると思います。

 

いずれにしても、アメリカでの感染拡大ペースから12月には約半数の感染者が、抗体に耐性を持つウイルス株に感染していてもおかしくはずです。予想通り、12月には新たなパンデミックの第二波がアメリカを中心に始まってきます。

 

China Is Now the World’s Largest Economy. We Shouldn’t Be Shocked.
2020年10月15日 THE NATIONAL INTERESTのリンク画像です。

(出典:2020年10月15日 THE NATIONAL INTEREST)

 

もし、日本でこうした突然変異したウイルスが蔓延した時、私たちは本当に警戒する必要があります。第二波では、日本に対してトランプ政権やWHOからの都市封鎖要請の圧力はないと思われます。なぜかと言えば、アメリカは日本や韓国を無傷で中国の覇権に押し付けたいからです。

 

新型コロナに関して、読者の皆さんも様々な意見があると思いますが、気を緩めることなく、マスクの着用やソーシャルディスタンス、手洗いとうがいの励行という当たり前の予防策を実施するだけのことです。

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