海外展開が困難に?中国企業が抱える大きな難題
(出典:2022年4月20日 Yahooニュース)
日本のメディアは、ロシア軍の戦車や兵員輸送車がFGM-148 歩兵携行式多目的ミサイルのジャベリンや殺人ドローンで攻撃されたことで、ロシア軍の脆弱さを報道していました。
ロシア軍のT-72戦車は旧式で、ウクライナ軍の襲撃で手も足も出なかったのは当たり前のことです。戦車隊の場所はGPSで把握され、さらに偵察用ドローンを使うウクライナ軍に待ち伏せされていたわけです。
そのドローンを制作・販売している世界最大手の中国企業「DJI社」は、ロシアとウクライナでの事業を停止すると発表しました。この中国製ドローンを改良して兵器にしたのが、ウクライナ国家安全保障・国防会議のメンバーで31歳のミハイロ・フェドロフという政治家兼ビジネスマンです。
実際に、偵察用ドローンのほとんどがDJI社製で、家電を売るようにこの危険なドローンをウクライナに販売していました。しかも、機密情報として「ロシアには内緒にしておくよう…」と釘を刺されていたことが明らかになりました。
DJIは、軍事用ドローンを製造していないと公表していますが、実際にロシア兵を大勢殺害しています。今後、この中国製ドローンの最新技術は世界中で開発され、ロシアでも独自で製造されるようになると思われます。
<独自>元自衛官がウクライナ義勇兵と接触 入隊交渉も見通し不明
(出典:2022年4月18日 産経新聞)
戦争を経験したことがない日本人は、戦場がどれほど恐ろしい場所なのかをイメージすることができません。プレイステーションの戦争ゲームに夢中な若者ほど、リアルな戦争の恐ろしさを想定できないまま、マイナンバーカードで徴兵されて殺されにいきます。
もしロシアや中国が日本に侵攻した場合、自分が本当に戦争に参加することを考えるようになると思いますが、訓練を受けている一般の自衛官でさえ震え上がるのは間違いありません。手の震えが止まらなくなり、この世の地獄を味わうことになります。
何でもそうですが、まずは体験してみたいとわからないことがほとんどです。だから、テレビに顔を出している軍事評論家やロシアの専門家の話を聞いて、何でもわかったような顔をしていると痛い目に遭います。
なぜロシア軍が待ち伏せされて攻撃されたかと言えば、軍事通信のセキュリティ対策が甘く、連絡するのにスマホを使っていたからです。米軍に通信を傍受された情報は、逐一ウクライナ軍に報告されて所在の位置にドローンで攻撃されたというのが真相です。
NATO対ロシアの間接戦争 覚醒した冷戦期最強の軍事機構
(出典:2022年4月28日 読売新聞)
アメリカ空軍には「AWACS」という情報収集機があり、それにNATO軍の「C4I」という情報収集機に接続されて高精度で通信を傍受できるようになっているようです。また、アメリカの諜報機関NSA通信傍受ネットワークが世界中に張り巡らしています。
もしロシア軍の軍事通信が、米軍やNATO軍に対して対応できていないのであれば、ウクライナ戦争で負けているはずですが、実はウクライナ軍を包囲しています。とはいえ、ウクライナ軍の主力は外国人傭兵とアゾフ連隊が中心です。
徴兵された18歳~60歳までのウクライナ男性たちは、時代遅れの銃器を持たされていますが、囮としてロシア軍に殺害されています。つまり、ロシア兵の位置情報を知るために犠牲にしているということです。
その他、軍事偵察衛星からの映像を米軍の情報機関が映解析してキエフにあるウクライナ軍の情報本部に届いているようです。ウクライナ軍に、ロシア軍が集まっている位置情報を正確に与えています。
“カミカゼドローン”ロシア軍撃退・・・大善戦の立役者
(出典:2022年4月7日 Youtube@ANNnewsCH//この動画はYoutubeにより非公開とされました)
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米軍は、この殺人(カミカゼ)ドローンで数万人のタリバンやアルカイダ兵士たちを殺害しています。今回のウクライナ戦争でも使われていますが、ロシア軍は緒戦の軍事作戦で多数の死者を出しています。
損害は大きく、ドローン攻撃で戦車や輸送装甲車など約2000台が破壊され、スティンガー・ミサイルで戦闘機や軍用ヘリが約500機が撃墜されました。その後、ロシア軍は総司令官を任命して再編成されましたが、9日にも総攻撃が始まると報道されています。
再編成されたロシア軍は、米軍の通信傍受やドローン、そして地対空ミサイルのジャベリンへの対策をしっかりしていると思われます。ロシア系住民がウクライナ国内にいる以上、プーチンは核兵器を使用することができません。
しかし、アメリカやイギリスの軍事産業が銃器や弾薬を大量生産することができず、「消耗戦」に突入しつつあります。最終的には、西側にある兵器を全てウクライナに輸送してなくなるまで戦うことになりそうです。
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