最近、インターネットや安倍政権でもてはやされる「ZOZO社長」や「いきなりステーキ」、「RIZAP」、「ハズキルーペ」、そして「加計学園」など、私たちがここまで厚かましく感じるのは、彼らが安倍政権を支持しているからだと思うわけです。
また、テレビに出てくるお笑い芸人のような評論家や学者も、結局、芸能人のような振る舞いをしなければギャラをもらえなくなっています。そういう私もスクール内ではお笑い芸人のようなことをしているわけです。
今の時代というのは、何とかお客さんを笑わせながら、楽しませながら脳内を改変していかなければ、一切の説明を受け付けなくなりつつあります。ましてや、インテリのような理路整然では最初の段階で弾かれてしまい、ビジネスが全くできなくなっています。
だからこそ、学者や先生、医者などすべての分野の専門家が、笑いながら何とか論理を入れる形で、何とかお客さんに受け入れられているような状況です。まるでビートたけしやタモリ、さんまのような路線が望ましいという時代の到来です。
とにかく、笑いか損得に持っていかないとお客さんや同僚、上司、そして社長も受け付けてくれないことから、マーケティングやマネジメントの観点から考えると、日本文化の最終形態を迎えているように感じることもあります。
いつの間にか、日本中が安倍政権のような居座りと嘘まみれになっており、そもそも「人間」というのは表向きのトップを真似する傾向があるためか、端から端まで「嘘まみれ」で「捏造まみれ」になっているのがわかるはずです。
結局、知の権威や権力の権威、行政の権威というものが完全に消滅したのが「平成」という時代であって、どの時代であっても世紀末や文明の最終形態では、全く新しい社会構造に転換する前というのは「何でもあり」となるという歴史法則があります。
3月には、まずイギリスのEU離脱がハード・ランディングという形で行われ、4月は今上陛下がいよいよ御退位されるために新元号に変わってきます。一方の安部政権は、ロシアと早く北方領土問題を解決したくて焦っているだけです。
安部首相はアメリカがいくら外交努力をしたところで、もはやロシアや中国を封じ込められないことを知っており、ロシアと中国にすり寄っています。アメリカの軍事覇権が崩れているのに、日本がこれからどうすべきか、どう方向転換していくべきかについて全く議論されていません。
汚物の中からきれいな花が咲いてくるように、お釈迦さまはハスの花に乗っていたわけです。全世界の金融システムがデフォルト・ドミノ(国家同時債務不履行)した後の新時代の出現はそのようなイメージではないでしょうか?
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