第三次世界大戦は不可避か。米国が戦争を始めるしかない裏事情
(出典:2021年1月7日 MAG2 NEWS)
前回、キリスト教徒、つまりクリスチャンの現状について書きましたが、当然、カトリックとプロテスタントの違いは大きいと思います。カトリック信者が本当のクリスチャンではないことは、これから明らかになるはずです。
別にプロテスタントのほうが上というような話ではなく、カトリック系の上智大学や聖心女子大学などを支配しているのは「イエズス会」であり、本来のキリスト教徒とは異なるということです。
実際に、プロテスタントの国であるアメリカの福音派(多数派)には、聖書に書かれている世界最終戦争(ハルマゲドン)が訪れることを願っているような人々もいます。しかし、本当にヨハネの黙示録のような世界になって欲しいとは思っていないのかもしれません。
アメリカ大統領選挙の投票日に、イタリアからドミニオン社の投票システムを遠隔操作してバイデンを有利にしたことが明らかになっています。具体的に言えば、隣にあるバチカンのローマカトリック教会の仕業であるということです。
バチカン銀行元総裁、公金横領と資金洗浄で禁錮8年11月
(出典:2021年1月22日 msnニュース)
一方、イギリス王室傘下のイギリス国教である「聖公会」もディープステート(DS)の中心的な勢力です。戦後、GHQは日本政府に命じて日本のキリスト教を管理するために、カトリックとプロテスタントを競争させようとしました。
同じ神や聖書を信じる人々が内部で罵り合いをやっていたということで、当時、多くの信者たちから白い目で見られていたと言われています。ちなみに、仏教では基本的に他宗を批判しないということが鉄則となっているようです。
鉄則というよりは「掟」に近く、京都総本山の浄土宗や浄土真宗、日蓮宗などは僧侶の話を聞いてても、他宗教の批判をしないことは有名です。そういう意味では、キリスト教会よりも仏教界のほうが印象がいいと思います。
米、パレスチナ支援復活へ 「2国家共存」支持
(出典:2021年1月27日 日本経済新聞)
さて、「善」であるはずのドナルド・トランプが理想としている世界とは、聖書ヨハネの黙示録にある「世界最終戦争(ハルマゲドン)の実現」であるように思います。なぜかと言えば、世界中のイスラム教徒が猛反対する中でエルサレムをイスラエルの首都と認知させたからです。
2017年12月、トランプがエルサレムを首都に認定したのは、これから聖書に書かれている預言(予言ではない)通りの中東大戦争を起こし、最終的にイスラエルを「世界政府」の首都にするということです。
このような福音派的な思想は、政治や経済の合理性など全く考えられていることなく、妄想のように感じてしまいます。聖書を読んだことがない日本人のほとんどは、「宗教は怖い…」と思ってしまうはずです。
ところが、アメリカ国民の多くはそれを支持しており、「最後は本当のクリスチャンだけが生き残る」と信じて疑わない福音派の人々の存在は、日本では考えられないほど世界中で受け入れられているわけです。
歴史を振り返ってみると、イエスの時代の2000年前からキリスト教徒は弾圧されてきました。日本でも各地で「隠れキリシタン」がいましたが、幕府から踏み絵を踏まされ、多くの人が処刑されてきたことは歴史の教科書などでご存知だと思います。
プロテスタントの福音派の人たちが主張している、聖書に忠実な解釈というのは「キリスト教徒以外の人は全員救われない…」という意味でもあります。実は、私もアメリカに住んでいた22年前まで福音派のバプテスト教会に日曜日だけ通っていました。
その際に、私が感じたことはそこまでの強い主張ではなく、とにかく「イエスを救い主と信じるかどうか」という点であったように思います。教会によって聖書の解釈が少し異なるとは思いますが、そこまで極端な雰囲気はなく、むしろ日本のマスメディアが誤訳しているような印象を受けます。
例えば、中国や北朝鮮がアメリカに核ミサイルで攻撃したとしても、アメリカが同じ核ミサイルで報復するかと言えば、それは聖書の解釈とは少し違う部分があると思います。
特に、英語を勉強している人は、古本屋などで100円で販売されている新約聖書を買って読んでおくべきです。実家が仏教や神道であっても、教養として西洋文明の基礎である聖書は読んでおきましょう。
コリントの信徒への手紙一 - 章 13
(出典:Word Project)
ちなみに、私が聖書の中で最も好きな箇所は「コリントの信徒への手紙一の13章です。また、今回のコラムのテーマとしている「報復」について、マタイによる福音書第5章39節ではイエスが「反撃をしないように」とあります。
マタイによる福音書 - 章 5
(出典:Word Project)
39 しかし、わたしはあなたがたに言う。悪人に手向かうな。もし、だれかがあなたの右の頬を打つなら、ほかの頬をも向けてやりなさい。
この箇所は有名ですが、言っていることはインドのマハトマ・ガンジーのような非暴力と不服従とほとんど同じです。だから、トランプや福音派の支持者たちが主張する「ハルマゲドン」は間違っているということです。
様々なことで人知を超えている今だからこそ、私たちには神仏の支えが必要なのかもしれません。何も教会や寺に行かなくても、常に目に見えないハイヤーセルフの存在に気がつくことができれば、今後の人生は楽しいものとなるはずです。
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