トランプ大統領、非核化求める上でスピードはそれほど重要でない
ベトナムのハノイで2回目の米朝首脳会議が開催されました。トランプ大統領も金正恩委員長も成功を必要としていることが確認できました。
アメリカのトランプ大統領は「東アジアからの米軍の撤退」、一方の北朝鮮の金正恩委員長は「経済的な豊かさの供給」、この2つの均衡をどのようにつくっていくのかが焦点となっているように思います。
結局、北朝鮮側の核ミサイルの実験禁止で手を打つことになるわけですが、今後10年も核ミサイル実験をしなくなれば、ミサイルが老朽化するのは明らかで、また核爆弾も使いものにならなくなります。
さらに、10年後の2030年では世界情勢の枠組みそのものが変化している可能性が高く、米軍が全世界から撤退することで、むしろ日本は核武装している可能性もあります。中国とロシア、そして核武装化した朝鮮半島からの圧力に対抗するためにはそうせざるを得ないわけです。
しかし、それどころではない展開の方が断然リアリティーがあります。例えば、7年にも及ぶ安倍政権による政策によって、まずは国家債務不履行(デフォルト)、そしてその後もこのような政治権力が続けば、世界の最貧国になりかねません。
10年後は、日本は今の北朝鮮のようになっているかもしれません。少なくても、安倍首相が4期を目指すということはそうなる可能性が上がるだけです。なぜなら、野党も不祥事ネタを全てつかまれており、何も抵抗できないからです。
実際に、日本が国力を失っていくことは欧米諸国、中国、朝鮮半島にとって極めてありがたいことで、このまま安倍政権を長持ちさせたいとさえ考えているかもしれません。日本の指導者が売国奴で困るのは日本国民だけであって、日本以外の周辺諸国は全て利益を得ることができるということです。
このまま北朝鮮がアジアの最貧国から脱することができれば、次はむしろ日本がアジアの最貧国になるかもしれません。いずれにしても、現政権が今後も続くことになればそうなる可能性が極めて高いことは明らかです。
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