「金」先物が2400ドル突破!中国・インドが爆買い「近い将来、4000ドルに上昇」強気予測も
 (出典:2024年5月7日 DIAMOND online)
この数ヵ月、実は米ドルと金(ゴールド)の激しい戦いで、ゴールドマン・サックスやJPモルガン、バンク・オブ・アメリカなど、ニューヨーク・ウォール街の巨大投資銀行が大きな損益を出したと言われています。
ウォール街はディープステート(DS)の金融部門であり、数千倍のレバレッジをかけて金ETFでショートポジションを仕掛けていました。しかし、米ドル建て金価格が下がっても中国やインドの金融当局や投資家が安値で買うので、最終的にDSが根負けした形で勝負がつきました。
つまり、上がっても下がっても我慢して金の現物を保有し続けてきた人の勝利ということです。一方、FX(外国為替証拠金取引)というギャンブルにのめり込んでいるトレーダーは、1ドル=160円から151年、そして現在の155円と激しい乱高下で追証で証拠金が払えず、ロスカットされて大損しました。
なぜこのようなことが起きたかと言えば、為替相場の乱高下が起きたのはGW中であり、旅行に出かけていたり、ゆっくりと休日を楽しんでいて相場を確認しなかったからです。最近、SNSで投資結果を投稿する人が増えましたが、そのほとんどが含み損を抱えていると思われます。
どれほどの情報リテラシー力を身につけていて、数千万円の資金をFXや株式という賭博場(カジノ)に出入りしているのかはわかりませんが、わざわざカネを借りてまで数十倍のレバレッジをかけ、たった数時間で数千万円の借金を抱えたケースも報告されています。
「朝起きた瞬間、頭が真っ白に…」 円安ショックで“4000万円超のロスカット”、有名FXトレーダーが明かす“GWの悪夢”
 (出典:2024年5月2日 Yahooニュース)
結局、日本人トレーダーのほとんどは国内外の情勢についての知識や経験がほとんどなく、英語を読めない(読まない)ままでウォール街という巨大な熊と素手で戦っているようなものです。しかし、本当の敵がまさか日本の財務省や日銀だとは夢にも思わなかったわけです。
財務省と日銀がGW中に為替介入したのはほぼ間違いなく、ワクチン接種に続き、金融政策でも日本政府が日本国民を大量虐殺しました。問題は、為替レートが乱高下し、「円建て金価格」が暴騰していることさえ知らない日本人が多いことです。
当然、金(ゴールド)の現物を保有している人とFXでギャンブルしている人間の差は大きく、7月3日からの新紙幣との交換でますますその差が大きくなっていきます。まず、FXは最大25倍までレバレッジ(借り入れ)がかけられ、大きなリターンが期待できる取引ではあります。
例えば、100万円しかなく資金がなくても10倍のレバレッジをかけると1000万円のトレードができるということになります。しかし、その場合はたった1円の動きで10万円の増益・損益が生じることになり、もし5円も逆に動くと証券会社や取引所から確実に「追証」を受けます。
資金の1000万円が500万円を下回った際、証拠金の支払いが義務化されており、払えない場合はロスカット(自動精算)させられるわけです。もし最大25倍のレバレッジをかけた場合、100万円で2500万円分の取引ができますが、たった3円でも一瞬で資金がゼロになることも日常茶飯事です。
[社説]水原容疑者訴追、軽視できぬギャンブル依存症
 (出典:2024年4月15日 日本経済新聞)
だから、私はレバレッジをかけたり、株の空売りを仕掛けるトレーダーは投資家ではなく、ギャンブラー(ばくち打ち)だと思っています。最近、メジャーリーガーの大谷翔平選手の元通訳が違法賭博の罪で逮捕されましたが、ギャンブル依存症は社会問題です。
最初はビギナーズラックで大金を得たとしても、のめり込むほど負け続けるので何度も破産して借金地獄に陥るのが特徴です。為替レートが円安になろうが円高になろうが、私たちの仕事・生活にはほとんど影響が及ばないのが現状です。
田中貴金属工業:金価格推移
 (出典:2024年5月23日 田中貴金属工業)
一方、金(ゴールド)の現物はそれ自体が通貨であり、10年以上続くアベノミクスによる金融緩和で国債(紙幣)が大量に発行(印刷)されており、日本円の価値が少しずつ減り始めています。だから、価値が変わらない金(ゴールド)の現物を保有しておく必要があるわけです。
実際に、コロナ騒動からウクライナ戦争、ガザ攻撃、そして世界各国の首相や大統領など要人たちの不審死が続いており、そのたびに金価格が上がっています。下がるとしても一定の範囲であり、そう簡単に暴落するとは思えません。
新札発行後も旧札使用可能、新円切り替えとは全く異なる=鈴木財務相
 (出典:2024年5月8日 Reuters)
7月3日に新紙幣との交換が始まりますが、タンス預金で1兆円以上の現金を保有している人は、果たして無事に銀行で交換してもらえるのでしょうか?
コロナウイルスに紙幣から感染する、といった誤った情報操作から、2020年頃から支払い方法が一気にキャッシュレス化されましたが、同時に徐々に市中に存在する紙幣の量も減っていることがわかってきました。
そして、いよいよアメリカ発の金融危機や世界大戦の動きも出始めています。世界情勢がさらに混沌とする中、本当に価値のある現物資産を保有しておくことで自分や家族を守ることができるかもしれません。
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