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アメリカで増え続ける「Qアノン」の支持者② 「悪事を働く政治家や捜査官を起訴・逮捕」

更新日 2019/12/25

 

モンタナ州まで行って直撃「Qアノンの正体」とは?
2018年9月11日のウェッジインフィニティへのリンク画像です。

 

前回の続きですが、「Qアノン」が行った投稿の一部を紹介したように、トランプ政権下で進行している様々な事態に関する投稿が多い、というのが特徴です。

 

その中でも注目すべきは、ドナルド・トランプはある勢力から大統領になるように依頼され、その役割こそ腐敗したワシントンD.C.内部のディープステート(軍産複合体)を徹底的に浄化することである、と投稿していることです。

 

そして、トランプ大統領を守っているのが腐敗していない唯一の組織である「海兵隊」で、「米軍内の情報機関」と「諜報機関CIA(中央情報局)・FBI(連邦捜査局)との間で、水面下で覇権闘争(殺し合い)が繰り広げられているというわけです。

 

この動きを背後で指揮をしているのが、「DIA(国防情報局)」長官の更迭されたマイケル・フリン中将で、2017年11月にトランプ大統領が13日間という長期間の日本を含むアジア各国の外遊時には、実際に多くの人物が起訴され、逮捕されたと報道されていました。

 

「Qアノン」は、「トランプ大統領の帰国後はこれまでとは異なったアメリカになるはずだ…」と投稿しており、トランプ大統領の身の安全が保証されていることを主張しています。実際に、外遊中のトランプ大統領の身の安全は、海外に駐留する米軍と海兵隊によって守られているということです。

 

https://qanon.pub/

 

これが「Qアノン」の初期の投稿内容ですが、投稿した全ての問題がある者が起訴・逮捕されているわけではなく、完全に外れている内容もあります。それでも「Qアノン」の信者の数は増える一方です。

 

そもそも、「Qアノン」とは一体何者なのかと言えば、どう考えてもトランプ政権のホワイトハウス内部にいる人物ではないと分からない情報があまりに多く、トランプ大統領のツイッターもそうした証拠となるように思います。

 

実際に、トランプ大統領のツイート投稿の前日や数時間前に、その内容を示唆するリークが「Qアノン」から出ています。

 

さらに、テロ事件や大きな政治的な出来事が起こる前にそれを示唆する投稿もあり、「Qアノン」が投稿した数分後にトランプ大統領はよく似た内容をツイートすることもありました。これまで確認されただけでも15件以上もあったことが確認されています。

 

「Qアノン」の投稿が始まってまだ2年程度ですが、一部中断していた期間があった以外はほぼ毎日「Qアノン」は投稿しています。日本でもQ Army(翻訳者)まで存在しており、Twitter上には多くの支持者がいます。

 

最近の「Qアノン」の投稿については、簡単に内容をまとめておきます。例えば、アメリカを支配しているのは、「ロスチャイルド家」、そしてサウジアラビアの「サウド王家」と投稿しています。また、「ディープステート」を支配しているともしています。

 

さらに、マスメディアが報道する内容は「フェイクニュース」であり、CIAの「モッキングバード作戦」が行われていると投稿されています。基本的に、報道の操作を図った作戦ですが冷戦期の1950年代に始め、今も続いていると言います。

 

CIA、米主要メディアと強固な協力関係…偽ニュース流布で軍事介入、職員が記者活動も
2017年4月15日のビジネスジャーナルへのリンク画像です。

 

要するに、CNNやNew YorkTimesなどの大手マスメディアに所属するジャーナリストを誘導し、政治や外交などに関するCIAの見解を広める手助けをさせたというわけです。

 

現在、その中心的なメディアはCNNではなくなり、「Weekly CIA」とも呼ばれる「Newsweek(ニューズウィーク誌)に代わりつつあります。

 

トランプ政権を支える陰謀論「QAnon」とは何か(ニューズウィーク誌)
2018年8月6日のニューズウィークへのリンク画像です。

 

そして、日本に関係のある話題として、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)はCIAのエージェントであり、世界経済が悪化した時に「戦争経済」が必要になる時を想定して作られた、とも投稿しています。

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