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新元号が「令和」と決まったそうですが、菅義偉官房長官は4月1日午前11時41分、新元号を「令和」と発表しました。
日本最初の元号とされる「大化」から数えて248番目となる新元号の出典を、「万葉集」巻五、梅花の歌三十二首の序文から取ったそうです。立命館大の白川静名誉教授の本「字通」によると、「令」とは、「礼冠をつけて、跪いて神意を聞く人の形。神官が目深に礼帽を著けて跪く形。神意を承ける象」という意味があるそうです。
日本では、八百万の神々に日々、世界の恒久平和と繁栄を祈っておられる神官の最高位・天皇陛下を意味していると言います。鈴も初めは「令」に従って鈴に作り、神を降ろし、神を送る時に用います。
いつものように、元号が変わることで人々の関心が引き寄せられてつつあり、日曜日には統一地方選第一弾が投開票日を迎えています。私たち有権者が、政治問題に関心を集中させなければならない時期に、人々の関心を政治から逸らせようとしているようにも感じます。
今や元号は、政治家たちが勝手に決めるものであり、西暦への換算が面倒になるだけで、事務処理も煩雑になり、ほとんど有益性がないように思います。私としては、いっそのこと新元号を西暦にし、2019年から始めてもらいたいと考えています。
そもそも、新元号の発表を4月1日にしたことで「エイプリルフール」にはフェイクニュースが流布されることになっています。新元号を発表しておきながら、5月1日には別の元号を発足させることが検討されている可能性もあります。
新元号の「令和」の「令」というのは「律令」の令で、律令に和せよ、という命令のように感じてしまいます。上から目線の押しつけで「上（政治家、官僚）の命令をよく聞き、下の者たち（国民、大衆）はもっと働け」という意味にしか聞こえないわけです。
テレビや新聞などのマスメディアでは、安倍政権と皇室が対立しており、宮内庁担当の新聞記者たちは、そのことを記事にしようとすると必ず上司が却下すると言われています。美智子皇后は、安倍首相に、「あなたたちは、憲法を改正して、また戦争をする気ですか？」と、厳しくご叱責されたという話があります。
安倍政権は、新天皇に「令和」という元号を与えましたが、天皇が崩御された後の諡号は、令和天皇となります。しかし、新天皇はこれを嫌うことになりかねません。 それなら、新天皇は自分の呼び名を「浩宮徳仁」という諱をそのまま使い、徳仁天皇と国民から呼ばれるようにさせるかもしれません。
イギリスでは、キングやクイーンの後に名前が付いています。現在の国王クイーン・エリザベス2世はエリザベス・ウインザーです。昭和天皇も外国からは「エンペラー・ヒロヒト」と呼ばれていました。今上天皇も「エンペラー・アキヒト」と呼ばれることになりそうです。
だからこそ、元号も同時にを私たちの生活から外すことも検討するべきだと思うわけです。あの中国でさえ、中華民国（1912年1月1日）成立の時から年号を消滅させましたが、問題はないようです。
グレゴリオ暦を天文学の最新の計測で計り直した 現在の西洋暦（キリスト生誕は紀元前6年と調整済み）を使い、いずれにしても日本人は、世界の言うことを聞かなければならないわけです。そのあたりの構造は何も変わることはないように思います。
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