アサド政権崩壊で、イスラエルとトルコがシリアを攻撃するわけ
 (出典:2024年12月9日 Yahooニュース)
最近、ヨーロッパ各国政府は国民に戦争の準備をするよう促すようになり、中東のシリアではイスラム原理主義の反政府勢力が攻勢を強めたことで、アサド大統領がロシアに亡命したと報道されています。
そのきっかけとなったのが、隣国レバノンの武装組織ヒズボラとイスラエルが停戦合意です。その直後、反政府勢力(シリア解放機構:HTS)がシリア北部にある都市アレッポを制圧し、さらに中部の拠点ハマを攻撃しています。
それに対して、シリア国軍はロシア軍に空爆を依頼し、何とかアサド政権を維持しようと試みましたが、ウクライナ戦争で手薄となったロシア軍の隙をつき、イスラエルやアメリカ、トルコ、そしてウクライナから支援を受けたアサドを追い出した格好となりました。
このHTSを訓練したのはウクライナ軍の特殊部隊(ドローン戦)であり、ウクライナ(欧米諸国)とロシアの代理戦争がシリアで起きているということです。その結果、ヒズボラはシリア経由で輸送されるイランからの補給路が遮断されてしまいました。
ジョージアで政情不安続く 政権がEU加盟凍結 市民はデモで抗議
 (出典:2024年12月9日 毎日新聞)
つまり、シリア侵攻の黒幕はイスラエルのネタニヤフ政権とアメリカのバイデン政権であり、いよいよ主戦場はウクライナから中東に移動しました。また、ロシアの隣国ジョージアでも内戦が始まっており、EU加盟交渉を中断した政府に対して激しい抗議デモが起きています。
ジョージアでは、国内で親ヨーロッパ派と親ロシア派が対立しており、10月の議会選挙で不正があったと選挙のやり直しを求めています。要するに、バイデン政権がCIAやNED(全米民主化基金)が親ロシアのコバヒゼ政権を崩壊させようと仕掛けたわけです。
一方、東アジアにある韓国のユン大統領が「非常戒厳令」を宣言し、たった数時間後に解除されるという騒動が起きました。あまりにも不自然な軍や議員たちの動きから、こちらもバイデン政権が仕掛けた可能性があります。
12月に入り、世界中でクーデターが引き起こされて政治的に不安定になりつつあります。日本だけ何も起きないことはあり得ませんが、少なくとも食糧やエネルギー(ガスや灯油など)の備蓄量を増やすことは必要です。
なぜかと言えば、日本は西側諸国とG7のメンバーであり、日本政府はロシア政府と対立関係にあるからです。先月、バイデン政権が使用を許可した長距離ミサイル「ATCMS」はウクライナからロシア西部の軍事施設に発射しました。
プーチン大統領、トランプ氏の安全に懸念表明 暗殺未遂事件を非難
 (出典:2024年11月28日 Reuters)
一方、ロシアは報復として極超音速ミサイル「オレシュニク」をウクライナ東部の軍事施設に発射したことで、欧米諸国とロシアの関係がさらに悪化しています。この時、カザフスタンを訪問していたプーチン大統領は、「トランプの暗殺」ついて示唆する発言を行いました。
具体的には、「私の意見では、彼は今、安全ではない」、「残念ながら米国の歴史において様々な事件が起きている。トランプ氏が賢明であり、用心深く、このことを理解していることを願っている」と語っています。
すでに最新兵器「オレシュニク」の登場で、欧米諸国はロシアとの戦争に勝ち目がなくなったのが現状です。それでもNATO(北大西洋条約機構)は、ロシアに無駄な抵抗を行っており、世界中の人々を戦争に誘導しています。
そもそも、最初からウクライナに勝ち目はなく、とにかく第三次世界大戦のきっかけが欲しかったわけです。その前に引き起こしたコロナ騒動で気づかなかった人々は、「生物兵器戦」で健康を害し、武力とサイバーの攻防「ハイブリッド戦」で生活環境を悪化させました。
トランプやプーチンは、そのことを何度も警告していましたが、西側メディアの情報しか見ない日本人の暮らしはますます苦しくなっていくことが予想されます。日本国民にとっての本当の敵は、ウクライナを支援する財務省であり、自民党議員たちです。
数年後に迫る!?「ロシアとの戦争」に備えるヨーロッパ
 (出典:2024年12月5日 Yahooニュース)
興味深いのは、ウクライナ政府やNATO諸国がロシアの脅威を完全に無視しているのと、未だに日本国民が日本政府に依存していることに共通点があることです。そして、この2つの共通点は、自滅に向かっていきます。
今後、NATOはロシアに対して長距離ミサイル攻撃を継続するので、ロシアの報復は何倍にもなって返ってきます。今、世界で最も危険な場所はNATOの指令センターがあるポーランド北西部です。
朝鮮半島有事には日本に難民…首相「想定内」 収容施設、ふるい分け…
 (出典:2017年4月18日 産経新聞)
NATO加盟国でウクライナの隣国であるポーランドでは、これから一般国民の多くが国外に避難し始めます。また、混乱が続いている韓国では日本に避難する可能性が高く、特に釜山から高速船に乗車して九州に逃げてくる韓国人で溢れることが考えられます。
商魂たくましい一部の日本人ビジネスマンは、ここぞとばかりに難民と化した韓国人避難者を受け入れる準備をしていますが、治安の悪化対策までは考えられていないようです。日本は直接的な戦争には巻き込まれませんが、外国人への対応には苦戦を強いられると思います。
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