米教育現場で広がる「禁書」、分断の火種に
(出典:2022年4月28日 日本経済新聞)
ここまで、現代日本の価値観とは全く異なる「リバタリアン」という人たちについて説明してきました。リバタリアンとは一言で言うと、開拓と独立の精神を持っている人たちのことです。
家族と共同体(コミュニティ)を大切にして、自分たちで解決するという考え方です。「大草原の小さな家」が出版されたのは1932年で、アメリカは世界大恐慌の真っ只中にありました。当時のルーズベルト大統領は、ニューディール政策で公共事業を始めています。
結局、経済政策として景気を回復することはできませんでした。8年も続いた安倍政権のアベノミクスと同じで、大胆な金融政策や機動的な財政政策、そして民間投資を喚起する成長戦略(規制緩和)で国会議員が国家予算の一部を中抜きしているのは明らかです。
1929年のウォール街大暴落以降、世界中で続きた経済恐慌は第二次世界大戦後まで15年もかかり、それから急激に景気回復が始まりました。「大草原の小さな家」を出版した女性作家ローラ・インガルス・ワイルダーは、徹底してルーズベルト政権の政策に反対でした。
バイデン政権というのは、貴重な文学作品でさえ分断するためのツールに利用されており、90年前のルーズベルトも安倍晋三も国を分断するために政府のトップに据えられたことは間違いありません。
イーロン・マスクとスティーブ・ジョブズが読んだ「危険な思想書」
(出典:2022年12月19日 Yahooニュース)
その後、ローラにつづくリバタリアンの教科書として、女性作家アイン・ランドが1957年に出版した「肩をすくめるアトラス」があります。読むとわかることですが、日本とアメリカでは政府や大企業に対しての反応が全く違います。
日本人は、ドラマ「おしん」のように社会制度に不満があってもひたすら我慢しますが、アメリカのリバタリアンたちは逆に全てのことを自分たちで決めています。資本主義に対しても、アメリカではそれぞれの立場で解釈されています。
だから、世界経済フォーラムにすり寄り、「新しい資本主義=新しい共産主義」などと言っている岸田文雄などただの売国奴であり、国賊そのものということになります。そして、その手先である日本の国会議員や大企業、自治体などのサラリーマンたちも淘汰される必要があります。
浅い後退か大不況か、世界経済の「最悪シナリオ」 23年は異変の大波が実体経済に押し寄せる番だ
(出典:2022年12月19日 東洋経済ONLINE)
今年は、景気後退がやってきて実体経済が機能しなくなり、金融危機で金融市場が崩壊していくことになれば、どうしても自給自足で野菜を栽培したり、木材を薪にしてエネルギーにするしかありません。
つまり、商品やサービスを提供するだけでは生活できないので、自分たちで生活に必要なものを調達することになるわけです。農家は余った米や野菜を肥料にし、酪農家は余った牛乳を加工して長期的に備蓄できるチーズに加工することになります。
だから、語学スクール経営者も情報リテラシーを教えて、人々の生活を守るために知恵を経験を伝えることになるわけです。高度経済成長期以降の経済では、「必要ないものが売れ、必要あるものが売れない」時代でありました。
新型コロナが日本の劣化を助長した理由 新型コロナと既得権益の暗闇~異端のススメ~
(出典:2022年9月10日 Wedge ONLINE)
当たり前の人間の生き方ではないので、金融経済システムが崩壊すると私たちは自然に放り出されてしまうことになります。そうなると、便利な世界ではなくなり、全てきれい事では済まなくなるということです。
しかし、これからもっとゆったりと生きていけるようになるので、母親は子どもたちへ自然な子育てをすることができるようになります。戦前までのコミュニティの生活に戻り、父親は農作業や狩りで食べ物を持って帰ってくるという生活です。
こういう話をすると、とにかく否定する人たちがいますが、そもそも詐欺師だらけの世の中では人生が楽しいわけがありません。カネのことしか考えていない人間は、いつまでも価値のない法定通貨を追ってください。
50歳になってようやく日本社会に変化が起き始めましたが、社会を行動力で変えていくのが若い世代の役目です。より良い世の中にするために、私は戦略や戦術は惜しみなく提供しますが、未来をつくるのは私ではありません。
ひとり一人の役割や使命に気づいてもらえるように、私は語学スクール運営でのコラム、メッセージ、SNSのツイート、そしてワークショップなどで国内外の現状(今、起きている本当のこと)を伝えています。
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