台湾有事を画策する中国の本当の狙いは米軍をアジアから追い出すこと
(出典:2022年8月3日 @niftyニュース)
1971年10月に国連総会での決議で除名された台湾(中華民国)は国家ではなく、日本も含め世界各国は国とは認めていません。
当時、アメリカのニクソン政権が国連から台湾を外すように動いたわけです。その3ヵ月後の1972年1月には、ニクソンが中国を電撃訪問して毛沢東と会談して国交正常化を行いました。その際、「中国は一つ」という共同声明を発表しました。
だから、一つの中国という合意をアメリカが破ることはありません。ロシアにウクライナを侵攻させたように、中国に台湾を侵攻させようと引き込んでいます。
当然、ウクライナ戦争に米軍を派遣しなかったように、台湾に米軍を派遣することはありません。自分たちは戦わずして、兵器を送りつけて儲けるだけの話です。儲からなくなれば、今度は「戦争経済」を全世界で仕掛けるだけのことです。
中国は、10年以上前からいわゆる「第二列島線」を支配するための軍事的な訓練を進めてきました。現在、米軍はハワイにあるインド太平洋軍(PACOM)に兵力の約20%を集結させています。陸軍、海軍、空軍、そして海兵隊に属する約30万人の軍人を擁する統合軍です。
アメリカの貿易総額の約35%がインド太平洋軍の担当地域内にあり、その担当区域内にある中国、インド、ロシア、南北朝鮮といった世界有数の軍事力を保有する国家を監視しています。
当然、台湾や日本もその中に入っていますが、もし中国が第二列島線を支配してしまうと、アメリカ領土であるグアムよりも西側の海域を失うことになるわけです。そうなる前に、台湾は住民投票で中国と併合するかどうか決めるようです。
しかし、アメリカの世界覇権が崩壊する日は確実に近づいており、世界中に駐留している米軍基地が少しずつ撤退し始めています。アメリカも1991年のソビエト連邦のように、内部崩壊して幾つかの州に分裂するかもしれません。
FBI、ついにトランプ私邸をガサ入れ、機密文書を押収 中間選挙まで80日前に動いたガーランド司法長官の思惑
(出典:2022年8月10日 JB press)
一方、何かと話題を提供しているトランプ前大統領は、11月の中間選挙の結果によっては大きくアメリカを分断させる動きに出てくるのは間違いありません。バイデン政権の政策を恐れ、ニューヨーク州やカリフォルニア州から逃げてきた富裕層たちは、かつてのテキサス共和国に移住し終えています。
東はフロリダ州からテキサス州までは、アメリカ連邦政府から離脱し、独立して独自の国家を樹立することを目指す人たちが大勢います。「歴史は繰り返す」の格言通り、アメリカは1700年代に戻ることになると思われます。
そのためには、2024年のアメリカ大統領選挙で民主党が再び大規模な不正投票を仕掛ける必要があります。今度こそ証拠をつかんだトランプ陣営は、共和党支持者や空軍、宇宙軍を従えて、陸軍、海軍と第2次アメリカ南北戦争に引き込んでいきます。
終戦後、民主党支持者が多い東海岸やカナダはディープステートが支配する勢力に所属し、西海岸は中国人で溢れる可能性があります。だからこそ、愛国者のほとんどはテキサス州を中心とした南部に集まってくるということです。
台湾断交のニカラグア 米に反発か 中国資本で運河建設も
(出典:2021年12月10日 産経新聞)
メキシコ湾に接している南部は、石油や天然ガスの埋蔵量が高く、灌漑農業が盛んな地域です。今後、ニカラグア運河が新たに開通すればパナマ運河よりも利用率が増え、中国からさらに多くの貨物がメキシコ湾に入って来るのは間違いありません。
運河建設のための費用を出している中国政府は、ニカラグア運河を通って南米・中南米諸国との強固な関係を構築していきます。そして、北米のアメリカやカナダと対峙して、BRICs諸国中心の世界を作っていくわけです。
かつて私が住んでいたカリフォルニア州では、LGBTQUという男だか女だかよくわからない人間たちをバイデン政権が擁護するようになり、12月24日に「メリークリスマス」も言えなくなっています。代わりに「ハッピーホリデー」と言わされるのが嫌な人たちは、すでに南部に移住しています。
このことはロシア系住民が多いウクライナでも起きており、ゼレンスキー政権のネオナチに殺されるくらいなら、ロシアのパスポートを取得してロシアに移住したいと考えるウクライナ人も多いはずです。
プーチンが繰り返す「ロシアとウクライナは同じ民族」支配と独立の切っても切れない関係とは
(出典:2022年7月24日 Yahooニュース)
だから、プーチンはウクライナのEU加盟申請を認めるようになり、ウクライナを2つに分裂させています。つまり、西部の民族主義者たちをポーランド傘下に押し込んで、東西に分裂させた状態で戦争を終結させようとしています。
ウクライナ西部には、ロシアからネオナチと呼ばれる民族主義者のアゾフ大隊が存在していますが、彼らの宗教はポーランドやリトアニアと同じカトリック教徒です。だから、東部に住んでいるロシア正教徒のロシア系住民とは和解することはできません。
このような民族的・宗教的な違いによって、民族大移動が起きることは日本ではありません。なぜかと言えば、日本は島国だからです。どこにも逃げることもできず、信じている宗教や信仰もあいまいなままで生きているだけです。
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