小泉悠氏がシミュレーション。ロシアの北海道侵攻はあり得るのか?
 (出典:2022年4月28日 MAG2NEWS)
今回、ウクライナ戦争が起きたことで、軍事評論家や軍事ジャーナリストにはテレビ局や新聞社、雑誌、出版社などから多くの仕事が舞い込んできたと思います。
しかし、一度も軍事的な訓練を受けたことがなく、戦地で戦闘に加わったこともないので感覚的には何も知りません。ほとんど日本で暮らしてきたので、さしたる語学力もなく、自分で銃も撃てない人たちに何がわかるのでしょうか?
結局、自称・戦場カメラマンや軍事ジャーナリストと名乗る人たちは、ただの軍事オタク(ギーク)でしかなく、戦場でガタガタ震えているだけで役に立ちません。また、元自衛官が現地で撮影した動画に顔を出していますが、緊張感のない面構えからほとんど戦闘経験がないのは明らかです。
3月30日までに「撤退戦」を始めたロシア軍は、首都キエフを包囲していた全軍がいきなり兵を引き揚げさせました。歴史上のあらゆる戦争でも、退却する際は必ず攻撃されて損害を出す傾向があります。
半導体不足、ジャベリン1基に200以上の半導体 米はどうする?
 (出典:2022年5月4日 朝日新聞)
ところが、ロシア軍側の被害は小さく、ウクライナ軍(アゾフ連隊)は待ち伏せするよりも自国民を大量虐殺して「ロシアのせいにする」ことを選びました。その後、ポーランド経由で大量の戦車や地対空ミサイルが輸送されていますが、いよいよ弾薬の在庫が品薄になりつつあります。
ロシア軍は、東部のドネツク州とルガンスク州、そして南部のマリウポリからオデッサまでを制圧することに目標を切り替えましたが、北部のハリコフなどでも戦闘が起きています。つまり、ロシア軍は包囲してウクライナの各部隊を孤立させようとしているわけです。
結局、西側諸国が大量の兵器を輸送しても、ロシア軍の勢いを阻止できないという結果となりました。民間人を人間の盾にして抗戦していたアゾフ連隊(ネオナチ)は、マリウポリにある製鉄所の地下壕で最後の戦いを行っています。
すでにアゾフ連隊以外のウクライナ軍兵士は投降しており、数千人のアゾフ連隊だけが最後まで戦って全滅することになりそうです。日本のメディアは、ブチャでロシア兵が大量虐殺したと報道しましたが、犯行に及んだのはネオナチであることがいつか証明される時が来ます。
Patrick Lancaster
 (出典:Youtube@Patrick Lancaster)
さて、ウクライナの現状をリアルに伝えている本物のジャーナリストというのは、ロシア側やウクライナ側の組織に所属せず、客観的に現地の人々の声を伝えている独立系のジャーナリストたちです。
例えば、アメリカ海軍出身のパトリック・ランカスターは、2014年にマイダン革命が起きた後からウクライナ東部に滞在して現地から報道していました。今年2月24日にウクライナ戦争が始まってからは、マリウポリに拠点を移してユーチューブで状況を伝えています。
ランカスターは、ロシア軍が制圧したマリウポリ市内で取材していますが、現地の人々に攻撃しているのはロシア軍か、それともドネツク人民共和国軍(DPR)か、またはウクライナ軍なのかを質問しています。
動画には、遺体が放置されていますが、通りかかった人々は、自分たちを攻撃したのはウクライナ軍の「アゾフ」と答えています。建物を砲撃しているのもアゾフ連隊で、誰にでも銃口を向けてくると語っています。
アゾフ連隊は、ロシアが提案した住民を避難させるための人道回廊で避難させようとして襲撃しているようです。だから、キエフ郊外のブチャなどで多くの死者が出ているわけです。
ロシア軍は、市民と戦闘員を見分けるために白い腕章をつけるように提案しましたが、白い腕章をつけて外出するとアゾフ大隊が銃撃してくると証言しています。また、アゾフ連隊は学校や病院、劇場などに爆薬を仕掛けて破壊しているとも語っています。
さらに、怪我をした兵士の手当をするために病院を占拠した際、病院にいた入院患者や医者、看護師を退去させましたが、抵抗した者は射殺されたと言っています。ロシア軍は敵ではなく、物資を提供して守ってくれているということです。
Japan removes Azov Battalion neo-Nazi designation
 (出典:2022年4月9日 AL MAYADEEN)
要するに、現地のウクライナ人の本当の敵はゼレンスキー政権とアゾフ連隊のネオナチであり、そう証言する人々が多いということです。ロシア軍に攻撃されたという証言はほとんどなく、アゾフ連隊に対して怒っているのがわかります。
Japan removes Azov Battalion neo-Nazi designation
 (出典:2022年4月26日 mpr21:グーグルとツイッターで最も検閲されたウェブサイト)
こうしたアゾフ連隊の狂暴性や残虐性を訴える証言は、インドやベネズエラ、キューバなどロシア寄りか中立的な立場のメディアで報道されています。独立系メディアも、アゾフ連隊の殺人動画を次々とアップしています。
国連や各国政府、マスメディア、医療機関など全ての分野を乗っ取り、好きなように嘘の情報を流してきたディープステート側と、それに対抗してきたロシア側の戦いはいよいよ和解が不可能となり、世界は第三次世界大戦に進んでいくしかなくなってきました。
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