2019年5月、インドのモディ首相が圧倒的な支持で再選されましたが、早速モディ政権がインドをクリーンにするキャンペーンを始めています。
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現在のところ、モディ政権はゴミ問題について戦争を宣言し、インド国内の清掃(浄化政策)を始めています。モディ政権の大きな特徴の一つとして、グローバル化を推し進める政権ではないということが挙げられます。
つまり、モディ政権は外国企業がインドに進出し、インド国内のあらゆる市場を奪うことを懸命に阻止しようとしているわけです。
反対に、中小企業を中心とするインド国内の産業を保護する政策を採用していることから、これが将来的に世界的な経済モデルになる可能性を秘めています。
また、インドは世界のスピリチュアルな宗教的リーダーとして発展しようとしているように思います。これは、アメリカと連動していくことになると思います。なぜかと言えば、世界で最も物質的な生き方をしているのがアメリカ人だからです。
現代日本人もそうですが、アメリカ国民の多くが心が満たされていないと感じているのは明らかで、今後はスピリチュアル的な方向に向かうしかないように思うわけです。この欲求に応えることができるのがインドということになります。
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インドは、中国共産党や、あるいはそれ以外の民族の思考が民主化する中、その背景もあってさらに発展することになります。中国で起るべき民主主義革命の混乱により、中国国内にオフィスを構える多くの企業が、インドの安い労働力を目当てにインドに工場を移転するということです。
さらに、カースト制度が未だに残るインドでは、政府が国内の労働者が適切に扱われるようにするために、様々な規制を導入することになるはずです。
一方、インドとパキスタンの関係は緊張感が増すことは明らかで、2つの核保有国が再び対峙する時が来ると思います。しかし、意外にもパキスタン側からインドとの対立を妥協し始めるかもしれません。
それというのも、サウジアラビアとイランの緊張感が高まることから、アメリカからパキスタンがどちらの側につくのか選択が迫られるからです。その結果、パキスタンはサウジアラビアとアメリカ側につき、イランと敵対するのではないでしょうか?
こうした状況の変化によって、パキスタンはインドとの対立で妥協するということです。ところが、インドとパキスタンとの国境紛争は続き、インドはこの状況を利用して、ネパールとカシミールの方向に向かってインドの国境を拡大させようとするものと考えられます。
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インドは、さらに自国の領土を拡大する方針があるわけですが、これは軍事的なことではなく、経済的な拡大によって実現していくということです。
2020年内ではありませんが、近い将来はほぼ同じ民族であるバングラデシュとインドが統合し、さらにチベットもインドの法的な統治下に入る可能性があります。
いずれにしても、インドの影響力は世界的に拡大していくのは誰の目にも明らかです。そして、最終的にパキスタンとの紛争が解決することになります。
インドは、反グローバル化の動きを見せる中、世界をリードする覇権国の一つになる可能性を持っています。インド政府は、地元の中小企業とビジネスを保護することで、新しい経済システムを作っていきます。
これこそ、2020年に終焉すると思われるグローバル化時代以降に世界をリードするAI(人工知能)やブロックチェーンを主軸とした第5次産業革命ではないでしょうか?
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