「子どもに英語を習わせたい親」がしがちな誤解
(出典:2019年4月7日livedoorニュース)
コミュニケーションというのは、ある程度は心の「以心伝心」で成り立っているように思います。しかし、決して超能力というわけではなく、お互いに「想念が共有(シェア)」されることで方向性が決まるということです。
私がこれを発見したのは、語学スクールの経営者という職業を20年以上も続けているからです。レッスン時に、「どうすればこの方の英語力が向上するだろうか」と考えていることで相手は徐々に警戒心を解いてくるわけです。
まず、最初の瞬間が大切なのですが、前向きに考えることで可能になると思います。ところが、最初に悪い印象を持ってしまうと見事に失敗し、その後もコミュニケーションが取りづらいまま時間だけが経っていきます。
こうなると、英語力が低い/高いの問題ではなくなります。感情的にはすでに共有されているので、その上に言葉が乗っかり、そして理解へと繋がっていきます。私は、人間関係というのはすべてこのようにできていると考えています。
お互いに「想念を共有する」ことをベースに組み立てていくと、その英会話スクールは今よりも栄えることになるということです。コンビニや飲食店など全ての産業セクターでも同じであると思われます。
人が集まる場所では、基本的に「想念を共有する」ことが必要です。家庭や学校、そして会社の職場でも同じことです。私は、その場所に足を踏み入れた瞬間にそこに居てはいけないことがわかるようになりました。
それを「想念」と呼んでいる人もいますが、言葉で表現するよりもを心の在り方のことであって、それは瞬時に伝わる国である日本は、「以心伝心」をベースに今日もコミュニケーションが行われているわけです。
日本人が「黙って忖度」ばかりする根本原因
(出典:2017年6月13日東洋経済オンライン)
最近、同じ日本語を話していても全く通じ合わない人がいたり、一つの出来事に関して捉え方が完全に二つに分かれたりすることが増えているように思います。つまり、私たちが「見ている世界」が違うと感じることが、さらに物質的に体験させられているというわけです。
当然、そんなことを全く感じない日本人も大勢いますが、彼・彼女たちとは全く話が通じないのが現状です。実際に、欧米諸国や中国本土などでも多くの場合、言葉は分かるのに全く話が通じないことが多くあります。
特に、欧米人には最初に敵対心があり、その中から自分に有利なものを取り出すということが会話や態度の原点となっているように思います。結局、個人主義というのは本心を隠して交渉する外交官のようなものです。
私たち日本人から見ると外国は異様な世界ですが、過去の戦争体験(殺し合い)の蓄積がそうさせているため、過剰に防衛本能が働いているということです。本当の中身は同じなのですが、過去の歴史が日本とは異なることで、脳の遺伝子が歪んでしまっているかもしれません。
つまり、幼少期から北海道のような寒冷地域に住むと、体が寒冷に適応するようになるようなものです。これは「業」とも呼ばれていますが、日本人が留学や出張などで海外から日本を見るとはっきりと見えてくるわけです。
日本は、1万年以上も続いた縄文時代の「共存社会」が現在でも基盤になっているため、諸外国とはどうしても違ってきます。共存社会というのは、政治的、あるいは軍事的戦争(殺し合い)の場から逃げ出してきた民族に多く、大陸の中心から離れた場所で暮らしていることが多いのが特徴です。
要するに、「話が通じないことを前提に始めるか、それとも通じることを前提に始めるか」でしかないということです。
私は、朝鮮半島のルーツを持つ者や大陸(欧米、中国も含む)出身者で日本で暮らしている者が、犯罪者のような行動をとる傾向があるのは、本来は大陸の中心文明(首都)で暮らしていた祖先を持っているからであるように考えています。
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