GSOMIA破棄か?留保か?韓国が本日、最終結論へ!
韓国がアメリカから離れようとしており、今や、同じ民族の北朝鮮と一緒になろうという動きが見え隠れしているのは明らかです。
政治というのは、表向きは韓国と北朝鮮がいがみ合い、また仲が悪いようにマスメディアは報道しますが、実は裏では、いよいよ念願の民族統一を成し遂げようとしているわけです。
その中で、アメリカのエスパー国防長官や米軍のトップたちが韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領にどれだけ圧力をかけたとしても、GSOMIA(日韓軍事情報共有協定)の破棄は止められないところまで来てしまいました。
在韓米軍の駐留費、5倍の要求で協議決裂
ついに、明日23日0時に期限が迫っていますが、実はGSOMIAというのは、「日本と韓国の衛星からの軍事情報を米軍が吸い上げる」だけの協定でしかないことはあまり知られていません。
米軍は、韓国政府に対して「GSOMIAを破棄するな」と強要していますが、文在寅大統領は聞く耳を持たないまま明日を迎えることになりそうです。このままでは、米韓の合同軍事演習は規模縮小どころか中止に追い込まれることになります。
そして、在韓米軍がようやく韓国から撤退することになるはずです。これで東アジアの政治構造が大きく転換していくことになります。韓国は、北朝鮮主導の統一国家となり、中国の覇権に呑み込まれていくわけです。
今後、朝鮮半島全体に中国の影響力が強くなっていく動きは避けることができなくなり、今度こそ日本にとっての38度線と言える北朝鮮との国境線が韓国の釜山を超えて、対馬海峡まで下りることになります。それでも、韓国にビザなしで旅行に行くことは継続されると思われます。
一方、徴兵制度がある韓国では、若者たちの貴重な2年間という時間を国へ捧げています。しかし、南北統一が果たされることで韓国人の若者たちが北朝鮮と戦争することはなくなったわけです。しかしながら、すでに富裕層から日本に移住しているのを見ると、各世代によって韓国人の気持ちが大きく変っていることがわかります。
もはや、従来通りにアメリカに従属したい韓国人は激減しており、北朝鮮主導による南北統一に恐怖を感じる者も多数いることから、おそらく日本に移住したい韓国人はこれまで以上に増えてくるものと考えられます。
日朝戦争なら「北朝鮮側につく」韓国の国民感情
今から2年半前の2017年6月、米軍は北朝鮮の山岳地帯の核施設を爆撃し、破壊するチャンスがありましたが、アメリカの世論は反対どころか全く興味がないことが露呈されたことから、トランプ大統領が北朝鮮爆撃を中止しています。
そして、2018年6月にトランプ大統領は金正恩(キム・ジョンウン)と「第1回米朝首脳会議」をシンガポールで開催し、話し合い路線に移行させたわけです。その半年後の2019年2月には「第2回米朝首脳会議」が開催され、今度は金正恩が肩透かしを受けた形で終わりました。
あの時、アメリカの衰退が始まり、朝鮮半島での覇権を失うことになったということです。アメリカは、アフガニスタンにいた米軍基地を撤退し、次にシリアの米軍基地を撤退させています。そして中東から東アジアでもそれを行おうとしています。
実際に、アメリカの経済状況は厳しく、これ以上世界に対して首を突っ込む余裕がないというのが本当のところです。まずは、国内経済を立て直さなければアメリカ国民からのバッシングを受けることになり、2020年11月に実施予定のアメリカ大統領選挙にトランプ大統領は再選できないかもしれません。
だからこそ、日本に対しても米軍は、撤退してもらいたくなければ現在の駐留費の5倍に当たる80億ドルを払うよう要求し始めています。日本政府や官僚たち、特に保守派の政治家たちも一体どうすればいいのか分からなくなっていると思います。
トランプ氏、日本に米軍の駐留経費負担4倍増を要求=米外交誌
日本政府は、国家予算から年に6000億円以上思いやり予算を拠出していますが、マスメディアの報道記事では約2500億円と報じられています。
いずれにしても、北朝鮮の金正恩の発言内容が日に日に強くなってきており、結局、この2年間のアメリカとの対話交渉は北朝鮮が勝利したことになります。アメリカを中心に、北朝鮮に対して経済封鎖や輸出入禁止などの制裁を科したところで、もう全く効き目がないのは明らかです。
北朝鮮には、中国との長い国境線と旧共産圏の東ヨーロッパ諸国との国交があり、船で物資が入って来ているのが現状です。経済制裁など何の意味もないということです。トランプ大統領は、金正恩との交渉どころではなくなっており、大人しくさせるぐらいしかできなくなっています。
|