关于政治解决乌克兰危机的中国立场 (ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場)
(出典:2023年2月24日 中華人民共和国外交部)
2022年2月24日に始まったウクライナ戦争からちょうど1年後、中国はウクライナの主権や領土、そして停戦案などについて発表しました。
また、核兵器の使用や原子力発電所への攻撃に反対したことで、ウクライナのゼレンスキー大統領は習近平主席との首脳会談に前向きな姿勢を見せたと報道されています。それに対して、アメリカのバイデン政権は反発を強めています。
プーチンと会った中国外交トップ王毅 こんなビビった顔は見たことがない
(出典:2023年2月23日 Yahooニュース)
その2日前、中国の王毅・外務大臣がモスクワを訪問し、プーチン大統領と会談する前にも公式ホームページで文書が発表されています。その内容は、アメリカの外交政策を批判する異例なものとなっています。
これまで国営メディアの環球時報などは、社説でバイデン政権の外交政策を批判することがありましたが、中国政府は穏便な外交姿勢を示してきました。しかし、今回はアメリカによる外国への内政干渉やウクライナ戦争の責任者と非難するなど、珍しく激しく意見を述べているわけです。
実際に、アメリカのディープステート(影の政府=DS)は、中東諸国やウクライナを含む旧ソ連圏でクーデターを起こしており、世界中で紛争や戦争を引き起こしてきたのは事実です。また、自分から戦争を仕掛けておきながら、西側諸国を引き連れてロシアへの経済制裁を課しています。
このような真相について、日本のメディアは一切報道していませんが、英語圏やスペイン語圏、そして中国語圏、そしてロシア語圏の報道記事を読んでいると、アメリカは悪事の限りを尽くしてきました。
米国のファーウェイ潰し、かつて日本も同じ目に遭った
(出典:2020年3月30日 日刊ゲンダイDIGITAL)
アメリカは、世界の覇権国である立場を悪用し、戦前やバブル崩壊前の日本にも輸出規制を行ったり、一方的に経済制裁を課してきたことは少し調べればわかることです。近年、アメリカは中国に対しても輸出規制を行っており、そのことを中国がはっきりと文書にしました。
ひいき目に見ても、これまでアメリカは国際法を自分(自国ではない)に都合よく解釈したり、国際ルールなどと自分の利益になるように散々邪魔してきたのは明らかです。だから、中国政府はあらゆる分野で自国民の不利益になることを説明しています。
もはや公式文書ではないほどアメリカを批判する中国政府の言い分は、アメリカと決別することを明確にしており、諸外国にもアメリカ中心の国際秩序から離脱するよう説得しているようにも見えてきます。
戦後、アメリカは「民主主義と人権を促進する…」という名目で、日本を含む世界各国に有害なグローバリズムを拡散させてきました。実際に、ハリウッド映画やマクドナルドなどの食文化は、世界中の人々が受け入れていますが、基本的に「安い、便利、身体に悪い」だけであったことが明らかになりつつあります。
果たして、アメリカ的な民主主義(アメリカン・デモクラシー)は、本当に日本人を幸せにしたのでしょうか?20年以上もアメリカで生活した私からすると、50歳になってようやく古来からの日本文化(アニメやマンガなどではない)のほうが優れていると感じるようになりました。
バイデン氏「民主主義国は強くなった」「ロシア勝利は絶対にない」…侵略1年を前に演説
(出典:2023年2月22日 読売新聞)
結局、アメリカ人のように気に入らなければすぐに裁判を起こす日本人が増え、何も解決しない状態が続いています。このように、世界中で混乱をもたらしているのはアメリカ的な民主主義のほうです。
アメリカ的な民主化では、実は本当の意味で民主化が達成されていないわけです。例えば、北アフリカや中東諸国で起きた「アラブの春」はDSによるクーデターであり、右派政権を転覆させてさらに貧しくさせています。
当然、歴史の教科書ではそのような目線で書かれておらず、テレビや新聞も「アメリカが正しい」という目線で報道しています。しかし、日本が30年以上も経済成長することを阻止し続け、日本人を貧しくさせたのは間違いなくアメリカです。
そして、未だにワクチン接種の有効性やウクライナ軍の優勢という嘘をつき続けており、世界中の人々を騙しています。今後、メディアが報道する「民主主義の勝利」の本当の意味が暴かれ、日本人ひとり一人がどうしていいのかわからなくなっていきます。
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